サクランとは? わかりやすく解説

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サクラン【sacran】

読み方:さくらん

多糖類の一。硫酸基をもち、約11種類単糖類構成される日本固有のスイゼンジノリという藍藻類から初め抽出された。巨大な分子量をもち、自重の約6000倍の吸収できる。そのため、化粧品保湿剤として利用される


さく‐らん【錯乱】

読み方:さくらん

[名](スル)入り乱れて秩序がなくなること。ごちゃごちゃになること。特に、感情思考混乱すること。「考えが—する」「—状態」

[補説] 書名別項。→錯乱


さくらん【錯乱】


サクラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/14 22:27 UTC 版)

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サクラン (sacran) とは、硫酸化多糖類の一つで、日本固有種のスイゼンジノリ (Aphanothece sacrum) から水酸化ナトリウム水溶液により抽出され、特性が調べられた[1]

サクランの重量平均分子量は静的光散乱法(絶対法)で 1.6 x 107 g/mol、ゲル透過クロマトグラフィー(プルラン換算:相対法)により 2.0 x 107 g/mol と見積もられている[2]。現実的には原子間力顕微鏡によりサクラン分子が 13 μm の長さを持つことが直接観察されている。天然分子で 10 μm 以上の長さにも達するものを直接観察した例はこれが初めてとされる。

サクランという名称はスイゼンジノリの種名の語尾を多糖類の意味の "-an" という接尾後に変換したもので、北陸先端科学技術大学院大学の金子と岡島らによって名付けられた。現在もその金属吸着性や高保水性などに関する研究が進められており、吸水高分子として応用が期待されている。特に最近ではレーヨンとの混合紡糸により開発された高保湿性の新繊維サク・レが注目されている[3]

脚注

  1. ^ Okajima, M. K.; Bamba, T.; Kaneso, Y.; Hirata, K.; Fukusaki, E.; Kajiyama, S.; Kaneko, T. "Supergiant Ampholytic Sugar Chains with Imbalanced Charge Ratio Form Saline Ultra-absorbent Hydrogels." Macromolecules 2008, 41, 4061-4064. DOI: 10.1021/ma800307w
  2. ^ 糖残基の分子量を 160 とすると、サクランの分子量は約10万単位分に相当する。同様に糖残基の長さを 0.5 nm とするとサクランの最大伸張時の長さは 50 μm に達すると予想されている。
  3. ^ 「天然繊維に新風、保湿性抜群 超!しっとり新繊維” (日本語). JAIST 北陸先端科学技術大学院大学. 2020年1月14日閲覧。

外部リンク

  • [1] - JAIST ニュースリリース
  • [2] - JAIST 金子研究室
  • [3] - グリーンサイエンス・マテリアル株式会社



サクラン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:40 UTC 版)

臨機応変マン」の記事における「サクラン」の解説

マナーの悪い花見客らの行動錯乱した桜の木たちが合体して誕生した怪獣変身パターンその24番ライバルスタイル」で応戦サクラと名がつけば直接関係のない攻撃もしてくる為苦戦したが、桜前線引っ張ってきて五分咲きのサクランのを散らすなどしたらあっさり降参した

※この「サクラン」の解説は、「臨機応変マン」の解説の一部です。
「サクラン」を含む「臨機応変マン」の記事については、「臨機応変マン」の概要を参照ください。

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