コンピュータグラフィックスメタファイルとは? わかりやすく解説

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コンピュータグラフィックス・メタファイル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/20 09:18 UTC 版)

メタファイル」の記事における「コンピュータグラフィックス・メタファイル」の解説

コンピュータグラフィックス (CG) の画像データベクター画像)を保存する形式一つである。画像そのものではなく直線矩形といった図形描画命令記録するのが特徴ラスター画像データ (ビットマップ) を内部に含むことができるものも存在する通例メタファイルは、オペレーティングシステム (OS) の描画API経由したグラフィックス描画命令コマンド)を、モニタープリンターといったハードウェアデバイス(に関連付けられているメモリ内のデバイスコンテキストではなくファイル出力し記録する画像再現するにはそのファイル記録され描画命令実行すれば同じ画像得られる。ただし、グラフィックス描画命令グラフィックス描画エンジンOS間の互換性がなく、結果としてメタファイルにも互換性がないことがある例えば、MacintoshメタファイルであるPICT(の一部)とOS/2のメタファイルには互換性がないし、WindowsX Window Systemにも互換性がない。 プリンターレベルで描画制御する言語プリンター制御言語ないし ページ記述言語 (PDL) と呼ぶが、PDL一種であるPostScriptは特に広く用いられたためあたかもメタファイルのような扱いを受け、文書コンピュータ上でやりとりするためのデータ形式としても用いられた。3DMFはMacintoshQuickDraw 3Dにおけるメタファイルであるが、3Dモデルデータ形式としても広く用いられた。 Windowsでのグラフィックスメタファイルの代表的なものとしては、Graphics Device Interface (GDI) API対応するWindows Metafile挙げられるプラットフォーム非依存2次元コンピュータグラフィックスメタファイル標準規格としては、Computer Graphics Metafile (CGM) やScalable Vector Graphics (SVG) が挙げられる3次元コンピュータグラフィックスCAD使われるファイル形式多数存在するが、いずれも3次元空間における頂点あるいは面の位置情報法線情報などを記録するメタファイルである。代表例としてWavefront OBJDXF挙げられるそのほかMicrosoft Wordドキュメントファイル (.doc/.docx) やアドビシステムズPortable Document Format (PDF) などもメタファイル一種である。

※この「コンピュータグラフィックス・メタファイル」の解説は、「メタファイル」の解説の一部です。
「コンピュータグラフィックス・メタファイル」を含む「メタファイル」の記事については、「メタファイル」の概要を参照ください。

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