グレミャーシチイ (大型ミサイル艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/28 03:23 UTC 版)
| グレミャーシチイ OS-315 |
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| 1983年10月26日に撮影された 親衛大型対潜艦グレミャーシチイ |
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| 艦歴 | ||
| グレミャーシチイ Гремящий |
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| 起工 | 1958年2月25日 A・A・ジュダーノフ記念工場 | |
| 進水 | 1959年4月30日 | |
| 竣工 | 1960年6月30日 | |
| 所属 | ||
| 退役 | 1987年6月17日 | |
| OS-315 ОС-315 |
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| 改称 | 1988年8月25日 | |
| 所属 | ||
| 除籍 | 1991年10月2日 | |
| 要目[1] | ||
| 艦種 | 大型ミサイル艦[2] | |
| 艦型 | 57-bis型 57-A型 |
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| 工場番号 | 771 | |
| 排水量 | 基準排水量 | 3500 t |
| 満載排水量 | 4192 t | |
| 全長 | 139 m / 130 m(水線長) | |
| 全幅 | 14.9 m / 13.9 m(水線長) | |
| 喫水 | 4.47 m / 4.47 m(水線長) | |
| 機関 | ギアード蒸気タービン機関TV-8 | 2 基 |
| 蒸気ボイラーKV-76 | 4 基 | |
| 合計出力 | 72800 hp 53500 kWt |
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| スクリュー | 2 基 | |
| 電源 | タービン発電機 | 2 基 |
| 供給電力 | 53500 kWt | |
| ディーゼル発電機 | 2 基 | |
| 供給電力 | 300 kWt | |
| 速力 | 34.5 kn | |
| 航続距離 | 3060 nm/18 kn(巡航速度) | |
| 行動期間 | 10 日間 | |
| 乗員 | 士官 | 21 名 |
| 水兵 | 269 名 | |
| 武装 | 艦対艦ミサイル単装発射機SM-59-1A | 2 基 |
| 艦対艦ミサイルKSShch | 12 - 16 発 | |
| 57 mm4連装高角砲ZiF-75 | 4 基 | |
| 30 mm連装機関砲AK-230 | 4 基 | |
| 3連装魚雷発射管TTA-57-bis | 2 基 | |
| 16連装対潜ロケット弾発射機RBU-2500「スメールチ」 | 2 基 | |
| 対潜ロケット弾RGB-25(RBU-2500) | 128 発 | |
| 指揮機 | 戦闘情報統禦装置「プランシェート57」 | |
| 電探 | 汎用捜索電探MR-300「アンガラー」 | 1 基 |
| 水上捜索電探「リーフShch」 | 1 基 | |
| 航法電探「ネプトゥーンM」 | 1 基 | |
| 射撃管制装置 | 射撃管制レーダー「キパリース」(対艦ミサイル用) | 2 基 |
| 射撃管制レーダー「フートB」(高角砲用) | 2 基 | |
| ソナー | GS-572「ペガース2」 | |
| 電子戦装備 | 電子戦対抗装置「ビザーニ4」 | |
| 電子戦対抗装置「クラープ11」 | ||
| 電子戦対抗装置「クラープ12」 | ||
| 音響警備装置 | ||
| 測距儀 | 指揮測距所SVP-42-50 | 1 基 |
| 通信機 | 装備一式 | |
| IFF | 装備一式 | |
| 搭載機 | Ka-15M | 1 機 |
| 脚注 | ||
グレミャーシチイ(ロシア語: Гремящийグリミャーシイ)は、ソ連で建造された大型ミサイル艦(Большой ракетный корабль)である。艦名は「轟く、鳴り響く」といった意味のロシア語の形容詞で、大祖国戦争中の武勲艦を記念した名称である。そのため、現役期間中は親衛旗を掲揚し、親衛艦を称していた。
概要
グレミャーシチイは、57-bis型艦隊水雷艇の2番艦として建造された。工場番号は771号艦で、1957年12月17日付けで海軍に登録された。1958年2月25日にはレニングラード(現サンクトペテルブルク)のA・A・ジュダーノフ記念工場(現セーヴェルナヤ・ヴェールフィ)で起工、1959年4月30日に進水、1960年6月30日には竣工し、同年12月19日付けで北方艦隊に編入された。
1966年から1968年12月29日の間にレニングラードで57-A型への改修工事を受けた。この結果、1969年1月20日付けで種別を大型対潜艦(Большой противолодочный корабль)に変更された。
1970年5月14日から27日にかけては、キューバのハバナとシエンフエーゴスを訪問した。1971年10日から15日にけては、ノルウェーのオスロを訪問した。続いて同年9月21日から26日にかけては、オランダのロッテルダムを訪問した。また、この年には実戦任務のため中東へ派遣され、エジプトを軍事的に支援した。
1987年6月17日には退役し、武装解除の上で試験船(Опытовое судно)に種別を変更された。 1988年8月25日には、名称もOS-315(ОС-315オーエース・トリーッツァチ・ピトナーッツァチ)に変更された。
資金資産局への引渡しと解体・売却のため、1991年10月2日付けで除籍された。その後、1994年にインドの民間企業に売却され、解体された。
関連項目
- 航洋砲艦グレミャーシチイ(グロズャーシチイ級)
- 駆逐艦グレミャーシチイ(グネフヌイ級)
- 駆逐艦グレミャーシチイ(ソヴレメンヌイ級)
- 駆逐艦グレミャーシチイ(ソヴレメンヌイ級)
外部リンク
- Эскадренный миноносец пр. 57-бис "Гремящий" (ロシア語)
- Сайт «АТРИНА» • Эскадренные миноносцы пр.57-бис типа «Гневный», Krupny class (ロシア語)
- Военно-Морская Коллекция → Корабли → Россия/СССР → БРК Проект 57бис (ロシア語)
- Энциклопедия кораблей /Эсминцы /57-бис Гневный (ロシア語)
- Тип «Гневный» (проект 57-бис) / Военный портал (ロシア語)
- TARGET&ЗВО / "ПЕРЕГНАТЬ, НЕ ДОГОНЯЯ" (ロシア語)
- グレミャーシチイ_(大型ミサイル艦)のページへのリンク