クサユタカ【クサユタカ】(飼料作物)
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登録番号 | 第13189号 |
登録年月日 | 2005年 6月 22日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | クサユタカ よみ:クサユタカ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 上原泰樹、小林陽、古賀義昭、太田久稔、清水博之、三浦清之、福井清美、大槻寛、小牧有三、笹原英樹、堀内久満、奥野員敏、藤田米一、後藤明俊 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「中国105号」に「北陸130号」(後の「オオチカラ」)を交配して育成された固定品種であり、育成地(新潟県上越市)における成熟期は中生の中、草型が穂重、精玄米千粒重が極大の飼料向きの水稲、粳種である。草型は穂重、稈長は中、細太は極太、剛柔は剛、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度はやや密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は白、芒の有無と多少は稀、芒長は極短、芒色は黄白-黄である。玄米の形はやや細長、大小は極大、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重は極大、玄米の見かけの品質は下の下、香りは無、腹白の多少は多、食味は中の中である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は中生の早、成熟期は中生の中、障害型耐冷性は弱、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重はやや大、収量は多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-a,k、穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病圃場抵抗性はやや弱、しま葉枯病抵抗性品種群別は日本水稲型(+)、ツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群である。アミロース含量はやや高、蛋白質含量はやや低である。「オオチカラ」と比較して、穂発芽性が難であること、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,kであること等で、「キヌヒカリ」と比較して、草型が穂重であること、精玄米千粒重が大きいこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-a,kであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に農林水産省北陸農業試験場(現独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構、新潟県上越市)において、「中国105号」に「北陸130号」(後の「オオチカラ」)を交配し、平成2年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年に特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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