クサホナミ【クサホナミ】(飼料作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11233号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | クサホナミ よみ:クサホナミ |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井邊時雄、坂井真、佐藤宏之、田村和彦、堀末登、中川宣興、安東郁男、高舘正男、平澤秀雄、石井卓朗、飯田修一、前田英郎 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「アケノホシ」に「中国113号」を交配して育成された固定品種であり、育成地(茨城県つくば市)における成熟期は極晩生、葉いもちほ場抵抗性が強、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)の飼料向きの水稲、粳種である。草型は極穂重、稈長は長、細太は極太、剛柔は極剛、止葉の直立の程度は極立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度は極密、穂軸の抽出度は短、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は稀、穎色は黄白、ふ先色は黄褐、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小は中、粒色は淡褐、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は下の上、光沢はやや良、香りは無である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は晩生の早、成熟期は極晩生、穂発芽性はやや易、耐倒伏性は強、脱粒性は難、地上部全重は極大、収量は極多である。穂いもちほ場抵抗性及び葉いもちほ場抵抗性は強、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)である。「タカナリ」と比較して、稈長が長いこと、成熟期が遅いこと等で、「はまさり」と比較して、草型が極穂重であること、穂長が長いこと、玄米の形が円いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成6年に中国農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、広島県福山市)において、「アケノホシ」に「中国113号」を交配し、8年に農業研究センター(現独立行政法人農業研究機構、茨城県つくば市)にて個体選抜、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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