クサノホシ【クサノホシ】(飼料作物)
登録番号 | 第11359号 | |
登録年月日 | 2003年 8月 19日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | クサノホシ よみ:クサノホシ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 根本博、飯田修一、前田英郎、石井卓朗、吉田泰二、中川宣興、坂井真、星野孝文、岡本正弘、篠田治躬 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、出願者所有の育成系統「多収系175」に「アケノホシ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(広島県福山市)における成熟期は晩生の晩、収量が極多の飼料向きの水稲、粳種である。草型は極穂重、稈長は長、細太はやや太、剛柔は剛、葉身毛茸の有無と多少は中、止葉の直立の程度は立、葉身及び葉鞘の色は濃緑である。穂長はやや長、穂数は少、粒着密度は密、穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白~黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少は無である。玄米の形はやや円、大小はやや大、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重は大、玄米の見かけの品質は下の上、香りは無、腹白の多少は多である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期は晩生の早、成熟期は晩生の晩、穂揃日数は中、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、収量は極多である。いもち病推定遺伝子型はPi-ta2、b、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。「日本晴」と比較して、草型が極穂重であること、穂数が少ないこと、収量が多いこと等で、「ホシユタカ」と比較して、玄米の形が円いこと、玄米が大きいこと等で、「クサホナミ」と比較して、ふ先色が黄白-黄であること、精玄米千粒重が大きいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に中国農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、広島県福山市)において、出願者所有の育成系統「多収系175」に「アケノホシ」を交配し、平成2年に雑種第3代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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