キャラクターとしてのラム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:26 UTC 版)
「ラム (うる星やつら)」の記事における「キャラクターとしてのラム」の解説
作品の人気キャラクターであるラムが主人公と思われがちであるが、作者によれば主人公は諸星あたるのようである。『少年サンデーグラフィック』において作者の高橋留美子は「どちらが主人公なのか」という質問に対し「私は諸星あたるが主役だと思っていますがね」と発言している。しかし、「女性の方が華があるので、表紙やキャラクター商品には女性を前に出している」と回答した。ラムは当初ゲストキャラでしかなく、第2話「やさしい悪魔」と、第15話「いまだ浮上せず」には出ていない(アニメの「やさしい悪魔」の話と「いまだ浮上せず」の話にはラムの出番がある。また、アニメの「大金庫! 決死のサバイバル!!」ではあたると面堂の2人だけが登場しラムは登場しなかった。ただし、あたるが登場しない話も数回ほど存在する)が、連載が進むうちに登場回数が激増し、作品を象徴するキャラクターになった。原作ではあたるとラムの両者共に「自分が主役だ」と思っているようで、あたるが主人公を降りると誤解された際に、「元からうちが主人公なんだから」と発言している。アニメ第1作では、2010年のOVA『うる星やつら ザ・障害物水泳大会』を除いてトップクレジットであった。 アニメ『めぞん一刻』第8話においては本編の姿と、幼少期の姿でモブキャラクター出演している。 2006年より刊行されている再版本のコメントで高橋は「ラムは私の恩人です」と述べる一方で、「ラムは私が描いたキャラでもっとも理解できないキャラでもあるんです。私から一番遠い存在かもしれないですね」と話している。アニメ版で監督を務めた押井守は「ラムという娘は一年半(監督を)やったけど、結局よくわからない」と話しており、その対談で宮崎駿は「ラムは女のウラミがこもったキャラ、女の復讐」と話している(1983年)。明石家さんまは理想の女性像のひとりとして「ラムちゃん」と語っている。理由は「浮気しても電撃程度で許してくれるから」とのこと。声をあてている平野文は、「ラムちゃんは、私にとって生涯理想の女性像です」と語っている。 上述の『発表!全るーみっくアニメ大投票 高橋留美子だっちゃ』で行われたキャラクター人気投票では犬夜叉(『犬夜叉』)に次ぐ第2位にランクインした。
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