ガガウル級駆逐艦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 09:01 UTC 版)
「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の記事における「ガガウル級駆逐艦」の解説
メカニックデザイン企画『MSV-R』に登場する簡易MS運用駆逐艦。 ドロス級やザンジバル級が就役していなかった一年戦争前において、MSを搭載可能な艦艇を増加させるべく改造によって既存の駆逐艦にMS運用能力を付与した艦。もとが駆逐艦であるため、高い機動性能を発揮できる。巡洋艦以上の大型艦とは異なり格納庫は持たず、両舷側に設けられたドッキング・ベイを用いてMSを露天繋止する方式を取っている。そのため、MSの整備や補給が不可能、チューブを用いた乗降システムがパイロットに不評であるなど、活躍こそしているものの問題点も多い。また、ドッキング・ベイが対応しているのは本級の開発当初に存在したザクIとザクIIのみで、それ以後に開発された機体は運用することができない。 当初の計画では78隻の駆逐艦がガガウル級へ改修される予定であり、宇宙世紀0078年末の時点ではうち65隻の改修が完了している。一年戦争では緒戦で活躍したのちに、0079年3月頃には後継艦の就役などを受け、多くの本級がMS運用を取りやめて通常の駆逐艦に再転用されている。また、一部の艦はザク強行偵察型を搭載し、激戦地での強行偵察任務に従事している。 作中での活躍 漫画『機動戦士ガンダム MSV-R 宇宙世紀英雄伝説 虹霓のシン・マツナガ』では、ソロモンのドズル・ザビ親衛隊(マツナガ小隊)の母艦として宇宙世紀0079年9月頃に運用されている。またソロモンで輸送任務に従事する、レオニー・ベルナール少尉を艦長とする同型艦「ペルル・ノワール (PERLE NOIR)」も登場。塗装は黒を基調とする(側面の四角いスラスターらしきものは黄色)。ドズル・ザビ中将の密命によるデギン・ザビ公王へのソロモン増援要請任務に徴用され、シン・マツナガ大尉らを乗せサイド3に向かうが、「キマイラ」隊により拿捕され目的地でもあるサイド3に護送される。運良く脱出に成功し、12月27日にデギンの直命による、ゼナおよびミネバ・ザビをアクシズへ送り届ける任務にグワジンの随伴艦として参加するが、フルアーマー・ガンナーガンダムの砲撃を受け轟沈。乗員のウエストは直撃により死亡するが、艦長は修理のため艦外に出ており無事であった。
※この「ガガウル級駆逐艦」の解説は、「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の解説の一部です。
「ガガウル級駆逐艦」を含む「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の記事については、「ジオン公国の艦船及びその他の兵器」の概要を参照ください。
- ガガウル級駆逐艦のページへのリンク