イオンシネマズとは? わかりやすく解説

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イオンシネマズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/05 07:49 UTC 版)

イオングループ > イオンシネマズ
イオンシネマズ株式会社
AEON CINEMA Corp.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本
261-8515
千葉市美浜区中瀬1-5-1
イオンタワー6階
設立 1999年(平成11年)4月21日
業種 サービス業
事業内容 複合映画館の経営
代表者 菅波俊一(代表取締役社長)
資本金 2億円
主要株主 イオン株式会社100%
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イオンシネマズ株式会社AEON CINEMA Corp.)はイオングループのかつて存在した映画興行会社。2013年7月1日ワーナー・マイカル・シネマズを運営していた株式会社ワーナー・マイカルと合併し法人としては消滅した。合併後の社名はイオンエンターテイメント株式会社シネマコンプレックスの名称としてはイオンシネマズが運営していたイオンシネマが継続して使われている。

歴史

1999年4月1日にジャスコ株式会社(現:イオン株式会社)100%出資の子会社として資本2億円で設立された。シネマコンプレックス「イオンシネマ」の第1号として、同年6月29日に京都府久世郡久御山町のジャスコ久御山店(現・イオンモール久御山)に「イオンシネマ久御山」を開業した。この開業時にはソニー株式会社も音響や劇場作りに参加し、音響のソニー・ダイナミック・デジタル・サウンド(SDDS)なども優先して導入された。加えて設立時のロゴはソニーのデザイン室が考案したもので、イオンシネマの英字のCに十字の重なった文字のものであったが、後のホームページ上のものとは若干異なる。

後述の統合以前の段階で全国に13サイト(=劇場数)を展開していた。

ワーナー・マイカルとの統合

2013年2月28日タイム・ワーナーグループが資本を撤退し、ワーナー・マイカル(ワーナー・マイカル・シネマズを運営)がイオンの完全子会社となったが、同年7月1日にワーナー・マイカルを存続会社とし、イオンシネマズを吸収合併、社名は「イオンエンターテイメント」に変更された。また当初は3年以内に、その後は同年内にワーナー・マイカル所有の劇場名をイオンシネマに変更するとしていたが[1]、当初予定より早く会社の統合と同日付けでの統一となった[2][3]。なお、看板などは同年内に全劇場にて変更を完了した[4]

統合以前のイオンシネマの劇場数は前述の通り13サイトだが統合後は合計74サイト、スクリーン数では609となり、合併時点のサイト数・スクリーン数は共にTOHOシネマズを抜き日本国内第1位となった[4][5]

この他、統合前の6月28日 - 6月30日(3日間)にはイオンシネマ13サイトでも「イオンシネマズからのありがとうの3日間」[6]として、統合後の7月1日 - 7月7日(7日間)には計74サイトで「新生イオンシネマ誕生祭」[7][8]として様々なイベントを開催された。

なお、統合後にロゴのマイナーチェンジが行われ、色が赤からローズレッドとなった他、「AEON CINEMA」の書体も変更された(旧ロゴの方がやや丸みを帯びていた)。

特徴

全館イオングループの店舗に併設されており、ワンダー金沢フォーラス以外の劇場はすべてイオンモールに出店していた。

統合以前のイオンシネマのコンセッションでは全館でサントリーフーズの飲料(ペプシコーラなど)を販売していた[注釈 1]

シネマコンプレックスとしては珍しく、スタジアムシート非導入の劇場が多かった[注釈 2]

劇場

以下に記すのは2013年6月までイオンシネマズが運営していた13の映画館である。ワーナー・マイカル・シネマズと統合後の現在のイオンシネマについては、「イオンエンターテイメント#劇場」を参照。

劇場名 所在地 併設施設 規模 開館日 導入設備 備考
久御山 京都府久世郡久御山町 イオンモール久御山 8スクリーン
1844席
1999年6月29日 3D
ワンダー 愛知県名古屋市西区 mozoワンダーシティ 10スクリーン
1882席
2000年11月3日
佐賀大和 佐賀県佐賀市 イオンモール佐賀大和 8スクリーン
1479席
2001年7月20日
三川 山形県東田川郡三川町 イオンモール三川 7スクリーン
1417席
2001年8月11日 3D
太田 群馬県太田市 イオンモール太田 10スクリーン
2304席
2003年12月3日
高崎 群馬県高崎市 イオンモール高崎 10スクリーン
1409席
2006年10月20日
金沢フォーラス 石川県金沢市 金沢フォーラス 9スクリーン
1531席
2006年11月2日
越谷レイクタウン 埼玉県越谷市 イオンレイクタウン 10スクリーン
1595席
2008年10月2日 3D
大曲 秋田県大仙市 イオンモール大曲 5スクリーン
786席
2008年10月11日
岡崎 愛知県岡崎市 イオンモール岡崎 10スクリーン
1342席
2008年11月28日
下妻 茨城県下妻市 イオンモール下妻 5スクリーン
722席
2008年12月19日
銚子 千葉県銚子市 イオンモール銚子 5スクリーン
766席
2010年3月6日
富士宮 静岡県富士宮市 イオンモール富士宮 6スクリーン
909席
2010年11月19日 3D

脚注

注釈

  1. ^ ワーナー・マイカル・シネマズも同様。いずれも合併後にコカ・コーラへと置き換えられた。
  2. ^ 特に末期に開館した小規模な劇場でみられた(例:大曲・下妻・銚子・富士宮)。

出典

  1. ^ 新社名及び劇場名のお知らせ (PDF) (株式会社ワーナー・マイカル/イオンシネマズ株式会社 2013年6月11日)
  2. ^ 「ワーナー・マイカル・シネマズからのありがとうの 3 日間」6月28日(金)・29日(土)・30日(日)、全国 61 劇場(シネマトピックスオンライン 2013年6月26日)
  3. ^ 統合後の新しいイオンシネマ公式サイト
  4. ^ a b 劇場名「イオンシネマ」に統一 7月合併で国内最大に(共同通信/47NMEWS 2013年6月11日)
  5. ^ “イオンがシネコン統合 スクリーン数、国内の2割”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2013年4月21日). https://www.nikkei.com/article/DGXNASDD040HT_U3A400C1TJ2000/ 2013年4月18日閲覧。 
  6. ^ イオンシネマズからのありがとうの3日間(イオン株式会社/MSN産経 2013年6月26日)
  7. ^ 新生! イオンシネマ誕生祭~7/1~7/7開催~(イオン株式会社/MSN産経 2013年6月24日)
  8. ^ 新生イオンシネマ誕生祭(イオンシネマ公式サイト)

関連項目

外部リンク




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