アリストテレス以前とは? わかりやすく解説

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アリストテレス以前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 14:10 UTC 版)

オルガノン」の記事における「アリストテレス以前」の解説

アリストテレス論理(学)についての考えは、彼一代によって一挙に築かれたものではなくエレア派のゼノンソクラテスプラトン等によって脈々と継承洗練されてきた弁証術弁証法ディアレクティケーdialectic)が下敷きとなっている。 弁証術ディアレクティケーdialectic)の元々の意味は「対話」「質疑応答」「問答」のことだが、少なくともアリストテレスの師であるプラトン段階では、それが定義・綜合総合)・分析分割)を備えた推論技術のことを指すようになっていた。 (しかし、アリストテレスは、この「弁証」(dialectic)を、「蓋然」的な通念(endoxa, エンドクサ)を前提したものとして下位位置づけ、「真かつ第一」の前提から始まる恒真的(apodictic)な「論証」(demonstration)とは区別している。)

※この「アリストテレス以前」の解説は、「オルガノン」の解説の一部です。
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アリストテレス以前

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/21 08:17 UTC 版)

ウーシア」の記事における「アリストテレス以前」の解説

英語版ウィクショナリー関連辞書項目あります。οὐσία 古代ギリシア語の「ウーシア」の語源は、英語の「be動詞」(日本語なら「~である」「~がある」)にあたる動詞エイナイ」(εἶναι)の分詞女性形「ウーサ」(οὖσα)に由来する。 「ウーシア」は、元々は哲学用語ではなく日常的な言葉で、「財産」「遺産」「富」などを意味する言葉として広く使われていた。哲学用語として使われるようになったのは、アリストテレス以降である。 アリストテレス以前でも、哲学的な意味で使われることはあったが、明確な用語としてではなかった。例えプラトン対話篇では、「ウーシア」が哲学的な意味で何度使われているが、あくまで「エイナイ」(「~である」)に連なる言葉として使っていた。イデア論関連する場合もあれば、関連しない場合もあった。プラトン以外では、ヒポクラテス文書の『術について』(羅: De arte)において、「名称」と対比される実際あり方」「実質のような含意をもつ言葉として使われていた。

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「アリストテレス以前」を含む「ウーシア」の記事については、「ウーシア」の概要を参照ください。

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