アメリカ海軍におけるDDSの概要とは? わかりやすく解説

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アメリカ海軍におけるDDSの概要

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/01 02:51 UTC 版)

ドライデッキ・シェルター」の記事における「アメリカ海軍におけるDDSの概要」の解説

アメリカ海軍で使用されているDDSは、全長 11.6m (38フィート)、高さ及び幅 2.7m (9フィート)であり、ホスト潜水艦セイル後方船体背部(ドライデッキ)上に搭載され水中排水量を約30トン増加させるDDSは、数台のトラック、またはC-5 ギャラクシー輸送機輸送可能である。ホスト潜水艦DDS装着できるように、あらかじめ、適切な接合ハッチ配置電気的接合、および換気ダイバー呼吸空気排水用の各配管を伴う、特別の改造を受ける必要がある。この改造受けた潜水艦へのDDS設置には、テスト含めて1日から3日要するDDSは、ガラス繊維強化プラスチック (GFRP) 製フェアリング水流抵抗減少カバー)の下に、HY-80合金鋼製の3つの区画持っている最前部には、負傷したダイバー処置を施すための、球形加圧チャンバーがあり、その後ろに、これよりやや小さな球形入出トランクエアロック)があり、最後部には、両端半球形の、円柱状の格納庫がある。これら3つの区画は、内部連絡穴により人員が行き来でき、格納庫後端半球部分は、開閉可能な外部ドアになっている格納庫にはSEAL輸送潜水艇 (SDV) を格納可能であり、4名のNavy SEALsSDV乗船しSEAL輸送潜水艇チーム(Navy SEALsアメリカ海軍ダイバー技術者混成部隊)が、DDS操作してSDV射出する。または、20名の Navy SEALs が、4隻の戦闘用ゴムボート(Combat Rubber Raiding Craft ; CRRC) で出撃する場合もある。 現在、アメリカ海軍第3特殊戦闘群の下に、2つSEAL輸送潜水艇チーム(SDVT-1 及び SDVT-2)が所属している。 補注信頼できる情報によれば、SDVT-2 は2008年8月8日廃止され、その任務第3特殊戦闘麾下の、もっと小規模なドライデッキ・シェルター分遣隊引き継いでいる模様である。SDVT-1 については従来通り存続模様アメリカ海軍では、現在、6基の着脱可能なDDS使用している。この中最初のものは、1982年に、ジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート建造され、DDS-01Sと命名された(「S」は格納庫外側ドアが「右舷」(Starboard)側に開くことを意味する)。残りの5基、DDS-02P (「P」は「左舷」(Port)側に開くことを意味する)、-03P、-04S、-05S および -06P は、1987年から1991年にかけてノースロップ・グラマン・ニューポート・ニューズで建造された。 これらのDDS保守は、チーム常駐している海軍ダイバーと、メンテナンス会社である Oceaneering International社の共同作業行なわれている。各DDS可用年数は、40年程度達すると見込まれている。

※この「アメリカ海軍におけるDDSの概要」の解説は、「ドライデッキ・シェルター」の解説の一部です。
「アメリカ海軍におけるDDSの概要」を含む「ドライデッキ・シェルター」の記事については、「ドライデッキ・シェルター」の概要を参照ください。

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