アメリカ海軍の北朝鮮船舶救出・モガディシュ沖の遭遇
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「米朝関係」の記事における「アメリカ海軍の北朝鮮船舶救出・モガディシュ沖の遭遇」の解説
詳細は「en:Dai Hong Dan incident」を参照 2007年11月4日、北朝鮮の商船ダイホンダン号がモガディシュの海岸沖を通らざるを得ず、警備隊のふりをしていたところソマリアの海賊に襲撃された。近海をパトロールしていたアメリカ海軍が現場に赴いたところ、22人の北朝鮮の船員が8人のソマリアの海賊と殴りあっていた。ジェームス・E・ウィリアムズの乗組員とヘリコプターの救助により、船は解放された。アメリカの乗組員に許可が下り、船員と海賊に治療を行った。北朝鮮の通信社はアメリカの声明に異例の肯定的な反応を示し、北京にいたアメリカのクリストファー・ヒル特使もこのことに好意的なコメントをした。重要な時期に起きたこの事件は望外の結果をもたらし、北朝鮮はブッシュ政権に黙従して2月13日の合意の実行を開始した。2007年大韓民国大統領選挙が好ましくない結果に終わると、北朝鮮はもっと懐柔的な政策をとることを強調せざるを得なくなった。
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