アグスタ A109
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イタリア陸軍のA109CM
- 1 アグスタ A109とは
- 2 アグスタ A109の概要
アグスタ A109
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「アグスタ A109」の記事における「アグスタ A109」の解説
A109A 最初に生産された形式。アリソン250-C20R ターボシャフトエンジン(450shp × 2)を搭載する。1971年8月4日に初飛行。A109は“イルンド”(ラテン語でツバメ)と呼ばれたが、数年でこの呼び名は廃れた。A109A EOA イタリア陸軍における軍用型。 A109A Mk II 民間用A109Aの改良型。 A109A Mk.II MAX A109A Mk.IIを原型とする救急・患者輸送型。担架を横向きに搭載するためキャビンを拡幅、後部に上下開きの搬入ドアを備える。 A109B 生産されなかった軍用版 A109C 8席の民間型。アリソン250-C20R-1ターボシャフトエンジン(450shp ×2)搭載。A109C MAX A109Cを原型とする救急・患者輸送型。 A109D 試作のみ。 A109E パワー 民間用の性能向上型。プラット・アンド・ホイットニー・カナダ PW206C ターボシャフトエンジン(640 shp × 2) を搭載。追加選択としてチュルボメカ・アリウス2K1ターボシャフトエンジン(670 shp × 2)が用意されている。A109E パワー・エリート A109E パワーの胴体を延長した形式。イギリス空軍が導入した。オートパイロット、計器着陸装置、GPSなどが追加され、グラスコックピットとナビゲーションシステムをパイロットの2座席とも備える。 A109LUH A109E パワーを原型にした軍用軽汎用機。南アフリカ共和国、スウェーデン、マレーシア、ニュージーランドで運用中。 MH-68A スティングレイ アメリカ沿岸警備隊採用のA109Eパワー。2008年まで8機が近距離密輸阻止任務用としてHelicopter Interdiction Tactical Squadron Jacksonville (HITRON Jacksonville)で運用されていた。後任はユーロコプター MH-65C。 A109K 高空性能を向上させた軍用型。チュルボメカ・アリウス1K1ターボシャフトエンジン(632shp×2)を搭載。 A109K2 A109K原型の民間向け高温高地性能向上型。大半のA109派生型と違い固定車輪を備えている。警察・捜索救難および航空患者輸送に使用される。スイスREGAの要望により作成。 A109M 軍用型。A109KM 軍用高空性能向上型。 A109KN 海軍型。 A109CM A109Cベースの軍用型 A109GdiF A109E パワーのイタリア財務警察 (Guardia di Finanza) 向け。 A109BA ベルギー陸軍向け。 A109S グランド 民間向けエンジン強化型。プラット・アンド・ホイットニー・カナダ PW207 ターボシャフトエンジン(735 shp × 2)を搭載、キャビン延長、メインローター径短縮、チップデザインを変更。 AW109SP ダビンチ スイス航空救助隊REGAの要望によりA109S グランドをベースに航空救急用として開発された高度性能向上型。胴体の短縮、複合材の採用、固定脚採用による脚引き込み用油圧装置の削除等により110kg程度軽量化されている。 AW109 Grand New (AW109 SP) シングルパイロットIFR、新デジタルグラスコックピット、Enhanced VisionSystem (EVS)、新EFIS(Chelton FlightLogic)シンセティックビジョン、TAWS(地形認識警報システム)、4軸オートパイロット AW109 Trekker AW109Grandシリーズにスキッドが付き、最先端のG1000THMグラスコックピットが装備され、FADECを備えた最大緊急出力608kWのPW207Cエンジンを2基搭載。2016年末のヨーロッパ航空安全庁(EASA)の型式証明取得予定。
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