アクマニヤ星人ムエルテ(SD)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 04:47 UTC 版)
「ウルトラマンレオの登場怪獣」の記事における「アクマニヤ星人ムエルテ(SD)」の解説
『ウルトラマンギンガS』第11話「ガンQの涙」に登場。 チブル星人エクセラー(SD)が人間を自身の手駒とする実験のために派遣した、エージェントの1人。「宇宙最強の某」を自称するが、作戦には適当な部分が多い。性格は同僚のガッツ星人ボルスト(SD)と180度異なり、エクセラーの恫喝には何も言い返せないほど腰が低く、後述の吉田やサトルのような目下の存在には非常に傲慢な態度を取るという、典型的な「上には弱く、下には強い」タイプであり、「セニョール」などのスペイン語を時折口にするのが特徴。今作では人間態への変身能力も披露しており、その際には黒ずくめの服に眼帯といった風貌になるが、手はそのまま緑色。また、腹部には星人本来の単眼が隠されている。一人称は「俺」または「俺様」で、上司のエクセラーから「君」付けで呼ばれている。 気弱で冴えないサラリーマン・吉田をターゲットに定め、日頃のストレスを破壊の力に転用させようと彼をガンQ(SD)にモンスライブさせるが、目論見が外れてガンQ(SD)は人間大サイズにしかならなかったうえ、ムエルテの真の姿を目の当たりにしたガンQ(SD)こと吉田に逃亡されたため、エクセラーから大目玉を喰らってしまう。 必死の捜索の末、雫が丘に住む少年・サトルと親交を深めていたガンQ(SD)を発見した際、自分がエクセラーに叱責されたことで2人に八つ当たりしつつサトルを人質に取ったうえ、彼が上手に乗りこなせるよう2人で練習していた自転車を破壊しようとすることで吉田の感情を爆発させ、何とかガンQ(SD)の巨大化に成功する。そこに現れたウルトラマンギンガを倒そうと自身も巨大化するが、即座にウルトラマンビクトリーの不意打ちに遭い、激昂する。アクマニヤ念力で戦う意思のないガンQ(SD)を強制的にコントロールし、ギンガとビクトリーを窮地に陥れるが、サトルの言葉を受けたガンQ(SD)がコントロールを振り切ったことにより、形勢は逆転する。一気に1対3という圧倒的不利な状況に陥り、最後はビクトリーのシェパードンセイバーフラッシュとウルトラマンギンガストリウムのM87光線の前に敗れ去る。 演:植木紀世彦 スーツアクター:新井宏幸 第11話の脚本を担当した中野貴雄は、マカロニ・ウェスタンの悪役をイメージしてムエルテを陽気で馬鹿っぽい悪者と設定している。 第11話の監督を担当した田口清隆は、ムエルテの衣装を『レオ』繋がりでブラック指令をイメージしたものにしている。手袋は『レオ』第33話のポルターガイスト現象で現れる手をモチーフとしている。
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