その他の王族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 07:46 UTC 版)
アレキサンドラ 声 - 菊地祥子 アルザワ女王の第1王女。レオニダスの姉。 内巻きの豊かな髪を、高くポニーテールで結い上げた少女。ヒッタイトの西隣りに位置し、エーゲ海に面した豊かな海洋貿易国家アルザワとの講和直前に女王より、男と思い込んでいたヒッタイト軍の指揮官を懐柔するための側室として遣わされる。そこで対面したユーリの人柄に感銘を受け、「おねえさま」と呼んでヒッタイトに滞在するほどにユーリを慕うようになる。そのために一時はカイルの正妃候補にもされるが、客人ながらヒッタイト皇族の継承争いやエジプト戦にユーリの味方としてタッチし、後にジュダの正妃となって、息子ジュダ・ウルヒリンを儲ける。 レオニダス アルザワの王太子。アレキサンドラの弟。 脇髪だけ長く伸ばし、三つ編みにした少年。父王の崩御後にその幼さから成人を待たれており、母である前王妃が中継ぎとして女王の座に就いていたが、ある日突然ベイジェルに侵攻し、友好国であったはずのヒッタイトに牙を剥いた。ユーリによる講和成立後は藩属国の一つとして、カイルとユーリの結婚式にも祝賀の使者として臨席した。 イシン・サウラ バビロニア王のクリガニス2世の王女で、ナキアの姪。カイルの7人の正妃候補の1人。 長いウェーブヘアに、ナキアに似た美しい顔立ちの姫。居丈高な性格だがナキアとは違い、カイルを一目見て気に入り、正妃の座をナキアに強請るなど非常に他力本願な箱入り娘である。アクシャムやウーレに続いて刺殺され、その遺体が発見されたカイルとトゥルグ・ニラリの会談の場でユーリも一緒に見つかったことから、殺害の容疑はユーリに掛けられてしまう。 アッダ・シャルラト 声 - 清水みな アッシリアのアッシュルウバリット王の王女。カイルの7人の正妃候補の1人。 冷静にカイルの後宮を見つめる女性。同じように正妃候補となるべく招かれた姫達とは違い、王家に生まれた者なら政略結婚は当然と受け止め、「正妃に必要なものは寵愛ではなく信頼と同盟」という自身の心得や後宮の勢力図に関する分析を示し、ユーリの器量も認めていた。その冷静さや聡明さから、ヒッタイト宮廷内での会議では元老院の圧倒的な支持を受けてカイルの正妃に推挙される。ナキアも、姪のイシン・サウラではなくアッダ・シャルラトの立后を認めたが、既にユーリの立后を決心していたカイルは、鉄の輸出量問題を口実に一蹴する。後宮での連続殺人事件解決後に出番はないが、外伝でユーリが書簡の送り先として、アッダ・シャルラト姫の名を挙げている。
※この「その他の王族」の解説は、「天は赤い河のほとり」の解説の一部です。
「その他の王族」を含む「天は赤い河のほとり」の記事については、「天は赤い河のほとり」の概要を参照ください。
- その他の王族のページへのリンク