そのほか彼らと縁がある人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 06:22 UTC 版)
「姫神さまに願いを」の記事における「そのほか彼らと縁がある人々」の解説
梛子(なぎこ) 安倍家に居候している女童姿の狐精。元は熊野を住処とする普通の狐だったが、死霊となり、現在は特殊な術のせいで人の形を取っている。時折15歳頃まで成長する。一人称は「なぎ」。保名を「ヤス」、晴明を「ハル」、白山華を「ハッカ」と呼ぶなど、やや舌足らずな話し方をする。後に太陰の神妻となるも、京の鬼門を守るため安倍家への居候を続ける。 大食らいにして破壊魔であり、安倍家の飼い猫・白山華とケンカしては何かを壊し、保名を困らせている。 『清少納言 梛子』シリーズでは、清少納言として主人公をつとめる。 陵王(りょうおう) 14,5歳ほどの年齢の晴明の妻。稚児結いにした黒髪と男装が特徴の美少女。元は隠国(こもりく)・熊野の奥里に住んでいる一族の、兎精を祖(おや)に持つ巫覡の長で、真紅の目を持つ100年に一度の奇跡の巫女姫だった。本来ならば生贄として太陰の大王に捧げられるはずが、儀式を晴明が邪魔をしたのと、彼女自身が不完全な巫覡だったため、晴明に妻として下された。 「陵王」というのは彼女が普段、雅楽「蘭陵王」の扮装をしていたことに因る通称で、名前は晴明がつけるまでなかった。晴明がつけた名前は「椿」。 賀茂保憲(かものやすのり) 晴明の4歳年上の師匠であり、当代一の陰陽師と称される青年。いつも穏やかな微笑を浮かべているが、本心は謎。たいへんな愛妻家で、惚気話は星の数ほどあるらしい。 多冶比文子(たじひのあやこ) 蝮を祖に持つ多冶比の家の巫女姫で、保憲の妻。3歳年下の保憲との間に大君(おおいぎみ)と呼ばれる長女をもうけている。4人姉妹の末っ子だが、能力の高さから多冶比の宗主となった。目元に巫覡である証として、赤い刺青 (?) がある。 とある縁で北野火雷天神(菅原道真)を斎う身となる。 白山華(はくせんか) 晴明が幼い頃助けた猫。名前の通り色は白い。いつの間にやら虎に変化できるようになった。梛子とよくケンカする。 シリーズ最終巻『Everyday's Shine』では孫にあたる猫が椰子とともにカイの前に現れる。
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