やすな【保名】
保名(清元)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 13:57 UTC 版)
現在でも上演される派生作としては、『芦屋道満大内鑑』の2段目中の所作事である「小袖物狂い」を元にした清元節の『保名』がある。四季七変化『深山桜及兼樹振』(みやまのはなとどかぬえだぶり)の春の部のひとつで、作詞は篠田金治(2代目並木五瓶)、作曲は清沢万吉(初代清元斎兵衛)、振付は藤間新三郎・藤間大助(初代藤間勘十郎)。初演は文化15年(1818年)、江戸都座。演じたのは3代目尾上菊五郎。清元の名曲として伝わっていたが、振り付けは幕末で一度途絶える。これを明治に入って9代目市川團十郎が復活させた。さらに大正11年(1922年)6代目尾上菊五郎が新たな解釈のもと、斬新な演出および舞台装置(担当:田中良)でリニューアルを図り、現在はこの6代目菊五郎の型が主流である。
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