そのほか原核生物などに使用される電子伝達物質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/30 07:26 UTC 版)
「電子伝達体」の記事における「そのほか原核生物などに使用される電子伝達物質」の解説
メナキノン (MQ, MK) 大腸菌等一般的な原核生物でユビキノンの代わりに使用される。光合成細菌の光化学系でもプラストキノンの代わりに使用される。別名ビタミンK カルダリエラキノン (CQ) Sulfolobus 属など好熱性クレン古細菌の呼吸鎖複合体で使用される。 補酵素F420 (F420) メタン菌の非金属性ヒドロゲナーゼの電子受容体として機能する。メタン発酵に主要な役割を果たすが、中にはこの補酵素に依存しないメタン菌も存在する。 ロドキノン (RQ) コハク酸呼吸の際に電子供与体(ロドキノール)となる電子伝達体。詳しくは呼吸鎖複合体IIを参照。 青色銅タンパク質 (Blue-Cu) 複合体IVのサブユニットの一部を構成していたと考えられる。呼吸鎖複合体の進化していない嫌気性細菌などでは良くみられる。 リスケ鉄硫黄タンパク質 (Riske) 複合体IIIのプロトンサイクル機構を担う可動性サブユニットの一部を構成していたと考えられる。タンパク質内に鉄・硫黄クラスターを含む。
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