しまなみロマンスポルノ'18
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 19:34 UTC 版)
「ポルノグラフィティ」の記事における「しまなみロマンスポルノ'18」の解説
先述の因島高校の卒業式にて、同年のメジャーデビュー記念日・20周年イヤーの始まりの日となる9月8日・9日に広島県立びんご運動公園(尾道市)にて凱旋野外ライヴを開催することを発表した。 しかし、着々と準備を進めていた7月に西日本を記録的な豪雨が襲った。因島や尾道も土砂崩れや断水といった甚大な被害を受け、「そのような状況下で本当にライヴを開催していいのか」という葛藤がメンバーの中に生じることとなった。葛藤の末、「広島でライヴを開催することが、広島出身アーティストの運命や使命なんじゃないか」「ライヴを通じて広島の方々を少しでも元気づけたい」という想いに至り、『しまなみロマンスポルノ'18 〜Deep Breath〜』を予定通り開催することを決定した。また、同公演および同公演のオリジナルグッズの収益全額を災害復興のための支援金として寄付することを発表した。 迎えた初日公演はあいにくの雨の中、豊かな自然に囲まれた会場で代表曲から前述の因島を歌った楽曲まで、全21曲を披露した。会場周辺には広島ならではのフードエリアや因島のお土産を購入できるエリアもあり、地元企業とのコラボグッズなども販売された。翌日の公演2日目も開催に向け準備を進めていたが、雨は降り止まず、尾道市に大雨・洪水警報が発令され、開門後の午前10時過ぎには会場周辺地域に大雨による避難勧告・警報が発令された。それを受け、メンバー・運営サイドで検討した結果、開催が困難な状況であると判断して公演を中止することを発表した。公演2日目では因島高校の生徒たちと「愛が呼ぶほうへ」を合唱する予定だったため、メンバーは生徒たちと対面し、言葉に詰まりながら中止と感謝を伝えた。その後、生徒の「歌って!」の声に「ここで歌おうか!」と返答し、幻のコラボを実現させた。 公演2日目の中止を受け、数日間メンバー・スタッフで話し合いを重ね、9月26日にライブビューイング『しまなみロマンスポルノ'18 〜THE LIVE VIEWING〜』の開催を発表した。同ライブビューイングは10月20日に全国100ヶ所の映画館で実施され、初日公演のライヴ映像と、因島市民会館でのプレミアムライヴの模様を生中継で上映した。プレミアムライヴの1曲目では「愛が呼ぶほうへ」を因島高校の生徒たちと合唱し、1ヶ月半越しのコラボレーションを実現させた。その後は因島市民会館の外から「Aokage」「邪険にしないで」を瀬戸内海に夕日が差し込む絶好のロケーションで披露した。
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