この世の花とは? わかりやすく解説

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この世の花

作者林真理子

収載図書短篇集少々官能的に
出版社文芸春秋
刊行年月1988.12


この世の花

作者ゆずはらとしゆき

収載図書空想東京百景
出版社講談社
刊行年月2008.5
シリーズ名講談社BOX


この世の花

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/24 00:24 UTC 版)

この世の花』(このよのはな)は、北條誠の小説。また、それを原作とする映像化作品およびその同名主題歌

ラジオドラマ化をきっかけに人気を博し[1]、1955年(昭和30年)から松竹大船撮影所の製作で映画シリーズが順次公開された。この映画シリーズの同名主題歌は島倉千代子のデビュー作である[1][注釈 1]

小説

雑誌「明星」に連載された。単行本は1955年から1956年にかけ東京文芸社より発行。1960年に東方社より復刊版が出され、1963年に春陽堂書店で文庫化された。

ラジオドラマ

映画

1955年から1956年にかけて以下のシリーズが製作された。

シリーズ一覧(映画)

  1. この世の花 第一部「慕情」(1955年3月1日)
  2. この世の花 第二部「悲恋」・第三部「開花」(1955年3月8日)
  3. 続この世の花 第四部「おもいでの花」・第五部「浪花の雨」(1955年11月6日)
  4. 続この世の花 第六部「月の白樺」・第七部「別れの夜道」(1956年2月19日)
  5. 続この世の花 第八部「さすらいの浜辺」(1956年6月22日)
  6. この世の花完結篇 第九部「愛の裁き」・第十部「熱砂の抱擁」(1956年10月14日)

キャスト(映画)

スタッフ(映画)

外部リンク(映画)

楽曲

「この世の花」
島倉千代子シングル
A面 この世の花
B面 あゝ若き日よ、どこへゆく
(霧島昇コロムビア・ローズ)
リリース
規格 シングル
ジャンル 歌謡曲
レーベル 日本コロムビア
作詞 西條八十
作曲 万城目正
島倉千代子 シングル 年表
お山のお猿
(1949年)
戸倉千代子名義
この世の花
(1955年)
乙女船
(1955年)
テンプレートを表示

この世の花」(このよのはな)は、1955年に発売された島倉千代子のデビューシングルである[注釈 1]

発売から半年で200万枚を売り上げ、デビュー曲にして自身最大の大ヒットとなった[3]。1955年度の日本コロムビアの歌謡曲レコード売上の年間2位を記録した[4]

島倉は1965年には、テレビドラマ版『この世の花』の主演を務めている(後述)。

NHK紅白歌合戦』では「名曲紅白」として開催された1982年の「第33回NHK紅白歌合戦」で初めて歌唱された。

島倉の遺作となったシングル『からたちの小径』(2013年12月18日発売)のカップリング曲として、この曲がほぼ当時の音源のまま収録された。

収録曲

  1. この世の花(歌∶島倉千代子)
  2. あゝ若き日よ、どこへゆく(歌∶霧島昇コロムビア・ローズ

テレビドラマ

1965年版

キャスト(1965年テレビドラマ版)

スタッフ(1965年テレビドラマ版)

  • 原作:北条誠
  • 脚本:北条誠
  • 演出:織本信也(第1話)、宇治正敏(第2話 - 第10話)

1977年版

キャスト(1977年テレビドラマ版)

スタッフ(1977年テレビドラマ版)

  • 原作:北条誠
  • 脚本:服部佳 (全話担当)
  • 演出:荻野慶人、階堂昌和

サブタイトル(1977年テレビドラマ版)

1. 追跡 (1977年4月7日)
2. 春愁 (1977年4月14日)
3. 危機 (1977年4月21日)
4. 奇縁 (1977年4月28日)
5. 波浪 (1977年5月5日)
6. 激情 (1977年5月12日)
7. 怒涛 (1977年5月19日)
8. 岐路 (1977年5月26日)
9. 激流 (1977年6月2日)
10. 朝凪 (1977年6月9日)
11. 薫風 (1977年6月16日)
12. 忘却 (1977年6月23日)
13. 訣別 (1977年6月30日)
14. 家路 (1977年7月7日)
15. 迷彩 (1977年7月14日)
16. 乱雲 (1977年7月21日)
17. 家族 (1977年7月28日)
18. 宿敵 (1977年8月4日)
19. 暗雲 (1977年8月11日)
20. 思慕 (1977年8月18日)
21. 新涼 (1977年8月25日)
22. 残暑 (1977年9月8日)
23. 秋風 (1977年9月15日)
24. 引潮 (1977年9月22日)
25. 残菊 (1977年9月29日)
26. 曙光 (1977年10月6日)
TBS系列 テレビ劇場
前番組 番組名 次番組
連舞
この世の花
(TBS版)
(廃枠)
TBS系列 火曜22時台前半枠
連舞
この世の花
(TBS版)
スター・ロータリー
読売テレビ制作・日本テレビ系列 木曜21時枠
この世の花
(読売テレビ版)

脚注

注釈

  1. ^ a b 島倉は本作以前に童謡「お山のお猿」をテイチクレコードから発売しているが、誤植により「戸倉千代子」名義となったため、「島倉千代子」のデビュー作にはならなかった[2]

出典

  1. ^ a b 世相風俗観察会(編)『現代風俗史年表 昭和20年(1945)→昭和60年(1985)』(河出書房新社 1986年)p.88
  2. ^ 島倉千代子『島倉家―これが私の遺言』文芸社、2005年、118-121頁。ISBN 4-8355-9125-9
  3. ^ サンケイスポーツ』2013年11月9日付、大阪本社版12版、26面。
  4. ^ 南博『1956年版 社会心理照魔鏡』光文社カッパ・ブックス)、1956年、146頁。NDLJP:3023064/76



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映画・ドラマ1950年代から1970年代にかけての邦画黄金期は20本ほどの映画が撮影された。全国で相次いだフィルム・コミッション設立の動きに合わせ、かつての活況を取り戻そうと2002年より「社団法人 伊勢志摩観光コンベンション機構」内に「伊勢志摩フィルムコミッション」が設置され、伊勢志摩地域全体を管轄した活動を行っている。名古屋、大阪からの日帰りロケが可能であること、観光地なので宿泊施設や大勢の人が集まる拠点の手配が容易なことなどを売りにしている。また、これらの地点にFREESPOTを設置し通信面でサポートする試みも行われつつある。志摩市内での手配はフィルムコミッションの下で主に「志摩市観光戦略室」が担当し、宿泊施設の手配やエキストラ募集の告知など必要に応じて「志摩市観光協会」がサポートし、主に自然景観を中心としたロケーションを提供する役割を担っている。映画:『君の名は』、『この世の花』、『喜びも悲しみも幾歳月』、『おったまげ人魚物語』、『青い真珠』、『浮草』、『あなたを忘れない』など。ドラマ:『君の名は』、『おしん』、『この世の花』、『華麗なる一族』など。伊勢志摩フィルムコミッションが関与した事例:『小さき勇者たち〜ガメラ〜』文学
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