義太夫(ぎだゆう)節(ぶし)三味線(しゃみせん)
義太夫節三味線
<ぎだゆうぶししゃみせん>
区分
重要無形文化財
保持者
宮崎 君子
<みやざき きみこ>
(芸名 鶴澤 友路)
<つるざわ ともじ>
(兵庫県)
解説
義太夫節は、17世紀後半に竹本義太夫によって創始された三味線音楽で、その後、主として人形芝居の音楽として洗練されたが、江戸の後期から人形芝居とは別に、座敷や寄席などで、純粋の音楽としても盛んに演奏されるようになった我が国の代表的な伝統音楽の一つである。義太夫節は、太夫の語り(浄瑠璃)と三味線の演奏で構成され、その義太夫節三味線は、太棹を使用して、迫力ある重厚な音色を特色とし、単に語りの伴奏というだけでなく、絃の音色と抑揚、緩急で太夫の語りをリードし引き立てるという重要な役割をもつものであり、浄瑠璃の詞章に表れた情景・感情等の繊細な表現力が要求される。
義太夫節三味線
名称: | 義太夫節三味線 |
ふりがな: | ぎだゆうぶししゃみせん |
芸能工芸区分: | 芸能 |
種別: | 音楽 |
認定区分: | 各個認定 |
指定年月日: | 1998.06.08(平成10.06.08) |
解除年月日: | |
指定要件: | |
備考: | |
解説文: | 義太夫節は、一七世紀後半に竹本【たけもと】義太夫によって創始された三味線音楽で、その後、主として人形芝居の音楽として洗練されたが、江戸の後期から人形芝居とは別に、座敷や寄席などで、純粋の音楽としても盛んに演奏されるようになったわが国の代表的な伝統音楽の一つである。 義太夫節は、太夫の語りと三味線の演奏で構成され、その義太夫節三味線は、太棹【ふとざお】を使用して、迫力ある重厚な音色を特色とし、単に語りの伴奏というだけでなく、絃の音色と抑揚、緩急で太夫の語りをリードし引き立てるという重要な役割をもつものであり、浄瑠璃の詞章に表れた情景・感情等の繊細な表現力が要求され、歴史上、芸術上価値が高く、かつ、芸能の成立、構成上重要な要素をなす芸能の技法である。 |
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