きゅう漆
漆<きゅうしつ>
区分
重要無形文化財
保持者
塩多慶四郎
<しおだ けいしろう>
(石川県)
保持者
大西勲
<おおにし いさお>
(茨城県)
解説
漆は,漆塗を主とする漆芸技法であり,素地の造形から下地の工程を経て上塗・仕上げ工程に至る幅広い領域にわたり,漆芸の根幹をなす重要な技法である。素地には木材,竹,布,和紙などが用いられ,各材質の特色を生かした下地,上塗が施される。上塗・仕上げには,塗面を磨かず塗放しで仕上げる塗立(花塗),磨いて光沢を出す呂色塗など多くの種類がある。最も早くから始められた技法であり,現在では,立体的な造形と漆特有の光沢や塗肌の味わいを生かした制作が行われている。- きゅう漆のページへのリンク