おくのむらさき【オクノムラサキ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11088号 |
登録年月日 | 2003年 3月 17日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | おくのむらさき よみ:オクノムラサキ |
|
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 | |
品種登録者の住所 | 茨城県つくば市観音台三丁目1番地1 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 滝田正、東正昭、横上晴郁、片岡知守、山口誠之、春原嘉弘、田村泰章、小山田善三、小綿寿志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「東北糯149号」に「奥羽331号(後の「ふくひびき」)」を交配して育成された固定品種であり、育成地(秋田県大曲市)における成熟期は早生の晩、玄米の粒色が暗紫、精玄米千粒重がやや大の水稲、粳種である。草型は穂重、稈長はやや短、細太はやや太、剛柔は中、止葉の直立の程度は立である。穂長はやや長、穂数はやや少、粒着密度は密、穎色は黄白、ふ先色は紫である。芒の有無と多少は少、芒長は短、芒色は紫である。玄米の形はやや細長、大小は中、粒色は暗紫、精玄米千粒重はやや大である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の晩、障害型耐冷性は弱、穂発芽性はやや難、耐倒伏性は強、脱粒性は難、収量は中である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-b、白葉枯病ほ場抵抗性はやや弱である。アミロース含量は中である。「朝紫」と比較して、稈長が短いこと、精玄米千粒重が大きいこと、粳種であること等で、「あきたこまち」と比較して、稈長が短いこと、ふ先色が紫であること、玄米の粒色が暗紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成2年に東北農業試験場(現独立行政法人農業技術研究機構、秋田県大曲市)において、「東北糯149号」に「奥羽331号(後の「ふくひびき」)」を交配し、雑種第4代で個体選抜を行い、以後、系統育種法により固定を図りながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
おくのむらさき(奥羽368号)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 21:39 UTC 版)
「黒米」の記事における「おくのむらさき(奥羽368号)」の解説
「朝紫」同様に農研機構東北農業試験場が育成した品種。粳種であり、大粒で収量が多い。
※この「おくのむらさき(奥羽368号)」の解説は、「黒米」の解説の一部です。
「おくのむらさき(奥羽368号)」を含む「黒米」の記事については、「黒米」の概要を参照ください。
- おくのむらさきのページへのリンク