SA-14とは? わかりやすく解説

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【SA-14】(えすえーじゅうよん)

旧ソ連SA-7グレイル後継として開発した新型個人携帯式地対空ミサイル
NATOコードではSA-14「グレムリン」、ロシアでは9K36「ストレラ3」と呼ばれる

前作SA-7誘導方式問題などで「目標後方からしか発射出来ない」「低空飛行するヘリコプターレシプロ機に対して命中率低下する」「晴天時、シーカー角度20範囲内太陽があると太陽追跡対象判断してしまう」等の問題多数発生し大量生産はされたものの命中率は殆ど無く信頼出来兵器では無かった
そこで、直ぐにこれらの問題クリアーした新型個人携帯式地対空ミサイル開発1970年から始まった
設計Kolomna設計局開発時間短縮のために外見ベースSA-7と同じものを使用赤外線シーカー新型取替え追加装備として9P51熱電池取り入れられている。
ミサイルの方はSA-7の約2倍の炸薬装填し破壊力強化図られている
その他推進装置(4.5kmと最大射程延びた)等多く部分改良したためか、1978年にSA-14として完成した時にはSA-7よりかなり重いものとなってしまった。

現在の所、ロシア軍では9K310「イグラ-1」(SA-16ギムレット)や9K38「イグラ」(SA-18「グロウズ」)に機種変換され、徐々に退役している。

量産開始後旧ソ連の他キューバキルギスタングルジアシリアスロバキアセルビアタジキスタンチェコドイツトルクメニスタンニカラグアハンガリーフィンランドブルガリアベラルーシペルーポーランド南アフリカモルドバヨルダンアルメニアアンゴラインドウクライナウズベキスタンエルサルバドルカザフスタン北朝鮮等に輸出され多く実戦使用された。
お国以外にもゲリラ反政府組織等にも裏ルート供給されいるらしい

SA-14グレムリン
全長 1.5m
直径 7.2cm
羽翼 30cm
弾頭 1kgHE
最大速度 不明
最大高度 5,500m
射程 4.5
G限界 不明

関連:SA-7 SA-16 SA-18、




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