あ・う〔あふ〕【会う/遭う/▽遇う/×逢う】
読み方:あう
[動ワ五(ハ四)]《「合う」と同語源》
1 (会う・逢う)
㋐互いに顔を向かい合わせる。場所を決めて対面する。「客に—・う」「明日、いつもの場所で—・おう」
2 (遭う・遇う)好ましくないことに出あう。「事故に—・う」「強い反対に—・う」
「天地(あめつち)の栄ゆる時に—・へらく思へば」〈万・九九六〉
5 夫婦になる。
6 対する。向かう。
「傍(かたへ)(=カタワラノ人)に—・ひて、御子はおはすやと問ひしに」〈徒然・一四二〉
[可能] あえる
あ・う〔あふ〕【合う】
読み方:あう
《「会う」と同語源》
[動ワ五(ハ四)]
1 二つ以上のものが近寄って、一つになる。くっつく。「いくつもの川が—・って大きな流れとなる」
2 よく調和する。適合する。「配色がよく—・う」「和室に—・った装飾」
3 二つのものが一致する。くい違いがない。合致する。「息が—・う」「気が—・わない」「話が—・う」
4 ある基準と一致する。「寸法が—・わない」「答えが—・う」「道理に—・う」
5 それだけのことをするかいがある。引き合う。「—・わない商売」
[動ハ下二]
「母刀自(おもとじ)も玉にもがもや戴きてみづらの中に—・へ巻かまくも」〈万・四三七七〉
[下接句] 息が合う・馬が合う・気が合う・口に合う・反(そ)りが合わない・算盤(そろばん)が合う・手に合わない・歯の根が合わない・筈(はず)が合わぬ・肌が合う・平仄(ひょうそく)が合わない・間尺(ましゃく)に合わない・目が合う・割に合う
あ・う〔あふ〕【▽和ふ/×韲ふ】
あ・う〔あふ〕【▽敢ふ】
読み方:あう
[動ハ下二]
「秋風に—・へず散りにしならしばのむなしき枝に時雨すぐなり」〈秋篠月清集〉
3 (他の動詞の連用形に付いて)すっかり…する。…しつくす。→敢えず
あ・う〔あふ〕【×饗ふ】
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