『I』と『II』の両方に登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/14 18:16 UTC 版)
「ミキストリ (漫画)」の記事における「『I』と『II』の両方に登場」の解説
江島 陽介(えじま ようすけ) 主人公。かつては考古学者だったが、妻の恵子と共に乗っていたバスをマストアントニオに襲撃されたことから、人生が一変。400年前に滅んだはずのアステカ文明の神官の皮膚を移植されたことで彼の異能をも受け継ぎ、ミキストリと呼ばれる殺し屋となった。その異能は心臓などの肉体の器官を抜き取るだけでなく、霊的なものに対しても心臓部分と呼ぶべき存在を維持するための中枢を抜き取り、滅することが可能である。また、抜き取った心臓を身体に戻して蘇生させることも可能であるが、戻すまでの間は心拍停止状態なのでタイムリミットはほんの数分であり、それを過ぎてから戻しても死体が甦るということはない。 なお、神官から移植された皮膚にはイレズミがあり、両手の甲には死神ミキストリ、背中には太陽神ケツァルコアトルやそれを守る四柱の神々が描かれている。 『I』の単行本第12巻に収録の『黄泉よりの使者』に登場する警官や後述のテリーナの台詞によれば、悪人を標的とした仕事しか引き受けたことがない模様。 江島 恵子(えじま けいこ) 陽介の妻。旧姓は柳町。夫の陽介と同じく考古学者だった。マストアントニオに誘拐され、無理矢理愛人にされて自殺未遂を繰り返した果てに死亡状態にまで陥るが、彼はなおも執着を捨てずに組織で研究中だった眼力念殺人間(キラーサイコアイマー)3号として恵子の脳に手を加え、自由意思を奪った形で彼女を蘇生させた。 『II』では、息子の光と共にロシアの自宅で暮らしている。 フランク・ジェームソン ニューヨークにあるFJ病院の院長。出番は多くないが、陽介にアステカの神官の皮膚を移植した人物であり、その縁から脳死状態の恵子のことも診続けるなど、真摯な重要人物。 FJ病院には陽介から1千万ドル以上の寄付が送られているため、貧しい人々は無料で治療を受けられる。 ダニー・エルフマン アメリカ人の怪奇小説家。元教師で、離婚した妻の家には幼い愛娘が1人いる。ミキストリとしての陽介に関わったことをきっかけに「神」を微量ながら宿す身体となり、彼の「友人」となる。そのため、陽介に次いで死の危険には何度も見舞われていく。 スピンオフ作品『Magic Paradise』では主人公を務める。詳細は#関連作品を参照。 江島 光(えじま ひかる) 陽介と恵子の間に生まれた息子。実際に登場するのは『II』からであるが、両親が特異的な存在であるゆえに光自身も『I』の終盤で恵子の胎内へ宿った時点で自我を有して会話するなど早くから特異的な力を発揮するため、こちらへ記述する。 『II』では、恵子と共にロシアの自宅で暮らしている。
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