『ウルトラマンオーブ』に登場する戀鬼(紅蓮騎)
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『ウルトラマンオーブ』第19話「私の中の鬼」に登場。 戦国時代に紅蓮騎(ぐれんき)の異名で恐れられていた騎馬武将の怨霊で、上記の個体とは違い、赤色の甲冑を身につけている他、喋ることはなく常に不気味な唸り声を上げている。見た目に似合わず動きが機敏で、口から刀に妖気を吹きかけて放つ妖気紅蓮返しという技を持つ。靴を供えれば運命の相手と巡り会わせてくれるパワーストーン想い石に封印されており、石には供えた靴を履いて運命の相手に会いに行くとされる裸足の武将として描かれている。『太平風土記』には「姫と愛し合いながらもその仲を引き裂かれ、騎馬も失い最後は裸足で命を落としたことから、幸福な恋人たちに嫉妬して婚礼に現れては花嫁を傷つける怨霊鬼となってしまったが、偉大な法師によって石に封印され、その後は自らの霊力で他人の幸せを叶えるようになった」と記されている。 友人の陽子との結婚パーティーで散々な目に遭い、彼女にわずかな嫉妬心を抱いていたナオミに、八つ当たり混じりで想い石に踵の部分が壊れたハイヒールを投げつけられたため、怨霊としてこの世に甦ってしまう。その翌日に陽子が結婚式を行うホテル前にナオミの壊れたハイヒールを履いて出現し、ホテルを破壊しようとする。そこに現れたウルトラマンオーブ(ハリケーンスラッシュ)と戦闘となり、トライデントスラッシュを躱しつつ素手でオーブスラッガーランスを受け止め投げ飛ばす。さらにオーブオリジンに変身したオーブのオーブカリバーをも刀で弾き飛ばし、その後もオーブと互角の斬り合いを繰り広げた末に妖気紅蓮返しで追い詰める。しかしナオミに自らの霊力によって幸せを掴んだ人間の映像を見せられつつ説得され、刀を捨ててオーブに自らの身を委ねることを決意。そしてオーブウォーターカリバーで魂を浄化されて成仏した。 スーツアクター:寺井大介 デザインは後藤正行が担当した。 スーツは、髪の毛のみオリジナルの戀鬼からの流用で、胴体は『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』のメカザムの改造、頭部は新規造形である。 脚本を担当した三浦有為子は『ウルトラマンX』に参加したときから戀鬼を登場させることを考えており、第19話のプロットも戀鬼ありきで執筆している。監督の武居正能も助監督として『ウルトラマンコスモス』に参加しており、当時から『コスモス』第18話が好きであったことから、戀鬼に思い入れを持っていることを述べている。 『太平風土記』のイラストは、助監督の宮崎龍太の妻が描いている。
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