「YF-24ファミリー」の展開(西暦2051年 - )
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「可変戦闘機 (マクロスシリーズ)」の記事における「「YF-24ファミリー」の展開(西暦2051年 - )」の解説
高性能のVF-19とVF-22は共に制式採用されたものの、主力機としての大量配備は見送られ少数生産に止まった。理由は機体価格と維持費が高価であったことと、一般のパイロットには操縦難度が高く、高機動時に発生するG負荷に肉体が耐えられなかったためである。操縦性に関してはAIや脳波コントロールによるサポートがAVFの時点で行われてきたが、肉体の限界は当時どうにもならない問題として有人戦闘機の性能向上に重く圧し掛かった。そんな中、X-9の諸問題をクリアしたゴーストAIF-7Sが実用化され、大抵の任務がゴーストで済むようになった。その結果、AVF以前の機体の中で最も高性能であったVF-17を改良し、高い操縦性と汎用性を備えたVF-171が新統合軍の主力機となった。 銀河系各方面に散らばった移民船団では、それぞれの環境や目的によりVFに求める性能の違いが存在する。2050年代には汎用性を持たせた原型機のデータを基に、各移民船団が独自に系列機を改設計・生産するという潮流が生まれる。一度は開発が中止されたYF-24の設計をベースに、マクロス・フロンティア船団ではVF-25、マクロス・ギャラクシー船団ではVF-27が実戦配備され、2059年のバジュラ戦役で活躍することになる。この戦闘ではバジュラのジャミング攻撃でゴーストが無力化され、有人戦闘機の必要性が再認された。また、この時代には練度の低い新統合軍ではなく、S.M.Sやケイオスといった民間企業の軍事部門に最新鋭機が外部委託されるようになっていく。 YF-24とその系列機(YF-24ファミリー)には、以下のような新技術が導入された。 高G機動時の慣性を一時的に緩衝するISC(Inertia Store Converter:通称「慣性バッファ」)。 高出力のステージII熱核タービンエンジン。 操縦支援インターフェイスおよび飛行パワードスーツとなるEX-ギアシステム。インプラント(サイボーグ化)技術と融合した、完全な脳波コントロール操縦 (VF-27) 。 希少な高純度のフォールドクォーツを搭載(YF-29、YF-30、VF-31)。 用途選択式のマルチパーパスコンテナユニット(YF-30、VF-31)。
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