「中山七里」を題する作品
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「中山七里」の記事における「「中山七里」を題する作品」の解説
戯曲 長谷川伸の時代物の戯曲。1929年(昭和4年)10月『舞台戯曲』十月号に発表された。絵に描いたような江戸っ子の木場の政吉は、恋仲のおさんと死に別れると、あてもない旅烏となって諸国を放浪する。それから3年。ある日ひょんなことから助けた娘お仲は、元恋人の生き写しだった。お仲のために命を賭ける政吉を恋と喧嘩と旅で綴った「股旅物」の傑作。幾度も舞台化、映画化、テレビドラマ化された。 新歌舞伎 1929年(昭和4年)10月、新橋演舞場初演。政吉は六代目尾上菊五郎が務めた。新歌舞伎にしては珍しい人気作となり、再演回数も多い。1946年(昭和21年)11月大阪新歌舞伎座の東西合同大歌舞伎で上演された『中山七里』では、二代目市川莚蔵が娘おはなで初舞台を踏んでいるが、これが後の市川雷蔵である。 映画 3作品がある。公開:1930年(昭和5年)11月、製作:マキノ御室、監督・脚本:並木鏡太郎、政吉:四代目澤村國太郎。 公開:1930年(昭和5年)12月、製作:ミナトーキー、監督・脚本:落合浪雄、政吉:二代目市川小太夫。 公開:1962年(昭和37年)5月、製作:大映京都、監督:池広一夫、脚本:宇野正男・松村正温、政吉:市川雷蔵。 テレビドラマ 1972年(昭和47年)10月に始まったNET『長谷川伸シリーズ』の第4話。制作:NET、東映、監督:原田隆司、脚本:加藤泰、政吉:竹脇無我。 歌謡曲 中山七里 (橋幸夫の曲) - 1962年の大映版『中山七里』の主題歌。作詞:佐伯孝夫、作曲:吉田正、歌:橋幸夫。
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