いちかわ‐らいぞう〔いちかはライザウ〕【市川雷蔵】
市川雷蔵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/26 06:33 UTC 版)
市川 雷藏(いちかわ らいぞう、新字体:雷蔵)は、歌舞伎役者の名跡。屋号は、初代から四代目と六代目は柏屋、五代目は櫻屋、七代目は不詳、八代目は升田屋。定紋は三升の中に雷(みますの なかに いかづち)、替紋は棘牡丹(いばら ぼたん)。
- 初代 市川雷蔵
- 二代目 市川雷蔵
- 初代の子、1754–78。早世。屋号は柏屋。
- 市川雛蔵 → 二代目代市川雷蔵
- 三代目 市川雷蔵
- 五代目市川團十郎の門人、生没年不詳。屋号は柏屋。
- 二代目市川升蔵 → 三代目市川雷蔵
- 四代目 市川雷蔵
- 五代目市川團十郎の門人、生没年不詳。はじめ中山久吉の門下。屋号は柏屋。
- 中山金蔵 → 初代榊山金蔵 → 榊山四郎三郎 → 中山楯蔵 → 四代目市川雷蔵 → 二代目市川男女蔵(小谷屋)
- 五代目 市川雷蔵
- (市川雷蔵)
- 出自・生没年不詳。明治9年 (1878) 6月の絵本番付にその名がみえる。詳細不明。
- 襲名歴不詳
- 六代目 市川雷蔵
- 九代目市川團十郎の門人、1876–1901、早世。屋号は柏屋。
- 市川九 → 六代目市川雷蔵 → 鈴木吉蔵 → 六代目市川雷蔵
市川雷蔵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 04:28 UTC 版)
歌舞伎役者、俳優。三島作品原作の映画『炎上』(1958年)と『剣』(1963年)で主演。『炎上』の撮影現場を見学した8月12日の三島の記録には、〈頭を五分刈にした雷蔵君は、私が前から主張してゐたとほり、映画界を見渡して、この人以上の適り役はない〉と記されている。雷蔵の歌舞伎公演に寄せた文でも、放火僧の演技について〈ああいふ孤独感は、なかなか出せないものだが、君はあの役に、君の人生から汲み上げたあらゆるものを注ぎ込んだのであらう〉と激励した。雷蔵による企画で主演が予定されていた映画『獣の戯れ』は多忙で、『春の雪』の舞台公演は病気のため、実現しなかった。雷蔵は二・二六事件の青年将校役もやりたいと、増村保造に相談していたという(詳細は炎上 (映画)#市川雷蔵と三島由紀夫を参照)。
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