「マーベラス桜美台」住人&関係者
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「左手に告げるなかれ」の記事における「「マーベラス桜美台」住人&関係者」の解説
横浜市磯子区桜美台3丁目にあるマンション。 木島 浩平(きじま こうへい) 薔子のかつての不倫相手。7年間付き合っていた。不倫がバレた後、仙台支店に転勤、現在単身赴任中。肩書きも部長代理から支店長代理に降格。48歳。頭髪の半分くらいが白髪。眼鏡をかけている。 木島 祐美子(きじま ゆみこ) 浩平の妻。309号室の自宅の居間で胸を刺されて殺されているのを発見される。夫である浩平が単身赴任中のため、娘2人との3人暮らしだった。勝気で強情、でしゃばりでお喋り等、周囲の評判は良くない。ボランティア活動に熱心だった。 吾妻(あずま) マーベラス桜美台の住み込みの管理人。木島祐美子の死体の第一発見者。眉毛が薄く、半分くらい眉墨で書いている。会社勤めをしていた頃、ストレス発散にのんでいたお酒で身体を壊し、女房にも逃げられたことから現在は健康に気を遣っている。木島祐美子には留守中の荷物の番を任されるのにうんざりしていた。 吉川 美喜子(よしかわ みきこ) 美肌飲料ドリンク剤「オリンピアC」のセールスレディ(=オリンピアレディという)。健康志向の吾妻の元をはじめ、マーベラス桜美台に出入りしている。 山田(やまだ) 902号室の住人。木島祐美子が殺された当日、マンションから走り去る不審な女を目撃した。 川本(かわもと) 504号室の住人。去年の暮れから住んでいる。木島祐美子が殺された事件当日、マンションから走り去る不審な女を目撃した。20代前半、妊娠7ヵ月。 石毛 啓子(いしげ けいこ) 以前、マーベラス桜美台で木島家の隣りに住んでいた。その時に飼っていた犬のムー(マルチーズ・牝)について木島祐美子から苦情を言われ、周囲からは”ムー戦争”と呼ばれていた程、激しく揉めていた。結局、木島祐美子が率先してマンションの規約にペット禁止の条項を加えたため、マーベラス桜美台から25分ほど離れた一戸建てに引っ越すことになった。 石毛(いしげ) 啓子の夫。実は啓子よりもムーを溺愛している。54歳。銀狐を思わせる色をした髪でオールバック。眼鏡をかけている。 デビッド 石毛家のひとり息子でミュージシャンの卵(ギター担当)。普段は家事手伝い。植物の茎を思わせる体つきで長身、金髪を噴水のように逆立てていて、鼻ピアスといういでたちながら、根は純情らしく意外に料理好きのよう。本名は名乗らず、人には自分のことを”デビッド”と呼ばせる。 三木(みき) 705号室の住人。夜行性のフリーターで、独身のアイドルオタク男性。新薬実験のモニターアルバイトをしている。分厚いレンズの眼鏡におかっぱ頭、2本前歯が出ていてずんぐりした体形ながら、その容貌に似合わぬ繊細な声をしている。なぜか木島祐美子が世話をやいていたらしく、木島祐美子のことを”いい人”と評価する唯一の人間。
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