頭痛 治療と予防

頭痛

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/28 08:29 UTC 版)

治療と予防

基本的に頭痛の治療は薬物などによる対症療法が行われることが多いが、脳の疾患がある場合はその原因を取り除く治療も行われる。また、頭痛を引き起こす原因が生活習慣に存在する場合は、それを改善し取り除くことも推奨される。以下、主に対症療法で使用される薬物等を紹介するが、薬の服用や生活習慣の改善を行っても症状が緩和しないなどの場合は素人判断せず、脳外科などの専門医で相談する方が望ましい。

なお、これら薬物を長期に渡って常用すると体が薬に慣れてしまって効きにくくなったり、「薬の効果が切れる → 薬を飲む」という悪循環に陥って「薬物乱用頭痛」と言われる症状が起こることがある。また、頭痛治療薬服用中にアルコール飲料を飲むことは、胃をあらす原因になったり、薬剤によっては体内で毒性の高い物質に変化するなどの弊害を起こすことがある。

治療と生活習慣改善による予防

  • 緊張型頭痛: Tension headache
  • 片頭痛: migraine
    • 軽症ではアスピリンイブプロフェンナプロキセンなどの NSAIDs、中等症以上の頭痛や過去に NSAIDs の効果がなかった場合にはトリプタン系製剤を服用する。プリンペランなど制吐薬、コントミンなどのドーパミン2受容体阻害剤も有用である。トリプタン系製剤投与にもかかわらず再燃が多い場合、エルゴタミン/カフェイン製剤が使われることがある。
      • トリプタン系薬剤
        • マクサルト錠・RPD
        • レルパックス
        • ゾーミッグ
        • イミグラン錠・点鼻・注射
        • アマージ
    • 過労やストレスを溜めないよう、こまめに気分転換をはかる。睡眠不足・睡眠のとり過ぎも片頭痛が起こりやすくなる要因となるので、規則正しい生活を心がける。頭部への直射日光を避ける。片頭痛の場合、安静にして痛むところを指で軽くおさえたり、冷やしたりすると痛みを緩和できる場合がある。まれにカフェイン飲料が効くこともある[5]
    • 予防策として、脱水症状を避けるため水分補給を心がけること(特に起床時)や、ビタミンB2マグネシウムを多く含む食品を摂取すると良いという説がある。また、ハーブ療法では西洋フキ(バターバー)やナツシロギク(フィーバーフュー)などが知られている。
  • 群発頭痛(: Cluster headache=クラスターヘッドエイク)
    • ベラパミル(NICEはこれが効果が示さない場合は専門家の支援を求めるべきだと勧告している[4]
    • 酸素吸入法による治療、トリプタン系製剤の注射。
    • 頭痛が発生している時の飲酒は避ける。また、多量の飲酒も避ける。頭痛が起こりそうな時、深呼吸をすると予防できることがある。
  • 二日酔いの頭痛
    • 解熱鎮痛薬、水分・糖分の投与など。
    • 大量の飲酒を避けること。蒸留酒でアルコール度数の高いものは水などで薄めて飲むこと。短時間で一気に飲むより、ゆっくりと時間をかけて飲むこと。飲酒時にはアルコールの吸収速度を遅らせるため、適宜食べ物もいっしょに摂取すること。入浴はアルコールの代謝が逆に遅くなる。

頭痛予防薬

片頭痛の予防薬として「バルプロ酸ナトリウム」「カルシウム拮抗薬(きっこうやく)」「β遮断薬(ベータしゃだんやく)」などの服用がなされる。

Ca拮抗薬にはミグシス、テラナスなどがある。β遮断薬にはインデラルがある。

市販頭痛薬の主な成分

主に「痛みを引き起こす物質の合成を抑える」「痛みを感じる中枢をブロックする」の2タイプに分けられる。

英国国立医療技術評価機構(NICE)のガイドラインでは、アセトアミノフェンアスピリンNSAIDを単独または併用の服用が、月に15日以上ある状態が3ヶ月以上続く場合、薬物乱用性頭痛の可能性が疑われるとしている[6]。NICEは急性期の頭痛患者に対して薬物乱用頭痛のリスクを説明することを勧告している[4]

パラセタモール: Paracetamol
アセトアミノフェンとも呼ばれるもので、脳の痛みを感じる中枢(痛覚中枢・つうかくちゅうすう)に働きかけて痛みを鎮める。このアセトアミノフェンとカフェイン・エテンザミドを合わせた「ACE処方」と呼ばれる組み合わせで用いられることが多い。アセトアミノフェンは抗炎症作用をほとんど持っていないが、アスピリンやイブプロフェンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)と異なり、副作用が無ないという利点を持っている。
アスピリン: Aspirin
アセチルサリチル酸とも呼ばれるもので、痛みを引き起こす原因物質の1つであるプロスタグランジンの合成を抑え、炎症に伴う痛みを緩和する。粘膜を荒らしたり、潰瘍を作る原因にもなりやすいので、胃を保護する成分と併用することが多い。
イブプロフェン: Ibuprofen)・イソプロピルアンチピリン
アセチルサリチル酸同様の解熱・鎮痛・抗炎症成分だが、医療現場で使用されていた成分を市販薬に転用しており、抗炎症作用がやや強いとされる。イブプロフェンは全ての非選択性NSAIDの中で最も胃腸障害が少ない。

ビタミン・補酵素・アミノ酸など

ミトコンドリア関連

片頭痛を伴うミトコンドリア病 (ミトコンドリア脳筋症)の場合は、ナイアシン (ビタミンB3)、ビタミンB1ビタミンB2リポ酸や、コエンザイムQ10の補給が行われている[7]。これらはミトコンドリア内のクエン酸回路および電子伝達系を回すために必要となる栄養素である。また、慢性片頭痛は、反復性片頭痛よりもビタミンB2 (リボフラビン)やコエンザイムQ10の欠乏が多いとする研究が存在する[8]ものの、これらのサプリメントが片頭痛を予防するかはまだ分かっていない[8]。ビタミンB2はレバーに、コエンザイムQ10はハツに多く含まれている。

また、ミトコンドリア病の治療において、タウリンの補給も試みられている[9][10]。ミトコンドリアでのタンパク質合成にはタウリンが必要となるものの、ミトコンドリア病の一種であるMELASおよびMERRFの患者ではタウリンと転移RNA (tRNA) の結合減少が指摘されており、その解明が進んでいる[11][12]。なお、片頭痛患者は、片頭痛に伴い血漿および脳脊髄液にタウリンが放出されるとする研究がある[13][14]ものの、原因は不明。

また、筑波大学の研究によれば、アミノ酸のグリシンは、老化による後天性ミトコンドリア呼吸欠損を回復するとしている[15]ものの、グリシンが頭痛に効くかは不明。片頭痛患者は、脳脊髄液のグリシン量が健常者よりも多いとされる[13]

レスベラトロールはミトコンドリア機能を改善するとされる[16][17]が、頭痛に効くかは不明。逆に、レスベラトロールの副作用によって頭痛が起こる場合もある[17]。ミトコンドリアは褐色脂肪細胞に多く含まれているが、マウス実験において褐色脂肪細胞はSIRT1の活性化により増えるとされており[18]、レスベラトロールはそのSIRT1を直接活性化するとみられていたが、後にその直接的な活性化は間違いであり、蛍光分子の導入により起きていたことが判明した[19]。レスベラトロールはイタドリに多く含まれている。

アセチル-CoA不足

クエン酸回路の燃料となるアセチル-CoAを生成するための解糖系及びβ酸化 (脂肪酸代謝) も重要となる。

補酵素A (CoA) は解糖系および脂肪酸代謝の両方において必須となっているが、その補酵素Aの合成にはパントテン酸が必要となる。パントテン酸欠乏症でも頭痛が起きるとされる[20]

また、脂肪酸代謝ではL-カルニチンが必要となる (カルニチン#役割)ほか、解糖系ではグルコースのリン酸化にマグネシウムイオンが必要となる。酵素欠乏によるカルニチンレベル低下は片頭痛の原因となりうるとの報告がある[21]。また、L-カルニチンおよびマグネシウムの摂取は偏頭痛に効果のある可能性がある[22]

低血糖症でも頭痛が起こりうる[23]。この場合、ブドウ糖の補給が行われている。

酸欠

ミトコンドリアの好気的呼吸には酸素が必要となるため、酸素欠乏症高山病などにより酸欠状態になることによっても頭痛が起こる。この場合、酸素吸入などが行われる。酸素吸入は群発頭痛の治療にも使われている[24]ほか、片頭痛や緊張性頭痛などの他の頭痛にも効果のある可能性がある[25][26][27]

また、酸素を運ぶ赤血球が減って貧血になることでも、頭痛が起こりうる[28][29]鉄欠乏性貧血の場合、鉄分や鉄分の吸収を助けるビタミンCの補給が行われている。悪性貧血の場合、ビタミンB12の補給が行われる。

なお、セリアック病などによる消化器官の損傷も、長期的に鉄欠乏性貧血や悪性貧血を引き起こしうる。セリアック病の場合は、グルテンフリー食品への切り替えが行われている。

血液の流れが阻害されて酸素の供給が滞ることでも頭痛が起こりうる。例えば、多血症は赤血球が多くなることで血流を鈍くし、その結果頭痛を起こす[30]脱水によっても相対的多血症が起き[30]、頭痛が起こりうる[31]。脱水の場合は、水分と電解質の摂取が行われる。なお、逆に水分過剰の場合でも頭痛が起こりうる (#頭蓋内圧の上昇)。

頭蓋内圧の上昇

頭蓋内圧の上昇でも、頭痛が起こりうる[32]

頭蓋内圧上昇の原因の一つとして低ナトリウム血症がある[33]。低ナトリウム血症には、様々な要因によるナトリウム欠乏や、水中毒 (水分過剰) などがある。水分過剰の場合は水分の摂取を控える必要が有る。ナトリウム欠乏の場合は塩化ナトリウムの補給が行われている。

また、脳虚血は神経細胞を守るためにヒスタミン放出を促し[34]、ヒスタミンは脳浮腫を誘導して[34]頭蓋内圧を上昇させる。そのため、脳虚血は群発頭痛 (別名ヒスタミン頭痛) を引き起こす。群発頭痛の場合は酸素吸入が行われている[24]

ヒスタミン頭痛はヒスタミン食中毒のようなヒスタミンの直接摂取でも起こりうる。ヒスタミンを含有する食品の摂食は注意が必要となる。

神経障害

片頭痛患者は三叉神経髄鞘 (別名ミエリン鞘。神経の被膜部分) に異常があるとの報告が存在する[35]

髄鞘の構成要素にはセラミドホスファチジルコリンより合成されるスフィンゴミエリンが存在するが、エピソード性片頭痛患者は血清中の全セラミド量及びジヒドロセラミド量が少ないとの報告がある[36]。セラミドはDe novo経路により、パルミトイル-CoA英語版とL-セリンなどから合成される。また、マウス線維芽細胞でのin vitroの実験によれば、ホスファチジルセリンもセラミド合成に使われるとされる[37]。しかし、L-セリンやホスファチジルセリンの摂取が頭痛を防ぐかは分かっていない。関係は不明だが、ホスファチジルセリンとホスファチジン酸を含むレシチンの摂取に、(しばしば頭痛を伴う)月経前症候群 (PMS) への効果があるとする研究がある[38]

また、ネルボン酸も髄鞘の構成要素となっている。ネルボン酸の摂取は脱髄を予防できる可能性があり[39][40]、(頭痛を伴うこともある)脱髄疾患に有益な可能性がある[40]。その他、高血圧の片頭痛患者は突発性難聴になりやすいとされる[41]が、突発性難聴のリスク因子にはネルボン酸やコエンザイムQ10の低レベルがあるとする研究がある[42]。しかし、ネルボン酸の摂取が片頭痛や片頭痛に関連する突発性難聴を防ぐかは分かっていない。

重金属中毒によって神経等が冒された場合も頭痛が起こりうる。例えば、鉛中毒になった場合[43]、気化した金属水銀を吸い込んで水銀中毒になった場合[44]、カドミウムを吸引してカドミウム中毒になった場合などに頭痛が起こりうる[45]。水銀体温計や蛍光灯が割れた場合は、水銀を吸い込まないように注意が必要となる。

また、頭痛の一つに頭部神経痛があり、これは頭部の末梢神経障害 (ニューロパチー) による疼痛となっている。末梢神経障害の原因の一つに、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンB12レベルの低下が存在する[46] (栄養障害ニューロパチー)。この場合、これらビタミンの補給が行われる。

糖尿病でも末梢神経障害の起こる可能性があり[46] (糖尿病性神経障害)、それによっても頭部神経痛が起こりうるという報告がある[47]。糖尿病では、ビオチン (ビタミンB7) と三価クロムの同時補給に血糖値を下げる効果のある可能性がある[48]。なお、糖尿病の治療では砂糖や炭水化物などの糖質を控えたり (糖尿病の食事療法)、薬を使ったりによって血糖値を下げることが行われているが、これによって低血糖症になることでも頭痛が起こりうる (#アセチル-CoA不足)。

還元型グルタチオンレベルの低下

還元型グルタチオン (GSH) は脳における酸化ストレスの保護に重要となっている[47][49][50]が、関係は不明なものの、還元型グルタチオンレベルの低下は片頭痛の重さに相関するいう報告がある[51]。グルタチオンはL-グルタミン酸、L-システイングリシンより構成されており、グルタチオンの赤血球濃度はL-システイン及びグリシンの経口補給によって上げることができるとされる[52]ものの、それらの摂取が頭痛に効くかは不明。

ライム病は頭痛の原因の一つであるが、ライム病を引き起こすボレリア・ブルグドルフェリ菌は、L-システインを吸収することにより増殖率が上がり[53]、また、宿主のL-システインを減らすことで宿主のグルタチオンレベルを低下させる可能性がある[54]

アレルギー性鼻炎も頭痛の原因の一つである[55]が、ラットでの実験によればアレルギー性鼻炎はグルタチオンレベルを低下させる[56]とされ、実際のアレルギー性鼻炎患者もグルタチオンレベルが低いとの報告がある[57]。アレルギー性鼻炎はアラキドン酸-5-リポキシゲナーゼによるアラキドン酸からのロイコトリエンA4合成を促し[58][59]ロイコトリエンC4シンセターゼ英語版がグルタチオンを消費してロイコトリエンA4からシステイニルロイコトリエンを生成する[58][60]

また、グルタチオンレベルの低下は慢性副鼻腔炎や慢性中耳炎などの慢性炎症とも関係があるとされる[61][62]

アルギニン関連

一酸化窒素 (NO) は頭痛を引き起こすと見られている (NO誘発性片頭痛)[63]が、体内において一酸化窒素は一酸化窒素合成酵素によってL-アルギニンから生成される。

アルギニンの生合成は尿素回路で行われているが、関係は不明なものの、慢性尿素回路障害の症状にも頭痛が存在する[64]。また、頭痛を持つ非高アンモニア血症のオルニチントランスカルバミラーゼ欠損症患者は、頭痛を持たない同病患者よりもNOx及びアルギニンレベルが低いという報告が存在する[64]

ミトコンドリア脳筋症・乳酸アシドーシス・脳卒中様発作症候群 (MELAS) においては、L-アルギニンの摂取が(頭痛を含む)その症状を改善するとされる[65]

アレルギー性鼻炎は頭痛の原因の一つである[55]が、アレルギー性鼻炎では鼻粘膜においてL-アルギニン分解酵素であるアルギナーゼの発現レベルが上昇しているという報告がある[66]。関連は不明だが、L-アルギニンとL-グルタミンの組み合わせが肥満細胞におけるロイコトリエンC4の遊離を防ぐというin vitroな研究が存在する[67]。しかし、L-アルギニンの摂取は、逆にアレルギー反応を引き起こす可能性がある[68]

また、体内の細菌には、宿主のアルギニンやその代謝物を減らして、自らのエネルギー源とするものが存在する[69]歯周病は片頭痛の原因の一つとして疑われている[70]が、関連は不明なものの、主な歯周病の病原菌であるポルフィロモナス・ジンジバリスは、他の口腔細菌と異なりペプチジル-アルギニンデイミナーゼ英語版によってタンパク質-アルギニンの代謝を行っている[71]高気圧酸素治療は歯周病にも効果があるとされる (ただし、スケーリング・ルートプレーニングと組み合わせた方が効果的とされる)[72]

粘膜等の炎症

急性副鼻腔炎からくる頭痛の場合、主要な原因はウイルスにあるため、原因ウイルスによってはHSPA5を阻害する没食子酸エピガロカテキン (EGCG)に効果のある可能性がある。没食子酸エピガロカテキンは緑茶に多く含まれている。

また、上咽頭炎でも咽頭痛と共に頭痛が起こるという報告がある[73]

後部尿道炎と(頭痛を伴うこともある)神経衰弱に関係があるとする古い報告も存在する[74]

ナイアシン欠乏によって起こるペラグラも頭痛を引き起こす[75]ナイアシン (ビタミンB3)は粘膜の健康に保つために必要であり、ナイアシンの摂取はペラグラ患者の粘膜の痛みを緩和する[76]。またナイアシンは、作用機序が不明ながら一部の頭痛に効果があったという報告がある[77]

ビタミンA過剰症も頭痛を引き起こす[78]。ビタミンA過剰症は皮膚や粘膜を乾燥させ[78]口角炎などを引き起こす[79]。ビタミンA過剰症の場合、ビタミンAの摂取を控える必要がある。一方、ビタミンA欠乏については、粘膜の上皮化生を起こすという報告がある[78]ものの、頭痛との関係は報告されていない。

ビタミンD欠乏を伴う片頭痛も存在する[8]。頭痛との関係は不明だが、ビタミンDには慢性炎症を抑制する効果があるとされる[80][81]

その他

抗酸化物質のアスタキサンチンは眼精疲労に効くとされており[82]、眼精疲労に伴う緊張性頭痛にも効く可能性がある (なお、アスタキサンチンは酸化ストレスを下げミトコンドリア機能を改善する効果があるとされ[83]、また、カルニチンによる筋肉内の脂質代謝を促すとされる[84])。アスタキサンチンは鮭などに多く含まれている。

そのほか、ビタミンB12の補給に頭痛軽減の効果のある可能性がある。


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