トヴァシュトリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/06 08:52 UTC 版)
『リグ・ヴェーダ』によれば、トヴァシュトリはブリグ族の氏族に属する。同様に、叙事詩『マハーバーラタ』での言及によれば、トヴァシュトリはシュクラの息子である[3]。トヴァシュトリは時には、関連性や類似性がある神、たとえばサヴィトリ、プラジャーパティ、ヴィシュヴァカルマン、そしてプーシャンと関連づけられるか同一視される[2]。トヴァシュトリの娘はサラニューで、彼女は、スーリヤとの間に2度にわたって双子を産んだ (リグ・ヴェーダ 10.17.1)[4]。そのうちの1組はヤマとヤミーである。トヴァシュトリはまた、インドラによって殺されることになるヴィシュヴァルーパまたはトリシラスの父であり、復讐のために恐るべき竜のヴリトラを生み出した[2]。意外なことに、トヴァシュトリはインドラの父とも呼ばれることがある[2]。
トヴァシュトリは、『マハーバーラタ』とその補遺『ハリ・ヴァンシャ』では太陽神とされており、聖仙カシュヤパと女神アディティの間の息子として言及された。
関連項目
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