シヴァ派
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/25 09:03 UTC 版)
支流
シヴァ派に括られる主な派としては、以下のようなものがある。[1]
- 聖典シヴァ派 - アーガマ (ヒンドゥー教)を聖典とし、特に南インドのタミル地方で栄えた
- カシュミール・シヴァ派 - カシュミール地方を中心に栄えた。もともとは聖典シヴァ派と同じ聖典を信奉していたようだが、9世紀から独自の神学が形成されていった
- パーシュパタ(獣主)派
- シャクティ(性力)派
- ラセーシュヴァラ(水銀)派 - 水銀はシヴァ神とその妃との結合から生じた不老不死の霊薬であり、これを服用し、ヨーガを行うことで、解脱できるとする
- リンガーヤタ派 - 特にカルナータカ地方に広まった。シヴァ神の象徴であるリンガを常に身につけ、カースト制度を否定し、偶像崇拝や巡礼など、外的な儀礼を廃止した
- カーパーリカ派 - 人間の髑髏を連ねて頭や首の飾りにするといった、独特の修行法を実践した
シヴァ神
エローラ石窟にヒンドゥー教の主神ともいえるシヴァ神が祭られている。エローラ石窟にアウランガバードという町の西北約30キロメートルのところにある。南北2キロメートルにわたって、仏教、ヒンドゥー教、ジャイナ教の三つの宗教が石窟寺院に祭られている大石窟群である。巨大なエローラ石窟の中央に位置する第16石窟に、カイラーサナータ寺院がある。8世紀から9世紀にかけてつくられたものである[4]。
脚注・出典
関連項目
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