ふみ‐だい【踏(み)台】
踏み台
【英】springboard
踏み台とは、コンピュータに不正行為を行うための中継点として利用されているコンピュータのことである。
踏み台は、その所有者の知らないうちにクラッカーによって操作され、他のコンピュータに対する不正アクセスや、迷惑メールの送信などを行うために利用される。不正行為そのものは踏み台によって行われ、攻撃を受けたコンピュータのアクセスログなどには踏み台によるアクセスの記録しか残らない。このため、実際に不正行為を企図しているクラッカーのは身元は特定されにくくなり、踏み台が攻撃者であると偽装することができる。複数の踏み台を経由することで、クラッカーの身元はさらに特定されにくくなる。
踏み台として利用されたコンピュータの所有者は、不正アクセスの痕跡から犯人であることを疑われたり、結果として犯罪行為の幇助を行ったとみなされたり、不正侵入を許してしまうセキュリティの不備や管理の不備を問われたりする可能性もある。
踏み台のうち、コンピュータウィルスへの感染などによって、クラッカーからの攻撃命令を待つ状態に陥ったコンピュータは、ゾンビマシンやボットなどと呼ばれることもある。
ネットワーク攻撃: | ボット ボットネット 不正アクセス 踏み台 ブラウザクラッシャー ブルートフォース攻撃 ブラックハット |
踏み台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 03:16 UTC 版)
踏み台とは、第三者のコンピュータやサーバを乗っ取り(正規の利用者の意に反した動作をさせ)、サイバー攻撃や迷惑メールの発信源に利用すること。また、その状態のコンピュータやサーバのこと。他の踏み台への中継地点とする場合も指す。身近な道具に置き換えた説明の分かりやすさから、行政機関による告知やマスコミでよく使用される。
- ^ “【AWS 再入門】VPC 環境に踏み台サーバーを構築して SSH 接続してみよう”. PSYENCE:MEDIA (2015年4月13日). 2019年4月9日閲覧。
- ^ 後藤洋一, 中村康弘, 「ダークネット観測結果とアクティブスキャンを用いた踏み台検出手法の提案」『コンピュータセキュリティシンポジウム2014論文集』 2014巻 2号 p.308-313, 2014年
- ^ サイバー攻撃の情勢と対策(警察庁)
- ^ a b 迷惑メールへの対策(一般財団法人日本インターネット協会)
- ^ サイバー攻撃と最近の対策(内閣サイバーセキュリティセンター・独立行政法人情報通信研究機構)
- ^ XP・office2003サポート終了のお知らせ(マイクロソフト)
- ^ キャノンITソリューソンズ
- ^ sophia-it
踏み台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/01 17:44 UTC 版)
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