springboardとは? わかりやすく解説

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スプリングボード【springboard】

読み方:すぷりんぐぼーど

体操跳馬などの踏み切り板。

水泳飛び込み競技飛び板

ある行動起こすきっかけとなるもの。契機。「留学を—として新し人生踏み出す

「スプリングボード」に似た言葉

踏み台

読み方ふみだい
【英】springboard

踏み台とは、コンピュータ不正行為を行うための中継点として利用されているコンピュータのことである。

踏み台は、その所有者知らないうちにクラッカーによって操作され、他のコンピュータ対す不正アクセスや、迷惑メールの送信などを行うために利用される不正行為そのものは踏み台によって行われ攻撃受けたコンピュータアクセスログなどには踏み台によるアクセス記録し残らないこのため実際に不正行為企図しているクラッカーのは身元特定されにくくなり、踏み台が攻撃者であると偽装することができる。複数の踏み台を経由することで、クラッカー身元はさらに特定されにくくなる

踏み台として利用されコンピュータ所有者は、不正アクセス痕跡から犯人であることを疑われたり、結果として犯罪行為幇助行ったみなされたり、不正侵入許してしまうセキュリティ不備管理不備問われたりする可能性もある。

踏み台のうち、コンピュータウィルスへの感染などによって、クラッカーからの攻撃命令を待つ状態に陥ったコンピュータは、ゾンビマシンボットなどと呼ばれることもある。


SpringBoard

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/16 15:06 UTC 版)

SpringBoard(スプリングボード)は、iOSにおいてホーム画面およびそれに付随した機能(通知センターコントロールセンターSpotlight検索等)を管理するソフトウェアである。その他の機能としてWindowServerの開始、アプリケーションの起動、いくつかのデバイスの設定などが含まれる。

歴史

2008年、AppleのリリースしたiPhone OS 1.1.3とJanuary App PackのアップデートによりSpringBoardにある変更がなされた。この変更により、ホームスクリーン上のアイコンのいずれかに指を置き、数秒ホールドするとアイコンが震え、ユーザーはアイコンの配列を変更したり、Webクリップを削除したり、またページの端までアイコンをドラッグすることでホーム画面にページを追加したりできるようになった。そして、ホームボタンを押すとアイコンは震えるのをやめ、再度タップにより開ける状態になる[1]。このアイコン再配列の仕組みは2019年リリースのiOS 13でもほぼその仕様を変えることなく継続されている。

2008年7月、iPhone OS 2.0のアップデートと共にサードパーティー製アプリケーションが解禁された。これらのApp Storeからインストールされたアプリケーションはこの伝統的な「ぷるぷるモード」とも呼ぶべき再配列の方法により配置の変更、削除が行えるようになっている。

2009年6月、iPhone OS 3.0によりSpotlight検索の機能がSpringBoardに追加された。これにより、ユーザーはiPhoneにインストールされたアプリケーションやその他のファイルを検索できるようになった。

2010年6月、iPhone OS改めiOS 4.0によりホームスクリーンの壁紙とフォルダ機能が追加された。このリリースまで、SpringBoardでは(iPhone OS 3インストールしたiPadを除いて)ロックスクリーンには壁紙を設定できたものの、ホームスクリーンでは壁紙を設定することができなかった。フォルダ機能は、先述の「ぷるぷるモード」 においてあるアプリケーションアイコンを他のアイコンの上にドラッグすることでその2つのアイコンを含むフォルダを作成できる。作成されたフォルダアイコンの上に更に追加したいアイコンを重ねることでフォルダに入れることができる。フォルダからアイコンを出す場合は「ぷるぷるモード」でアイコンをフォルダの外へドラッグする。すべてのアイコンをフォルダから出すとフォルダは自動的に消える。

2016年6月に公開されたiOS 10のベータ版からはミュージックメール計算機天気、株価、連絡先Podcast、ビデオ、ヒント、ボイスメモ、メモiTunes StoreカレンダーHomeApple Books、コンパス、リマインダーFaceTimeWatchファイルマップ探すといったプリインストールアプリの一部をホームスクリーンから取り除くことが可能になった。取り除いたアプリケーションおよびその付随機能は使用できなくなる(iPhoneでは、FaceTimeアプリは取り除いても電話アプリから発着信が可能)。再度使用したい場合はApp Storeからダウンロードするという形を取っている。「ホームスクリーンから取り除く」「App Storeからダウンロードするという形を取っている」という表現の通り、ホームスクリーンから削除されたプリインストールアプリは実際にはデバイス上から削除されているわけではなく、あくまで「非表示」の状態になっているに過ぎない[2]。App Storeから再ダウンロードするように見えるのは、内部的に「再表示」の処理を行っているだけである(そのため他の一般的なアプリケーションと異なり、瞬時に処理が完了する)。

2019年9月に公開されたiOS 13では、アイコンを長押しした際の動作が変わり、メニューが表示されるようになった。

そこで「ホーム画面を編集」を押すことでアプリの並べ替えが可能となる。[3]

2020年6月に発表されたiOS 14で、ホーム画面にウィジェットを表示でき、またAppライブラリという機能を利用することでホーム画面上からアプリを隠すことができる。このウィジェット機能には、Apple独自の「スマートスタック」という機能があり、時間帯やユーザーの利用状況にあわせて自動で切り替わる[4]

2024年6月に発表されたiOS 18では、ホーム画面のアイコンの配置が自由になり、アイコンの色を変更することが可能になった。

研究によると、多くのユーザーはSpringBoardにおいてアイコンを使用頻度、アプリケーション同士の関連性、操作性、そして美学にもとづいて配列していることが明らかになっている。[5]

関連項目

脚注

  1. ^ Apple - iPod touch features アーカイブ 2009年8月23日 - ウェイバックマシン
  2. ^ https://techcrunch.com/2016/06/14/deleting-apples-pre-installed-apps-in-ios-10-doesnt-actually-delete-them/
  3. ^ iPhoneのアプリ並べ替えを高速化する方法。iOS 13でホーム画面をすばやく整理するには?”. できるネット. 2020年6月11日閲覧。
  4. ^ WWDC20” (英語). developer.apple.com. 2020年7月14日閲覧。
  5. ^ Matthias Böhmer, Antonio Krüger. A Study on Icon Arrangement by Smartphone Users. In Proceedings of the SIGCHI Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI '13). ACM, New York, NY, USA, 2137-2146.

外部リンク


ハンドスプリング (企業)

(springboard から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/15 14:38 UTC 版)

ハンドスプリング: Handspring)は、Palm OS搭載の携帯情報端末を開発・販売していたアメリカ合衆国の企業。1998年6月に創業され、2003年10月にパーム社と合併し、そのハードウェア部門とともにパーム・ワン(Palm One Inc.)の一部となった[1][2]

経緯

1998年パーム社の創業者のジェフ・ホーキンスドナ・ドゥビンスキー英語版、およびエド・コリガン英語版がパーム社より独立して設立した[3]

1999年からVisorというPalm OSを搭載したPDAのシリーズを発売した[4]。これは、完全なプラグアンドプレイを実現した独自の拡張スロット「スプリングボード」(Springboard)を搭載した製品で、さまざまなモジュールを差し替えることで、状況に応じてPDAをデジタルカメラGPSバーコードリーダーなどに変身させることができた。

2001年10月には携帯電話機能を内蔵したTreoを発表した[5]。コミュニケータと呼ばれる種類の製品にシフトしていったが、2003年1-3月期の売上高は前年同期の5970万ドルから3080万ドルにほぼ半減した[6]

2003年6月、米PalmがHandspringを買収することを発表した[7][3][8]。10月に買収が完了し、二人の創業者はパーム社の幹部として復帰することとなった[9]

主な製品

Visor Edge
  • Visorシリーズ
    • Visor Solo(1999年)[4]
    • Visor Deluxe(1999年)[4]
    • Visor Platinum(2000年)[10]
    • Visor Prism(2000年)[10]
    • Visor Edge(2001年)[11]
    • Visor Neo(2001年)[12]
    • Visor Pro(2001年)[12]
  • Treoシリーズ

Visor

Palm OS 3.0(〜Visor Deluxe)、Palm OS 3.5(Visor Platinum〜)をベースにしたPalmハンドヘルド互換機。基本的にそれまでのPalm機種を踏襲しているが、他機種と違いOSを格納したマスクROM+ユーザー領域のSRAM(初代Visorは2MB、以降は8MB)となっている(OSへのパッチはSRAMにファイルを置いてフックを行うことで対処している)。

液晶解像度は160×160、Visor Prismが65536色カラー表示に対応、それ以外の機種は16階調モノクロ液晶である。

パソコンと同期を行うクレードルUSB接続のものが標準であり、シリアルポート接続のものは別売。

サードパーティーから各種サプライ品が発売されたが、特記すべきは色違いボディー自体が販売されたことで、特にVisor Deluxeは標準で5色、サードパーティー製ボディも多数発売され、それまでのPalm機種にはないデザインとファッション性を主張した。本来は分解はメーカーサポート外ではあるが、スタイラスにボディーの十字ねじに対応したドライバーが収納されており、比較的簡単に分解してボディーを交換できるようになっていた。

背面上部に独自のSpringboardスロットがあり、Springboardモジュールを挿入することが出来るのが特徴(Visor Edgeは添付されているSpringboardアダプタを本体に接続し、そのアダプタにモジュールを挿入する)。

SpringboardスロットとSpringboardモジュールは68ピンのコネクタで接続される。標準のSpringboardモジュールはコンパクトフラッシュより横幅は一回り(54mm)、縦幅はふた周り程度(57mm)大きい(コンパクトフラッシュのデータを読み込むSpringboardモジュールがちょうど良いサイズとなる)。

Springboardモジュールにメモリ(フラッシュROM等)を搭載して、Springboardモジュールの動作に必要なプログラムを格納(さらには挿入した際に自動的に実行するように設定)することができるため、基本的にSpringboardモジュールを動作させるためのドライバやプログラムを別にインストールする必要がない。

また、本体にはマイクロフォンが内蔵されている。ただしマイクロフォンの入力はSpringboardモジュールに直結されており、Visor単体では利用することが出来ない。

主なSpringboardモジュールの一覧

デジタルオーディオプレイヤーやデジタルカメラなど時代の流行を取り入れた展開が行われたが、思うように価格が下がらずそれぞれの専用機種の性能アップのスピードについていけなかったために大きな話題となることはなくSpringboardモジュールの展開は終了した。

日本での展開

  • 2000年2月、米Handspring社が日本法人「ハンドスプリング株式会社」を設立する[21]
  • 2000年6月、「Visor Deluxe日本語版」を発売する[22]
  • 2000年12月、「Visor Prism日本語版」「Visor Platinum日本語版」を発売する[23]
  • 2001年4月、「Visor Edge日本語版」を発売する[24]
  • 2001年9月、ハンドスプリングの営業部門が日本から撤退する[25]

一時、日本ではSpringboardモジュール化したPHSを接続し、スマートフォンとして取り扱えるモジュールが構想され、開発されていたが、ハンドスプリングの方針転換、および日本撤退により開発が中止されて発売にはいたらなかった。

脚注

  1. ^ Palm, Form 8-K, Current Report, Filing Date Jun 6, 2003”. secdatabase.com. 2012年12月31日閲覧。
  2. ^ Palm, Form 8-K, Current Report, Filing Date Nov 12, 2003”. secdatabase.com. 2012年12月31日閲覧。
  3. ^ a b PalmがHandspringを買収、創業者のジェフ・ホーキンス氏がCTOに復帰”. ITmediaニュース (2003年6月4日). 2024年1月15日閲覧。
  4. ^ a b c HandSpring、Palm OS搭載のPDA「Visor」”. PC Watch (1999年9月17日). 2024年1月15日閲覧。
  5. ^ 横田英史 (2001年10月16日). “米ハンドスプリング,携帯電話機能装備の「Treo」発表,キーボード付きで399ドル”. 日経クロステック. 2024年1月15日閲覧。
  6. ^ Handspring、売上半減”. ITmediaニュース (2003年4月16日). 2024年1月15日閲覧。
  7. ^ Palm、Handspringを買収~Palm SourceはPalmから独立”. PC Watch (2003年6月5日). 2024年1月15日閲覧。
  8. ^ 米パーム、ハンドスプリングを買収:ホーキンスらは「元の鞘」へ”. CNET Japan (2003年6月5日). 2024年1月15日閲覧。
  9. ^ 新しい“2つのPalm”誕生”. ITmedia Mobile (2003年10月29日). 2024年1月15日閲覧。
  10. ^ a b 詳報:ハンドスプリング,カラー液晶搭載モデルなど「Visor」新機種2製品を発表”. ITmediaニュース (2000年10月16日). 2024年1月15日閲覧。
  11. ^ 米Handspring、金属筐体の薄型「Visor Edge」を発売”. ケータイWatch (2001年3月13日). 2024年1月15日閲覧。
  12. ^ a b 米Handspring、16MBメモリ搭載「Visor Pro」と入門機「Visor Neo」”. ケータイWatch (2001年9月17日). 2024年1月15日閲覧。
  13. ^ a b バックアップ機能と8MB増設メモリの複合Springboardモジュール”. ケータイWatch (2001年5月11日). 2024年1月15日閲覧。
  14. ^ アスク、VisorでCFカードを利用できるSpringboardモジュール”. ケータイWatch (2001年7月5日). 2024年1月15日閲覧。
  15. ^ MDS、Visor用MP3プレーヤー拡張モジュール『SoundsGood』を発売”. ASCII.jp (2000年11月22日). 2024年1月15日閲覧。
  16. ^ エム・ディ・エス、Visorの拡張スロット用モジュールとしてデジタルカメラとLED点滅アラームを発表”. ASCII.jp (2000年7月28日). 2024年1月15日閲覧。
  17. ^ ハギワラシスコム、Visor用のサウンドモジュール”. ケータイWatch (2001年6月13日). 2024年1月15日閲覧。
  18. ^ ザーコム,Visor用の56Kbpsモデム&携帯電話接続モジュールを発売”. ITmedia (2000年8月24日). 2024年1月15日閲覧。
  19. ^ 塩田紳二 (2001年4月5日). “第5回 カラーPalmと拡張モジュールで広がるソリューション 充実しつつあるSpringboardのラインアップ”. @IT. 2024年1月15日閲覧。
  20. ^ Visorが万歩計に! ハギワラシスコムがSpringboardモジュールを発売”. ITmediaニュース (2001年3月15日). 2024年1月15日閲覧。
  21. ^ ハンドスプリング、PalmOS搭載PDA「Visor」日本語版を発表 SpringBoardモジュールで多彩な機能拡張が可能に”. INTERNET Watch (2000年6月14日). 2024年1月15日閲覧。
  22. ^ 小林伸也 (2000年6月14日). “Palm OS搭載PDAの『Visor』、2万9800円で日本上陸――ハンドスプリング、16日に発売開始と発表”. ASCII.jp. 2024年1月15日閲覧。
  23. ^ 小林伸也 (2000年10月16日). “詳報:ハンドスプリング,カラー液晶搭載モデルなど「Visor」新機種2製品を発表”. ITmediaニュース. 2024年1月15日閲覧。
  24. ^ 白根雅彦 (2001年4月4日). “ハンドスプリング、薄型Visor Edgeの日本語版を4月6日発売”. ケータイWatch. 2024年1月15日閲覧。
  25. ^ Palm Magazine vol.25 2006, p. 48-49.

参考文献

  • 『Palm Magazine vol.25』アスキー、2006年4月12日。 


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