速射砲とは? わかりやすく解説

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そくしゃ‐ほう〔‐ハウ〕【速射砲】

読み方:そくしゃほう

砲弾迅速に装塡(そうてん)・発射できる砲。特に、発射速度速い中・小口火砲をいう。転じて早口まくしたてることを形容していう語。


【速射砲】(そくしゃほう)

  1. Rapid Fire Gun.
    比較的高い(一分間に数十発程度の)連続発射能力を持つ砲の事。
    現在の水上艦搭載されている艦載砲は、基本的にこのタイプである。

  2. 旧日本陸軍においては世界的に言うところの対戦車砲の事をそう呼んでいた。
    単純に弾丸発射速度が(他の砲に比べて)高い」ところからの由来である。

速射砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 17:41 UTC 版)

速射砲英語: rapid fire gun)は、短い間隔で続けざまに発射可能な火砲[1]現代防衛省規格(NDS)では艦砲に限定した用語とされているが[2]近代においては野戦砲に対しても用いられていた[3][4]


  1. ^ a b 猪口修道「速射砲」『日本大百科全書株式会社DIGITALIOコトバンクhttps://kotobank.jp/word/%E9%80%9F%E5%B0%84%E7%A0%B2-898672022年10月19日閲覧 
  2. ^ 防衛省 2009, p. 27.
  3. ^ 原田 1918, p. 300.
  4. ^ a b c 横山 2005.
  5. ^ a b c McNeill 2014, pp. 41–49.
  6. ^ 金子 2013, pp. 154–159.
  7. ^ a b 佐山 2008, pp. 58–70.
  8. ^ 佐山 2008, pp. 250–252.
  9. ^ 佐山 2008, pp. 338–341.
  10. ^ McNeill 2014, pp. 97–104.
  11. ^ McNeill 2014, pp. 125–126.
  12. ^ Friedman 2011, pp. 12–16.
  13. ^ a b 高須 1996b.
  14. ^ a b 高須 1996.
  15. ^ 高須 1979.
  16. ^ 香田 2015, pp. 32–33.
  17. ^ a b 堤 2006.


「速射砲」の続きの解説一覧

速射砲(D0)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/17 15:52 UTC 版)

パワーローダー (パワードール)」の記事における「速射砲(D0)」の解説

対戦車対空両用砲転用した、独立戦争末期導入され始めた装備初速が高いため、徹甲弾威力は高いが、榴散弾では近接信管反応間に合わないという事態を生み出し、対PLD能力低下している。独自の3バースト射撃機構を持つため、重量反動増大しており、砲弾消費激しい。

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速射砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/22 15:43 UTC 版)

アルカディア号」の記事における「速射砲」の解説

主に対空砲として小型飛行物体迎撃使われる砲身のない箱形ランチャー。その主力艦橋真下装備された速射砲スペースバスターで、「宇宙モリハープーン発射も可能。これは敵艦内部打ち込み冷凍ガス放出して艦内乗組員一時的に凍結させるというものである

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速射砲

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 15:12 UTC 版)

ノモンハン事件」の記事における「速射砲」の解説

1939年当時ソ連軍は、T-34KV-1のような装甲の厚い戦車未だ保有せず、高速だが装甲の薄いBT-5正面装甲13 mm)やBT-7(同15-20 mm)、T-26軽戦車(同15 mm)、FAIBA-3BA-6BA-10BA-20(以上、同6-13 mm)といった装輪装甲車多数投入した。それに対す日本軍対戦車戦闘主力兵器として九四式三十七粍砲少数ながら(最大50門)九七式自動砲、九八式20mm高射機関砲対戦車戦闘参加威力発揮したという(九八式20mm高射機関砲装備した部隊ノモンハン投入されたという日本側の記録無く類似した構造九七式自動砲との誤認可能性もある)。また装甲の薄い装甲車には九三式十三粍重機関銃も非常に効果的であり、前線即席砲架作ったり、球形装着したりして射撃効率高めていた。 日本軍はこうした対戦車兵器配置した対戦車防御陣地構築した。これらの陣地全周防御施し、他の拠点連絡通路繋がり互い火力連携できるようになっていた。最前線には、火炎瓶装備した歩兵対戦車地雷結束手榴弾装備した工兵待ち受ける個人壕が掘られており、つぎに歩兵の数線の塹壕があり、大口機関銃配置されている事もあった。そして、陣地最深部最前線から150-200 m)に速射砲が設置されてあったが、巧妙に隠匿されており、ソ連軍戦車が300-400 mまで近づいてようやく発見できるかどうかであった。そして各速射砲は3、4個の予備陣地構築しており、4、5発発射するごとに陣地転換しソ連軍からの攻撃回避していた。各砲はあらかじめ照準調整試射済ませており、目安となる線や標的巧みに木などで偽装していたため、その標的基準にした砲撃精度極めて高かったソ連軍戦車接近すると、まずは陣地内の速射砲が正確な砲撃浴びせ戦車前線に近づいてくると、歩兵陣地から大口機関砲による射撃や、火炎瓶地雷により歩兵肉弾攻撃行った。また時には隣接する砲兵陣地から両翼から野砲による支援射撃加わり両翼十字放火浴びソ連軍戦車日本軍射撃陣地特定することが困難となり損害重ねたソ連軍戦車歩兵随伴が無い場合は、日本兵ソ連軍戦車視察孔や視察装置内に見え戦車兵小銃狙撃してきた。日本軍対戦車主力兵器となった九四式三十七粍砲ソ連側によればいかなる我が軍戦車装甲を無理な撃破貫通」する「非常に軽量で、発見困難な機動兵器」であり、「対戦車戦の優秀な兵器」であることを証明したという評価であった日本軍九四式三十七粍砲陣地据えつけているだけではなく7月3日ハルハ河西岸ソ連軍第11戦旅団迎え撃った日本軍の速射砲部隊は、トラック荷台に速射砲1門を載せて動かないように土嚢固定し車上から砲撃している。林中尉の指揮する速射砲第一中隊および第二中隊の一小隊は、自動車移動しながら、ソ連軍戦車遭遇する車上砲撃行い50輌 - 60輌のソ連軍戦車の内41輌を撃破した報告している。 日本軍ハルハ河西岸での速射砲部隊活躍により速射砲の威力認識したため、全満州から速射砲をかき集めてノモンハン増派することとした。7月22日には関東軍参謀長名で第1師団第7師団の速射砲30門が第23師団増派され、実戦投入された速射砲は62門で、さらに事件末期には230門もの速射砲が新設され第6軍所属となりノモンハン投入されることとなっていた。 一方ソ連軍も速射砲から大損害を被った教訓活かし8月入ってからの大攻勢の際は、戦車は一旦日本軍陣地に距離を置いて停止し戦車砲遠距離砲撃浴びせたり、重砲による支援砲撃十分に加えた後、歩兵随伴し戦車日本軍陣地突入し歩兵白兵戦で速射砲を含む日本軍陣地殲滅するという、歩甲協同攻撃などの対策講じている。また、BT-7に76.2 mm KT-28榴弾砲搭載したBT-7A砲兵戦車が、日本軍の速射砲陣地攻撃威力発揮した

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