三省堂 大辞林 |
はや・い 2 【早い/速い】
(1)(「疾い」「捷い」とも書く)動作・作用の進行にかかる時間が短い。進む程度が大きい。すみやかだ。《速》
⇔遅い
「彼は仕事が―・い」「この川は流れが―・い」「頭の回転が―・い」「時の経つのが―・い」
(2) (ア)時間的に前である。《早》
⇔遅い
「予定より―・く帰国する」「どうせ申し込むなら―・いほうがいい」「朝は―・く起きる」
(イ)まだその時期でない。《早》
「あきらめるのは―・い」「話すのはまだ―・い」
(3)事が簡単に済む。てっとり早い。
「直接会って話すほうが―・い」
(4)(「…するがはやいか」「…するよりはやく」などの形で)続いてすぐ物事が行われるさまをいう。…するやいなや。
「席に着くが―・いか発言を求める」
(5)勢いが強い。激しい。
「吉野河水の心は―・くとも滝の音には立てじとぞ思ふ/古今(恋三)」
(6)香が強い。
「恐づ恐づ筥(はこ)の蓋を開けたれば、丁子の香極(いみ)じく―・う聞(かが)ゆ/今昔 30」
→早く
[派生] ――さ(名)
[慣用] 足が―・気が―・手が―・耳が―/遅かれ早かれ
» (成句)早い事
» (成句)早い所
» (成句)早い話が
» (成句)早い者勝ち
» (成句)早かれ遅かれ
» (成句)早かろう悪かろう
品詞の分類
「速い」の用例一覧
野呂栄太郎 平野義太郎宛書簡 一九三一年十二月二十四日 (青空文庫)
( たま ) わり御厚情の程感謝申し上げます。早速いただきましたが風味もよく非常に結構でございます。 編集会議にも研究会にもたびたび欠席仕り、何とも申訳ございません。御蔭でようやく熱も下りましたから、分担...
www.aozora.gr.jp/cards/000287/files/4450_18146.html
佐藤垢石 寒鮒 (青空文庫)
の様子によって調節するのであるが、一匁から三匁くらいまでの間の錘が水底へつかないほど速い流れには寒鮒は棲まぬものと考えてよかろう。 餌は、形の小さい色の赤い 蚯蚓 ( みみず ) もいいが、寒鮒にはボッタが断然成績がよろしい。ボッ...
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宮本百合子 田端の坂 (青空文庫)
さんという方があって素晴らしい謡だから一遍きかせたいと、招ばれたのです。謡は謡ですんで、内田さん、芥川さん、互に恐ろしくテムポの速い、謂わば河童的——機智、学識、出鱈目——会話をされた。どんな題目だったかちっとも覚えていない。感心したり、同時...
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