臨床的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 01:24 UTC 版)
ウィルスの臨床的特徴は、同じ科の中でも種によって大きく異なることがある。 種科感染経路疾患治療予防アデノウイルス アデノウイルス 飛沫接触 糞口 性交 結膜直接接触 胃腸炎 角結膜炎 咽頭炎 咽頭結膜熱 なし アデノウイルスワクチン(英語版) 手洗い 咳やくしゃみをするときに口を覆う 病人との濃厚接触を避ける コクサッキーウイルス ピコルナウイルス科 糞口 呼吸飛沫接触 手足口病 胸膜痛(英語版) 無菌性髄膜炎 心膜炎 心筋炎 なし 手洗い 咳やくしゃみをするときに口を覆う 汚染された食品/水を避ける 衛生状態を改善する サイトメガロウイルス ヘルペスウイルス科 垂直伝播 体液 伝染性単核球症 巨細胞封入体症(英語版) 早産 新生児の肝臓、肺、脾臓の疾患 低出生体重児 小頭症 新生児の先天性発作 ガンシクロビル シドフォビル(英語版) ホスカルネット 手洗い 他人と食べ物や飲み物を共有しない セーフセックス エプスタイン・バール・ウイルス ヘルペスウイルス科 唾液 伝染性単核球症 バーキットリンパ腫 ホジキンリンパ腫 上咽頭癌 なし 病人との濃厚接触を避ける A型肝炎ウイルス ピコルナウイルス科 糞口 急性肝炎 免疫グロブリン (曝露後予防) A型肝炎ワクチン 汚染された食品/水を避ける 衛生状態を改善する B型肝炎ウイルス ヘパドナウイルス科 体液 垂直伝播および性感染 急性肝炎 慢性肝炎 肝硬変 肝細胞癌 ラミブジン 免疫グロブリン アデホビル エンテカビル ペグインターフェロンα-2(英語版) B型肝炎ワクチン 免疫グロブリン (周産期および曝露後予防) 注射針/シリンジの共有を避ける セーフセックス C型肝炎ウイルス フラビウイルス科 血液 性的接触 急性肝炎 慢性肝炎 肝硬変 肝細胞癌 リバビリン ペグインターフェロンα-2 注射針/シリンジの共有を避ける セーフセックス 単純ヘルペスウイルス1型 ヘルペスウイルス科 直接接触 唾液 口唇ヘルペス, 口辺ヘルペス - 潜伏して再発することがある 子供の歯肉口内炎 扁桃炎および咽頭炎 角結膜炎 アシクロビル ファムシクロビル ホスカルネット ペンシクロビル 病変部への濃厚接触を避ける セーフセックス 単純ヘルペスウイルス2型 ヘルペスウイルス科 性的接触 垂直伝播 皮膚の小水疱、粘膜の潰瘍、口腔および/または性器。潜伏することがある。 無菌性髄膜炎 アシクロビル ファムシクロビル ホスカルネット ペンシクロビル シドフォビル 病変部への濃厚接触を避ける セーフセックス HIV レトロウイルス科 性的接触 血液 母乳 垂直伝播 AIDS プロテアーゼ阻害剤や逆転写酵素阻害剤などのHAART療法 ジドブジン (周産期) 血液製剤スクリーニング セーフセックス 注射針/シリンジの共有を避ける ヒトコロナウイルス229E (HCoV-229E) コロナウイルス科 飛沫接触 媒介物(英語版) 普通感冒 肺炎 細気管支炎 ヒトコロナウイルスNL63 (HCoV-NL63) コロナウイルス科 飛沫接触 普通感冒 鼻炎 気管支炎 細気管支炎 肺炎 クループ ヒトコロナウイルスOC43 (HCoV-OC43) コロナウイルス科 普通感冒 肺炎 ヒトコロナウイルスHKU1 (HCoV-HKU1) コロナウイルス科 普通感冒 肺炎 細気管支炎 ヒトヘルペスウイルス8型(英語版) ヘルペスウイルス科 唾液 性感染 カポジ肉腫 多中心性キャッスルマン病 原発性滲出性リンパ腫(英語版) 評価段階が多い 病変部への濃厚接触を避ける セーフセックス ヒトパピローマウイルス パピローマウイルス科(英語版) 直接接触 性的接触 垂直伝播 (尋常性疣贅、扁平疣贅、足底疣贅、肛門性器疣贅、喉頭乳頭腫(英語版)、疣贅状表皮発育異常症) 一部の種による悪性腫瘍 (子宮頸癌、扁平上皮癌) 液体窒素 レーザーアブレーション(英語版) 細胞障害性薬物 インターフェロン シドフォビル HPVワクチン 病変部への濃厚接触を避ける セーフセックス インフルエンザウイルス オルトミクソウイルス科 飛沫接触 インフルエンザ (ライ症候群) アマンタジン リマンタジン(英語版) ザナミビル オセルタミビル インフルエンザワクチン アマンタジン リマンタジン(英語版) 手洗い 咳やくしゃみをするときに口を覆う 病人との濃厚接触を避ける 麻疹ウイルス パラミクソウイルス科 飛沫接触 麻疹 麻疹後脳脊髄炎 なし MMRワクチン 病人を隔離する 病人との接触を避ける 中東呼吸器症候群関連コロナウイルス (MERS-CoV) コロナウイルス科 ヒト濃厚接触 中東呼吸器症候群 (MERS) ムンプスウイルス パラミクソウイルス科 飛沫接触 流行性耳下腺炎 なし MMRワクチン 病人との濃厚接触を避ける パラインフルエンザウイルス パラミクソウイルス科 飛沫接触 クループ 肺炎 細気管支炎 普通感冒 なし 手洗い 咳やくしゃみをするときに口を覆う ポリオウイルス ピコルナウイルス科 糞口 急性灰白髄炎 なし ポリオワクチン 汚染された食品/水を避ける 衛生状態を改善する 狂犬病ウイルス ラブドウイルス科 動物咬傷 飛沫接触 狂犬病 (致死性脳炎) 曝露後予防 狂犬病ワクチン 狂犬病の動物を避ける RSウイルス ニューモウイルス科 飛沫接触 手から口 細気管支炎 肺炎 インフルエンザ様症候群 肺炎を伴う重度の気管支炎 (リバビリン) 手洗い 病人との濃厚接触を避ける 高リスク患者へのパリビズマブ投与 咳やくしゃみをするときに口を覆う 風疹ウイルス トガウイルス科 呼吸 飛沫接触 先天性風疹 風疹 なし MMRワクチン 病人との濃厚接触を避ける SARSコロナウイルス (SARS-CoV) コロナウイルス科 飛沫接触 重症急性呼吸器症候群 (SARS) SARSコロナウイルス2 (SARS-CoV-2) コロナウイルス科 飛沫接触 新型コロナウイルス感染症 (2019年) (COVID-19) 手洗い 咳やくしゃみをするときに口を覆う 社会距離拡大 水痘・帯状疱疹ウイルス ヘルペスウイルス科 飛沫接触 直接接触 水痘 帯状疱疹 先天性水痘症候群 水痘: アシクロビル ファムシクロビル バラシクロビル 帯状疱疹: アシクロビル ファムシクロビル f
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臨床的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/22 08:29 UTC 版)
思春期から壮年期に発生しやすい。欧米では白人より黒人に多い傾向が指摘されている。前胸部、肩甲部、恥骨上部などが好発部位で、頭部や眼瞼、下肢の病変は稀である。通常は皮膚の表面から隆起した弾性に富む限局性腫瘤を形成する。ほとんどの病変で圧痛や自発痛を訴えることが多い。近年多く見かけるのは、耳朶のピアス孔に一致してできたケロイドである。美容目的に医療機関(形成外科、皮膚科)を受診することが多いため、遭遇頻度が多いと推察される。一般的な傾向として、以下の点が挙げられる。 自然治癒がない。 健常組織へ染み出すように広がる。 怪我や熱傷などの直接的原因が無くても自然に出来ることがある。 出来やすい体質がある。 ケロイドと肥厚性瘢痕の見極めは専門家でも迷うことがある。決定的な指標は周辺健常部位への広がり方であり、ケロイドでは周囲の健常皮膚に発赤を認めることが多い。ただし黒人では肉眼的な判別は非常に困難である。
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臨床的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/23 13:47 UTC 版)
シタグリプチンのHbA1c低下効果は偽薬を対照とすると約0.7%であり:18、単剤使用(英語版)時にはメトホルミンよりも効果が低い。151名の日本人患者による偽薬対照臨床試験ではHbA1c 1.05%の低下を齎したと報告された。 スルホニルウレアに比べて体重増加及び低血糖の発現頻度が低い。 シタグリプチンは食事療法・運動療法で効果が無く、メトホルミンで管理不充分な症例に対する第二選択薬(他剤との併用)として勧められる。 TECOS試験においては、シタグリプチンは偽薬と比較して心血管イベントの発生率に差が見られなかった。
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臨床的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 01:31 UTC 版)
FTLDの全病型の共通する特徴による診断基準がありスクリーニングには使用できる。それぞれの臨床病型に診断基準がある。FTLDは経過中に各病型がオーバーラップすることもある。
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臨床的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 12:32 UTC 版)
多くの形質芽球性リンパ腫は急速に成長する軟部組織の塊であり 、潰瘍形成・出血や痛みを伴いうる 。2020年のレビューでは、PBDは典型的には中年~高齢者(1〜88歳の範囲、中央値58歳)で、また男性(症例の約73%)で生じる 。小児の症例はごくわずかしか報告されていない 。 PDL病変は主にリンパ節(症例の約23%)・消化管(約18%)・骨髄(16%)および口腔(12%)で生じる 。稀だが皮膚・泌尿生殖器・副鼻腔・肺・骨でも生じうる 。 PBLは、原発性口腔疾患 またはごくまれに皮膚疾患・リンパ節疾患として現れることもあるが、多くの場合は広範囲にわたるIII期またはIV期のリンパ腫として現れ、約40%で発熱、寝汗、体重減少といった全身症状(B症状)を伴う。約48%〜63%はHIV/AIDS罹患者で生じ、HIV/AIDS罹患者の約80%がEBV感染を合併するが、HIV/AIDSに罹患しないPBL患者では約50%のみがEBV感染を合併する 。臓器移植後にPBLを発症する例では85%以上でEBV感染を合併している 。移植後の症例やHIV/AIDS感染例では多くが進行性だが、発症の主な要因がEBVである場合は進行が遅く慢性的な経過を辿りやすい 。加齢により生じる例(> 68歳)の多くでも同様に慢性的な経過となる 。
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臨床的特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 01:09 UTC 版)
副作用、相互作用、禁忌はリトナビルとの合剤(英語版)についてのみ知られている。
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