三省堂 大辞林 |
インターフェロン 5 [interferon]
生物学用語辞典 |
インターフェロン
英訳・(英)同義/類義語:IFN, interferon
ウイルス感染などで誘導されるタンパク質で抗ウイルス活性を持つ。複数の遺伝子が知られており、進化研究の材料にも使われる。1980年代初頭にクローン化され、組換え体タンパクの合成に成功したことから、最初のバイオテクノロジーブームを引き起こすきっかけともなった。
| 酵素タンパク質モチーフなど: | インスリン様増殖因子 インスリン様増殖因子受容体 インターフェロン-γ インターフェロン インテグラーゼ インテグリン インテグリンα5β1 |
バイテク用語集 |
エイズ関連用語集 |
インターフェロン
【概要】 体内で抗ウイルス作用をもつ物質の総称。大きくα、β、γ型に分けられ細かくは合計20種類以上ある。インターフェロンにより細胞内に2',5'オリゴアデニル酸合成酵素(2-5AS)というものが誘導され、不活型RNaseを活性化してmRNAを壊すことにより、ウイルスの蛋白合成を阻害する。
【詳しく】 インターフェロンには抗ウイルス作用、抗腫瘍作用、免疫増強作用があるので注目されている。悪性腫瘍の中では慢性骨髄性白血病とカポジ肉腫以外ではめざましくない。慢性C型肝炎に対するインターフェロン治療の著効率(ウイルスの消失)は30%程度であるが、ウイルスが消えない例でも肝機能が正常化するし肝臓癌の発生が抑制されるようである。ウイルス量、遺伝子型、肝組織の線維化の程度により治療効果が影響される。B型肝炎の治療効果はC型よりも劣る。
【副作用】 副作用は多彩で、発熱、筋肉痛、全身倦怠感、食欲不振などのインフルエンザ様症状はほとんど必発であり、白血球や血小板数の減少も高頻度に見られる。その他に間質性肺炎、重篤なうつ状態もあり、副作用に関する正確な知識が必要である。
PDQ®がん用語辞書 |
インターフェロン
【原文】interferon
生物学的反応修飾物質(感染などの疾患に対するからだの自然な反応を改善することができる物質)の一種。インターフェロンはがん細胞の分裂を妨げ、腫瘍の成長を遅らせることができる。インターフェロン-alpha、インターフェロン-beta、インターフェロン-gammaなどの数種類のインターフェロンがある。体内では通常、これらの物質が産生されている。がんなどの疾患を治療するために、製造ラボで生成もされている。
ウィキペディア |
インターフェロン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/30 22:19 UTC 版)
インターフェロン(英: Interferon、略号:IFN)とは動物体内で病原体(特にウイルス)や腫瘍細胞などの異物の侵入に反応して細胞が分泌する蛋白質のこと。ウイルス増殖の阻止や細胞増殖の抑制、免疫系および炎症の調節などの働きをするサイトカインの一種である。
医薬品としては、ウイルス性肝炎等の抗ウイルス薬として、多発性骨髄腫等の抗がん剤として用いられている。
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- 1 インターフェロンとは
- 2 インターフェロンの概要
- 3 関連項目
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