他剤との併用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 18:24 UTC 版)
クロルフェニラミンはしばしばアレルギー治療のため、抗ヒスタミン作用と充血除去作用の両方を有するフェニルプロパノールアミン(英語版)と併用される。しかし米国では若年女性の脳卒中リスクを増加させるとの研究が公表されて以降は使用できない。クロルフェニラミンにはその様なリスクはない。 クロルフェニラミンと麻薬の一種であるヒドロコドンとの合剤が米国で承認されており、成人および6歳以上の小児の咳嗽ならびにアレルギーおよび感冒に関する上気道の諸症状緩和に用いられている。この合剤は徐放性で効果が12時間持続するが、一般の麻薬性鎮咳薬の効果持続時間は4〜6時間である。 クロルフェニラミン・ジヒドロコデイン速放シロップが市販されている。抗ヒスタミン効果はアレルギーや咳嗽を伴う風邪に有用である。ジヒドロコデインも麻薬性鎮咳薬の一つであり、クロルフェニラミンは鎮咳作用、鎮痛作用等を増強している。世界各地で、鎮咳薬、風邪薬としてクロルフェニラミン・ジヒドロコデイン合剤が用いられている。 クロルフェニラミンと鎮咳薬のデキストロメトルファンの合剤もある。
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