メトホルミン
糖尿病の治療薬として使用されている化学物質。経口投与される。主に血糖値を降下させる作用を持つ。
メトホルミンは一般名であり、薬剤の商品名としては大日本住友製薬の「メトグルコ錠」、日本新薬の「グリコラン錠」などが知られている。
メトホルミンは糖尿病の抑制だけでなく、ガン細胞の抑制および発生・再発の抑止にも効果があることがわかってきている。国立国際医療研究センターは2012年3月にメトホルミンを服用している糖尿病患者が通常と比べて発ガン率が減少していたという研究結果を発表した。2012年11月には、国立国際医療研究センターと山形大学がメトホルミンのガン抑制メカニズムを明らかにしたと発表している。
関連サイト:
Low-cost, widely used diabetes drug could be key to treating deadliest brain cancer - PRWeb
メトホルミン
分子式: | C4H11N5 |
慣用名: | メトホルミン、La 6023、Metformin、メルビン、フルマミン、Melbin、LA-6023、Flumamine、NNDG、ジメチルビグアニド、ジアベックス、ジアベトサン、Diabex、Diabetosan、DMGG、Dimethylbiguanide、ハウリメリン、ホウリメリン、フルアミン、グリグアニド、Haurymelin、Gliguanid、Fluamine、N1,N1-Dimethylbiguanide、1,1-Dimethylbiguanide、メチグアニド、Metiguanide、メトフォルミン、ビグアナイド、グリコラン、Methylbiguanide、メチルビグアナイド |
体系名: | N1,N1-ジメチルビグアニド、1,1-ジメチルビグアニド |
メトホルミン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/25 03:08 UTC 版)
メトホルミン(英: Metformin)は、ビグアナイド系薬剤に分類される経口糖尿病治療薬の一つである。日本での商品名はメトグルコ、メルビン(販売中止)(ともに大日本住友製薬)や[1]:1、グリコラン錠(日本新薬)[2]:1が先発医薬品として発売されている。後発医薬品としてはメデット(トーアエイヨー)やネルビス(三和化学)などがある。欧米の糖尿病治療ガイドラインでは、メトホルミンは薬価の安さと費用対効果から、第一選択薬に推奨されている。
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