メトヘモグロビンとは? わかりやすく解説

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メトヘモグロビン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/29 04:40 UTC 版)

メトヘモグロビンMethemoglobin)は、ヘモグロビンの一種であり、通常のヘモグロビンに配位されている二価(フェロ)のイオンが三価(フェリ)のものである。メトヘモグロビンは、酸素を運ぶことができない。チョコレートの茶色に青みがかった色をしている。ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド (NADH) 依存性のシトクロムb5還元酵素(ジアフォラーゼI)は、メトヘモグロビンをヘモグロビンに還元・修復する機能を担っている。


  1. ^ Denshaw-Burke, Mary (2006年11月7日). “Methemoglobinema”. 2008年3月31日閲覧。
  2. ^ Bakdash, A; Ganswindt, M; Herre, S; Nadulski, T; Pragst, F; others (2006). “Lethal poisoning with p-nitroaniline” (PDF). Toxichem Krimtech 73: 61. https://www.gtfch.org/cms/images/stories/media/tk/tk73_2/Bakdash.pdf. 
  3. ^ a b 石井邦彦「アカタラセミアマウスに一酸化窒素,二酸化窒素曝露時のメトヘモグロビン生成」『岡山医学会雑誌』第101巻第5-6号、岡山医学会、1989年、473-486頁、doi:10.4044/joma1947.101.5-6_473ISSN 0030-1558CRID 1390282679850840192 
    石井邦彦『アカタラセミアマウスに一酸化窒素,二酸化窒素曝露時のメトヘモグロビン生成』 岡山大学〈医学博士 乙第2009号〉、1989年。doi:10.11501/11600314NAID 500000057740https://doi.org/10.11501/11600314 
  4. ^ 野菜の硝酸イオン低減化マニュアル 平成18年3月 独立行政法人 農業・生物系特定産業技術研究機構 野菜茶業研究所
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メトヘモグロビン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 03:04 UTC 版)

ヘモグロビン」の記事における「メトヘモグロビン」の解説

鉄原子の価数が3価であるヘモグロビンはメトヘモグロビン(酸化ヘモグロビン)(methemoglobin;MetHb)と呼ばれ酸素結合能がなく、酸素かわりにヘム鉄原子に結合している。こちらを『酸化ヘモグロビンと呼ぶのが正しいのだが、オキシヘモグロビン(『酸素化ヘモグロビン)との混同極めて多いので、注意が必要である。メトヘモグロビンをヘモグロビン還元する酵素は、シトクロムb5レダクターゼである。

※この「メトヘモグロビン」の解説は、「ヘモグロビン」の解説の一部です。
「メトヘモグロビン」を含む「ヘモグロビン」の記事については、「ヘモグロビン」の概要を参照ください。

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