ムンプスウイルス

デジタル大辞泉

ムンプスウイルス【mumpsvirus】

読み方：むんぷすういるす

ムンプス（流行性耳下腺炎）の原因となるウイルス。唾液腺・髄膜・精巣・卵巣・甲状腺などにも感染する。予防には生ワクチンが用いられる。

微生物の用語解説

ムンプス(流行性耳下腺炎)ウイルス [Mumps virus]

　流行性耳下腺炎（おたふく風邪）の原因ウイルスである。ウイルスの伝播は、飛沫感染で気道を介して感染し、ウイルスは鼻腔粘膜や上気道粘膜上皮で増殖した後、局所リンパ節へ移行し、血中にウイルスが運ばれ全身に感染が拡大する。唾液腺、主として耳下腺でウイルスが増殖する。潜伏期は2～3週間（平均して18日）で、耳下腺の腫脹がもっとも特徴的な症状であるためお多福風邪ともよばれます。無菌性髄膜炎のなかで、本ウイルスによる症例は比較的多いと考えられている。その他膵臓炎、精巣炎、卵巣炎などが知られている。予防としては弱毒生ワクチンがある。

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ムンプスウイルス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/10/05 15:47 UTC 版)

ムンプスウイルス(Mumps orthorubulavirus)は、パラミクソウイルス科ルブラウイルス亜科オルソルブラウイルス属に属する流行性耳下腺炎（おたふく風邪）の原因ウイルスである。