相手選手
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/16 16:25 UTC 版)
山吹木 喬(やまぶき たかし) 小暮ジム所属のアマ修斗選手。ライト級。身長177cm。18歳。少年時代に廻が通っていた空手道場の道場主の孫で、廻の幼馴染。当時の姓は「瀬川」。自身も空手を学んでいた。ヤクザに殺害された父の復讐のために強さを求めるようになる。修斗初試合で廻を圧倒し、叔父と対立するヤクザ数人を素手で叩きのめしたりするなどその実力は高く、アマチュア修斗界でも早い段階から強豪として名が知れ渡ることになる。右利きだがサウスポーで構え、得意技は左ハイキック、三日月蹴り、相手を一撃で行動不能にする変則アッパー。弱点はボディ。空手を主体にボクシングやムエタイを取り入れており、タックルのディフェンスにやや難があるが寝技のレベルも高く、アームドラッグからのバックへのスイープを得意とする。 中学生の時に児童養護施設にいた事があり、高校には通っておらず、現在はアパートで一人暮らしをしている。養護施設では料理を仕込まれ、自炊をこなす。左肩と右腰にヤマブキの刺青を入れている。 関東選手権では不戦勝となった決勝を除き、オールKOで優勝を果たす。 小笠原 清志(おがさわら きよし) アクセス・アカデミー所属の格闘家。 田宮と過去に同じジムにいたことのある選手。ブラジリアン柔術茶帯で、打撃は少し苦手としている。廻が初めて勝利した相手。柔術を始めるまで格闘技経験がなかったため、レスリングや柔道をベースとした得意技を持つ経験者に対して引け目を感じていた。しかし、それをバネにスパイラルガード等で下から攻める戦術を磨き上げる。柔術の試合では田宮に3戦3勝、アマ修斗の試合でも強豪として名を知られる実力者。着実にポイントを取って判定で勝つスタイルであったが、廻との試合をきっかけに自分に何かが足りないことを自覚。一本勝ちできるよう、努力を積み重ねていく。 延丘 薫(のべおか かおる) 総合格闘技道場真棟会所属の女子選手、真希の修斗での初めての対戦相手。22歳で本業はOL。身長161cm、59kg。兄弟と共に柔道の経験があり彼女自身は自称「落ちこぼれ」であるが寝技のスキルは高く、柔術も紫帯の実力。初めての修斗の試合で真希の打撃に苦しみながらも、得意の寝技に持ち込みチョークスリーパーで逆転の一本勝ちを収めた。メンタル面が強く、何度も強打を貰い一度はダウンを取られつつも立ち上がり前に出る根性に、田宮らも驚嘆する。かつては加賀谷と同門であったが、勝ちにこだわる余り周囲や対戦相手に毒を吐く加賀谷を良く思っておらず、ある事件を機に決裂することになる。 黒髪のショートカットで、ソバカスと巨乳が特徴的。明るく元気で、面倒見の良い性格。 加賀谷 健(かがや たけし) バーニッシュ所属のアマ修斗選手。ライト級。関東選手権での優勝候補。23歳。身長166センチ。柔道出身で、高校時代県3位の実績があり、打撃も強いオールラウンダー。大学中退で普段はバイトとジム通いを両立させながら幼馴染の農園を手伝っている。以前は薫と同じジム所属だったが、故意ではないとはいえスパーリング中に試合間近の女子選手に大怪我をさせてしまい、その事件がきっかけでジムを移る。周囲に悪態を付く癖があり、北村に対しても兄の問題で絡むなど攻撃的な一面を持つが、彼自身も元農家の父親との確執を背負っている。廻と対戦し、壮絶な戦いの末に判定勝ちするが、額をカットし流血したため決勝を棄権。準優勝となる。 全日本では準決勝まで勝ち上がり、喬と対戦する。試合では喬が下がったところに右フックを合わせようとするも、拳を振りかぶった瞬間にジャブを効かされ、がら空きになったレバーに左ミドルを入れられて開始19秒でKO負けを喫す。 長嶺 綾子(ながみね あやこ) OST・マーシャルアーツ所属の女子アマ修斗選手。170センチ、60kg、20歳。フェザー級。関西の大学生。中・高校まではバレー部で、ポジションはウイングスパイカー。失恋のショックから自室にこもり大量のプリンを食べ続けて太ってしまったところを、大学の友人のチカに誘われてジムに通い始める。天性のハードパンチャーであり距離感に優れているが極度の上がり症の為、試合開始直後は体が硬く真価を発揮できない。女子アマチュア・キックボクシングの試合では、試合前から研究をしていた真希の得意技をことごとく封じ込め試合を優勢に進めたが、追い詰められた真希の故意の肘打ちによる攻撃を顔面に受けて反則勝ちとなった。 黒髪長髪で、落ち着いた雰囲気の女性。 ケイト・ランプリング カナダ人留学生で、小笠原と同じアクセス・アカデミー所属の女子柔術選手。175cm、80kg。女性離れした大柄な体格とレスリング出身故の高い技術とフィジカルを誇り、プロも驚嘆させるほどの圧倒的強さを見せ付ける。得意技はタックル。柔術の関東オープンの女子アダルト白帯無差別級準決勝では30kg近い体格差の桃子を追い詰めたが、道着を使った攻防に勝る桃子に起死回生のラペラチョークを極められ一本負けを喫す。時折、小笠原とは師弟関係以上の親密さを見せる。 金髪長髪で、太く長い三つ編みが特徴。 佐久間 楓(さくま かえで) 総合格闘技道場真棟会所属の女子柔術選手。薫の後輩で薫のセコンドとしてよく登場する。高校の頃、柔道でインターハイに埼玉県代表として出場したもののトーナメント初戦敗退という過去を持つ。自分の積み上げた物には絶対的な自信を持つ努力家だが、それ故に才能に恵まれていても努力しない人間に厳しい目を向ける。得意技はケンカ四つからの内股。柔術の関東オープンの女子アダルト白帯無差別級決勝で桃子と対戦し「1回戦ならどうなったかわからない」と桃子の実力を認めながらも、それまでの試合で疲れきった桃子を相手に圧倒的な試合展開をし、弓矢締めで一本勝ちする。 黒髪のおかっぱで、眼鏡をかけている。また、本人曰く「微乳ではなく美乳」。 鳥越 栄一郎(とりごえ えいいちろう) 誠導会館所属のアマ修斗選手。ライト級。元暴力団の準構成員で、現在は更生して鳶職をやりながら格闘技の道を歩んでいる。生粋のストライカーで関西選手権の優勝候補であったが、2回戦で廻と対戦し、ネック・ロックを極められ敗北した。試合後は潔く敗北を認め、廻を激励した。 三ツ矢 敬二(みつや けいじ) ナチュラル・7所属のアマ修斗選手。ライト級。身長164cm。レスリングの天皇杯で2位、インカレのフリースタイルで4位になったこともある実力者で、元オリンピック強化選手だった元トップ・アスリート。素行不良で選手からハジかれて腐っていたところを、昔の先輩で現所属ジム会長でもある人物に拾われて修斗を始める。レスリング出身であるにも関わらず打撃戦を好み、一撃で相手を失神させるハードパンチャー。また、才能に加えて相当な努力で作り上げた強いフィジカルもあり、関西選手権を圧倒的な力で勝ち進む。準決勝での廻との対戦でも前半は圧倒的な試合展開を見せたが、同じくレスリング出身で現役のプロ修斗選手でもある渡辺のアドバイスを受けた廻に、後半で巻き返され判定負けを喫する。 アマ修斗関東オープントーナメントでは決勝戦で勇大と対戦し、判定勝ちを収めてプロ昇格を決めている。 試合会場で廻を見かけると突っつき回してイジる癖がある。また、女子選手にがっつくも、担ぎ上げた桃子に変則的な三角絞めを極められて落とされたり、薫に足払いで投げられたりとあしらわれるのが恒例である。 室井 健翔(むろい けんしょう) OST・マーシャルアーツ所属のベテラン・アマ修斗選手。ライト級。36歳で妻子あり。元プロボクサーで、プロボクサー時代は粗暴で激しい気性の持ち主であった。再婚相手からの悪質なDV被害にあう母親を助けたところ、相手に対して過剰な暴力を振るったと偽証され、冤罪で懲役の実刑判決を受ける。その際、プロボクサーライセンスも剥奪されてしまう。出所後修斗を始めたがなかなか芽が出ず、膝の故障と加齢による体力的限界から引退を考えるようになる。家族に誇れるものが欲しいと、プロを目指して出場した関西選手権では決勝で廻と対戦。元プロボクサーならではのボクシングテクニックと、ベテランならではの分析力で前半戦を有利に進めたが、後半で逆転されて敗北。プロになる事を諦め、新しい人生を模索し始めることになる。 梅沢 玄太(うめざわ げんた) K・クラッグ・アカデミー所属のアマ修斗選手。ライト級。身長175cm、体重69kg、26歳。全日本アマチュア修斗選手権東北地区代表。グラップリング東北ツアーでは廻と対戦。震災で身内と家を失った上に勤め先も流され、日雇いとして働きながら格闘技を続けている。得意技は腹固めチョーク。 全日本では1回戦で得意の腹固めチョークで一本勝ちを収め、2回戦で喬と対戦する。喬との対戦では、打撃でペースを握られまいと常に前に出て先手をとる戦法をとるも、左ミドルを受けた際に肋骨を骨折し、その後得意の腹固めチョークに持ち込むも極めきれなかった。最後は自身の負傷でトーナメント戦では勝ち上がる事が難しい事を悟り、刺し違える覚悟で立ち向かうも、左ハイのフェイントからの掛け蹴りを効かされ、右のパンチでKO負けを喫する。 ジェシカ・ンコンゴリ 西アフリカからの留学生で、秋田県の大学の1年生。身長180cm、体重62kg。本国では元々陸上をやっていて、格闘技歴は半年。グラップリング東北ツアーで真希と対戦し、高い身体能力と予測困難な動きで真希を翻弄するも、最後はスタミナ切れで腕十字を極められて一本負け。試合後には真希を「強くてかわいい」と褒め、照れさせていた。 秦 祐樹(はた ゆうき) P-イストラ札幌所属のアマ修斗選手。ライト級。身長176cm、体重70kg、24歳。全日本アマチュア修斗選手権北海道地区代表。全日本の1回戦の廻の対戦相手。元プロキックボクサーで、プロのリングでも10戦のキャリアを持つストライカー。打撃・スピード・テクニック全てにハイレベルな選手だが、相手のタックルを切って打撃で勝つスタイルであり、グラウンドの攻防は不得意としている。廻との対戦では首相撲でバランスを崩された所にスリーパーホールドを極められ一本負けを喫す。 増岡 京介(ますおか きょうすけ) チーム筑後所属のアマ修斗選手。ライト級。身長163cm、体重70kg、30歳。全日本アマチュア修斗選手権福岡地区代表。アマ戦歴28戦の苦労人。全日本屈指の壊し屋と評される人物で、全日本の2回戦の廻の対戦相手。自他共に認める「足関バカ」。幼い頃から柔道をやっていたが、小柄な体格と才能の無さのため高校卒業まで結果を出せなかった。就職後に総合格闘技に転向してからもなかなか結果を出せずにいたが、ある時試合で苦し紛れで使ったヒールホールドで勝利して以来、足関を必殺技にしている。得意技は内ヒールホールドを始めとする足関節技。試合では幾重にも張り巡らせた罠で廻から一本を取ろうとしたが、ポイントで劣勢に立たされる。最後は大好きな足関と心中する覚悟でスライディングから足関を狙うも、タイミングを読まれて膝蹴りでTKO負け。 香取 舟(かとり しゅう) 真棟会駿河道場所属のアマ修斗選手。ライト級。身長180cm、体重72kg、24歳。全日本アマチュア修斗選手権東海地区代表。学生時代はレスリングを経験し、がぶりからバックに回り、スリーパーホールドを極める動きを得意としている。それに加え、リーチの長さを活かした打撃も武器にしているオールラウンダーである。グラップリングの試合では加賀谷からも一本勝ちを収めている。真希からは「華がある」と評された。 全日本では3回戦で廻と対戦。前半は圧倒的なリーチと圧力で全局面において上回るも、首相撲で隙間からアッパーを効かされてから形勢逆転される。試合終了間際に油断して廻に横三角絞めからアームロックに持ち込まれ、完全に極めさせる時間を与えずに試合時間終了でゴングに助けられるも、僅差の判定負けを喫す。 高校生の頃は地元沼津で働きづめの母と8歳年上の従姉妹とで暮らしていた。高校卒業間際にして、東京へ上京するか地元に残るか決めかねていたが、母が過労で一時的に倒れた事や女性として好意を持っていた従姉妹の結婚を機に、地元に残りプロ総合格闘家を本気で志す事を決意する。 実在する総合格闘家の佐々木憂流迦がモデルである。 エリカ・バルボーザ・森田(エリカ・バルボーザ・もりた) 日系ブラジル人で、アクセス静岡所属の女子アマ修斗選手。バンタム級。身長167cm、体重58kg。22歳。全日本の1回戦の真希の相手。天真爛漫な性格で、試合中も笑みを浮かべている。柔術紫帯で総合ではカポエイラを使い、独特のリズムと「変態的」で「キモい」トリッキーな動きで真希を翻弄するが、セコンドのまりあの罵倒により自分のペースを取り戻した真希に徹底的にボディを攻められて動きを止められた上にガードの下がった所にハイキックを受けてKO負けする。試合後、家庭の事情によりブラジルに帰国する予定。
※この「相手選手」の解説は、「オールラウンダー廻」の解説の一部です。
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「相手選手」の例文・使い方・用例・文例
- ゴール前に立ち、相手選手が得点するのを防ごうとするアイスホッケー、サッカーまたはラクロスチームのディフェンスポジション
- ピッチャーが一人の相手選手もベースに着くのを許さないゲーム
- 相手選手の身体を腕でしっかりかためるレスリングのホールド
- 相手選手の腕を背中でひねるレスリングのホールド
- 通常ボールを持って走る相手選手を捕えて投げ落とす
- 相手選手またはチームを完封で破ること
- サッカーやラグビーなどで,相手選手を故意に蹴ること
- サッカーやラグビーなどで,球を奪うために相手選手の後方から体当たりする
- 野球において,相手選手の虚をついて惑わすプレー
- 彼はまた,「身長は173センチしかないけれど,スピードが僕の武器。低い位置からシュートしたり,ノータッチで相手選手をすり抜ける様子を見せたりしたい。」と話した。
- 山梨学院の選手たちは,相手選手をしっかりガードすることによって,彼らの前方への動きを止めた。
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