巨神 / 魔進ロボット
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:45 UTC 版)
「魔進戦隊キラメイジャー」の記事における「巨神 / 魔進ロボット」の解説
キラメイ魔進たちが魔進変形・魔進合体した姿。 集合コクピットはなく、それぞれの魔進のコクピットで操縦し、搭乗者がキラメンタルを魔進にシンクロさせて操縦し、互いに意思疎通を図りながら、それぞれの戦士が魔進に内蔵された武器による攻撃・技を操作して敵と戦う。 常に巨神の全身にキラメンタルが駆け巡っているため、ネオンのように眩い光を放って輝いている。 王道戦隊であることから5体合体となったが、それでは従来通りのため、陸上の乗り物の3体が合体したものと飛行機モチーフの2体が合体したものが全部合体することでキラメイジンとなるものとなった。 本作品の企画はロボが全合体しないというところからスタートし、ロボの玩具が年間で4個出るが、連動性ではなく個々のプレイバリューを高めることで、ロボの玩具を1号ロボを持っていない状態でも2号や3号からでも手に取ってもらえるようにしている。 合体前は特徴はあるものの、ロボになると光ること以外がオーソドックスであったため、巨大戦でも魔進自体が生きていることを感じさせるために、台本にないセリフをアドリブでやるなど多めに声優の声を入れている。 ランドメイジ エピソード2より登場。魔進ファイヤ・魔進ショベロー・魔進マッハの3体が魔進合体した陸上戦用魔進ロボット。各魔進の特徴を生かすバランスのとれた形態で、格闘戦を得意とし、頭部の魔進マッハを右腕の伸ばしたファイヤラダーから射出するラダービヨーンドなど変則的な攻撃も得意とする。 必殺技は、地面を両足のアウトリガーで掴まえ、敵を燃える闘志でぶっ飛ばす熱血技キラメイバーニングと、伸ばしたファイヤーラダーで固定し、高速で左腕のショベローブームを回転させながら連続でバケットを叩き込むランドラウンドスマッシュ。魔進ファイヤに付いた魔進ショベローと魔進マッハが非対称な構成ではあるが、魔進ショベローに付いたホイールと魔進マッハの前輪、肩から胸に入る白いラインが左右対称の位置になるように配置している。 ロボへの合体や魔進のアクションで各マシンが絡むような形にするため、スーパーカーがハシゴの上を走ってくっ付いたり、魔進マッハが魔進ファイヤの上に付いて魔進マッハの前部が前ではなく右に折れるなど、過去の車合体ロボとの合体の差別化を図っている。スカイメイジやキラメイジンとの差別化として口が付いている。 口があることから従来のロボのように肉弾戦を重視している。 ランドメイジリフトンローランド エピソード6に登場。ランドメイジの右手に魔進リフトン、左手に魔進ローランドを装備した武装強化形態。 必殺技はローランドレイジング。 スカイメイジ エピソード2より登場。魔進ジェッタ・魔進ヘリコの2体が魔進合体した空中戦用魔進ロボット。空中を頭部のヘリコローターでホバリング飛行するなど機動力が武器で、山間部などの高所での救助活動などを得意とする。武装は両腕に内蔵されたミニガン。 必殺技はエネルギー弾をヘリコローターから発射するスカイスライサー。ランドメイジやキラメイジンとの差別化として戦闘機のパイロットのようなマスクとなっている。 キラメイジン エピソード3より登場。魔進ファイヤ・魔進ショベロー・魔進マッハ・魔進ジェッタ・魔進ヘリコの5体が魔進合体した万能タイプの魔進ロボットで、煌輝(きらめき)の巨神。ランドメイジの胸に魔進ヘリコが合体し、魔進ジェッタは武器になる。武装は魔進ジェッタが変形したジェッタソードで、右腕の伸ばしたファイヤーラダーで放つパンチラダービヨーンド、左腕のショベローブームですくい取った地面の土砂を激しく投げつけるショベローホイっと、右肩の魔進マッハのヘッドライト部分から発射するマッハビーム、回転させた胸部ヘリコローターから発生させた渦巻きや音波攻撃ビシっとハリケーンを得意とする。 必殺技はジェッタソードに5人のキラメンタルを集中させ、キラメンタルの軌跡を描きながら敵を斬るキラメイダイナミック。5体の魔進が合体したことを表すため、額には魔進の5色を配置した頭部に変わっている。 最大で12〜14本程度の電飾を使うこともあり、1日で100本くらいの単三電池を使うこともあったといい、光を反射させるためにサラダ油を塗っていたという。光るギミックをアピールするためにワイルド・スピードシリーズのようにナイターをしている。 キリッとした顔のため、ピンチの際にも呼吸せず、機械のようなイメージで人間のような表現を控えて演じている。 キラメイジンリフトン エピソード5に登場。キラメイジンの左手にフォーク型武器に変形した魔進リフトンを装備した武装強化形態。フォークのように何でも刺せる。エピソード5ではジェッタソードと魔進リフトンをナイフとフォークに見立ててテーブルマナーを狙っている。 キラメイジンローランド エピソード5に登場。キラメイジンの左手に粘着カーペットクリーナー型武器に変形した魔進ローランドを装備した武装強化形態。ハンマーのように何でも押しつぶす。打撃攻撃技はローランドレイシング。 キラメイジンキャリー エピソード5に登場。キラメイジンの左手にシールドに変形した魔進キャリーを装備した武装強化形態。 キラメイジンエクスプレス エピソード11に登場。魔進エクスプレスの上にキラメイジンが乗った形態。 必殺技はキラメイエクスプレスブレイク。 キラメイジンダストン エピソード14に登場。キラメイジンの左手に吸引掃除機に変形した魔進ダストンを装備した武装強化形態。先端のノズルで敵を近くに超吸引キラメイキューイングで吸い寄せ、キラメイダイナミックで斬る必殺技を得意とする。 キラメイジンマゼラン エピソード16に登場。キラメイジンの左手にウォーターガンに変形した魔進マゼランを装備した武装強化形態。敵のミサイルを無効化する特殊コンクリート弾マゼランショットを撃つ。 必殺技はマゼランドラム内でエネルギーをチャージし、一気にエネルギー弾を発射するマゼランフルブラスト。 キラメイジンザビューンガンスタイル エピソード24、30に登場。キラメイジンの両手にザビューンマグナムを装備した武装強化形態。 キラメイジンダストンリフトン エピソード36に登場。キラメイジンの左手に吸引掃除機になった魔進ダストン、右手にフォーク型武器に変形した魔進リフトンを装備した武装強化形態。左手を魔進ローランド、魔進マゼラン、魔進キャリーに次々と付け替えながら戦う。 スモッグジョーキー エピソード4より登場。魔進ジョーキーが単独で魔進変形した怪獣型魔進ロボット。顎のカウキャッチャー状のジョーキージョーで噛みつき、尾の先のジョーキーチェーンソーでぶった切ることができる。 必殺技は体内で闇のパワーを増幅して口から吐き出す闇業火バーンブラッカー。当初は、キラメイジン同様、人型にする案もあったが、どちらが敵味方か判別できなくなるため、敵が邪面獣であることから、敵メカを敵らしく怪獣型にすることで、正義側の人型ロボットと戦う際に映えるようにしており、悪の人型ロボが善ロボになってもキャラが立たないため、怪獣ロボから人型ロボになったほうが、より敵が味方になったというのが引き立つため、その案が採用された。ウェポン魔進を使って様々な戦い方をするキラメイジンに対し、キングエクスプレスはチェーンソーで戦うものとなったため、変形のプロセス上、チェーンソーの尻尾となった。 恐竜のようなスタイルのため、ストレートな怪獣を意識しており、頭を飛ばしたりすることはできないものの、首を尻尾のチェーンソーで切りつけたりしている。 キングエクスプレス エピソード7より登場。連結した魔進エクスプレスと魔進ジョーキーが魔進合体した最速の魔進ロボットで、音速の巨神。一部の例外を除き、魔進エクスプレス側に搭乗したキラメイレッドがコントロールの主導権を握るが、魔進ジョーキー側にはガルザが搭乗したままの状態のため、ガルザよりもメンタルが強くなければコントロールを奪われることもある。攻撃技はバーンブラッカーを浴びせたり、左腕のジョーキーチェーンソーから衝撃波を放つことができる。 必殺技は列車状態でらせん状に走行して敵を光のレールで拘束し、胸部からV字型のビームブーメランを連射するキングエクスプレスバーンブラスター。飛行機と車をすでに味方で採用していたため、そのどちらでもない新幹線がモチーフとなった。 色を明確に白と黒に分けることで、無理矢理ヒロイック感に見えない部分とのチグハグ感を成立させている。正義感で四肢の邪悪さを極力打ち消すために、開いた魔進エクスプレスの先端でV字の胸を作るなどしており、魔進エクスプレスは魔進ジョーキーよりもサイズが小さいものの、できるだけ悪に正義が覆い被さるような構成を生み出している。 邪悪キングエクスプレス エピソード34より登場。ガルザの強いジャメンタルにより魔進エクスプレスを乗っ取ることで主導権を握り、魔進ジョーキーと強制合体した闇の巨神。魔進エクスプレス側からは操縦は不可能で、バイザーの目が赤く光る。 必殺技はバーンブラスターと球状のエネルギーを同時に放つ邪悪キングエクスプレス・バーンデッドエンド。 ギガントドリラー エピソード17より登場。キラメイシルバーが宝石変身したシャイニングキラメイストーンと一体化した魔進ドリジャンが魔進変形した魔進ロボットで、剛力(ごうりき)の巨神。コクピットはなく、一体化したキラメイシルバーがコントロールする。右腕のドリジャンドリルからはドリラーナックルを放ち、左腕のブームで敵を拘束して360度上半身を回転させて敵をぶん投げるドリラースイングを得意とする。 必殺技は両足と右腕の連携させてパワーを増幅した3つのドリジャンドリルで高度から突撃するギガントクラッシュ、パワーをドリジャンドリルに集めて放つワンダードリルブレイク。 エピソード28ではダストンを武装している(合体後の正式名称は不明。)。従来のロボとは異なるコンセプトにするため、3本の腕となった。建機をモチーフとしており、キラメイストーンには変形しないが、ロボット同士の並びとしての要素を大事にしたかったため、クリアーパーツを要所に配置している。 電飾は頭には仕込めないことから、肩に電飾を入れて周りから照らすことで顔が光っているように見える。 ギガントドリラーギガ盛りスペシャル エピソード18に登場。ギガントドリラーにショベロー軍団が合体した強化形態。右肩に魔進ショベロー、左肩に魔進マゼラン、左手に魔進ダストンが合体。 必殺技は上半身を高速回転させつつ、ショベローブームで拘束してマゼランショットを浴びせ、ドリジャンドリルで砕くギガントクラッシュ・スペシャル。これまでのウェポン魔進のほとんどが建機であったため、それらをくっ付けたものとなり、同じ建機モチーフの魔進ショベローも拾って右肩に合体させている。3本腕のギガントドリラーであることから4本にも挑戦することとなった。 魔進合体キラメイ・ドリラー エピソード20に登場。キラメイレッドの思い付きで、邪面獣セッチャクザイシェルガの接着剤によってキラメイジンとギガントドリラーが背中合わせでくっついた、イレギュラーな形態。 必殺技はギガントドリラーの上半身をキラメイジンごと高速で回転させながら突進し、連続で2体の技を叩き込むキラメイ・ドリラーワイルドスクランブル。 キングエクスプレスザビューン エピソード22より登場。魔進ザビューンと魔進エクスプレスが魔進合体した魔進ロボットで、真の音速の巨神。登場初期はレッドと他1名(エピソード22はピンク、エピソード23はマブシーナ、エピソード27はグリーン)のペアで操縦し、エピソード36ではブルーとピンクが操縦したが、それ以外ではイエローとグリーンがメインで操縦した。攻撃は右腕を突き出しながら突進するジョーズアタック、高速で回転した左腕からジェット水流を作り出すレフトハンドスクリュー。 必殺技は魔進ザビューンが相手の周囲を回転しながら攻撃して敵の動きを巻き起こしたトルネードで封じるザビューントルネードカッター、その後に全身よりスプラッシュビームを一斉発射するザビューンメガロブラスター。キングエクスプレスとの差別化として、背面に宝石面があった魔進ジョーキーに対し、ロボの前面に宝石を持ってくるように前後変えて構成されている。頭部デザインは正当進化したキングエクスプレスのため配色などは変えず、より外側にシルエットが出っ張っているようにしている。 グレイトフルフェニックス エピソード29より登場。魔進オラディンと魔進ハコブーが魔進合体した魔進ロボットで、飛翔の巨神。合体時はキラフルチェンジしたゴーキラメイレッドが搭乗、キラフルゴーアローを放ち魔進合体を行い、キラメンタルを超シンクロさせて操縦する。高速飛行が可能で、ビームを全身から発射する。胸部のオラディンコアは魔進たちのキラメンタルと士気を高める。武器はブーメランのように投げることが可能な2本のゴールデンアックスに、アックスを合体させたゴールデンハルバード。 必殺技は滞空状態で高高度から急降下して太陽の紅炎をチャージしたゴールデンハルバートの灼熱の力で一刀両断にするグレイトフルプロミネンス、敵にゴールデンハルバードを投げるマイティハルバードン、レッドキラメイストーンなど初期メンバーの5体のキラメイストーンモードの魔進をジャグリングして連続で投げつけるグレイトストーンボンバー。フェニックス感を押し出したロボットにしたいという意向から、前面に魔進オラディンをプッシュしたシルエットでデザインされた。単純に魔進ハコブーに魔進オラディンがくっつくだけでは面白くないため、合体することで顔になるギミックが搭載された。元は飛行メカだが、ロボに合体することであえてマッシブになるものとなっている。キラメイジンとは赤色の使い方が異なるバランスとなっており、あえて下半身をシルバーにしている。形態によって異なる色が出てくるハコブーに差し色としてオラディンの水色が入ることで、また異なる見えざまのロボになるという変化を目指してデザインされた。当初金色部分が黄土色のようであったが、工場から異なる成型色の金色を上げられてそれが採用された。ウェポン魔進が多かったため、本作品のロボでは初の握り拳の両手となっている。大きなハコブーのウイングを活かすために斧型の武器となった。 エピソード29の「私も戦っちゃうぞー!」というセリフは台本にはなくAPの瀧島が追加したもの。 スペック 名称全高全幅胸厚総重量スピード出力初登場ランドメイジ47.0m 35.5m 17.5m 3200t 400km/h 1600万馬力 エピソード2 スカイメイジ26.5m 30.0m 13.8m 600t 1000km/h 300万馬力 キラメイジン47.0m(胸上まで50.0m) 35.5m 23.5m 3800t 500km/h 1900万馬力 エピソード3 スモッグジョーキー50.7m 23.7m 59.0m 2600t 400km/h 1300万馬力 エピソード4 キングエクスプレス50.0m(胸上まで61.2m) 48.5m 16.7m 3200t 600km/h 1600万馬力 エピソード7 ギガントドリラー50.0m(胸上まで57.2m) 40.0m 17.7m 4400t 350km/h 2200万馬力 エピソード17 キングエクスプレスザビューン53.2m(胸上まで61.2m) 52.0m 18.5m 3200t 650km/h 1600万馬力 エピソード22 グレイトフルフェニックス49.5m(翼上まで58.0m) 62.0m 16.8m 2900t 800km/h 1450万馬力エピソード29
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