工藤監督時代とは? わかりやすく解説

工藤監督時代

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:28 UTC 版)

福岡ソフトバンクホークス」の記事における「工藤監督時代」の解説

2015年 4月3位終えるも、5月17日にはそれまで首位だった日本ハム抜き首位に立つ。交流戦12勝6敗、首位日本ハム0.5ゲーム差2位終えるも、6月16日阪神対日本ハム戦で日本ハム敗れたことで、ソフトバンク交流戦最高勝率確定チーム打率287チーム本塁打23本、90得点はいずれ12球団トップ前半戦2位日本ハム3.5ゲーム差首位終える。8月5日対日本ハム戦に勝ったことで、マジック38点灯福岡移転後最速での点灯となった9月6日、対楽天戦に5-3勝利し3位以内確定、両リーグ一番乗りでのクライマックスシリーズ進出決めた9月17日本拠地での対西武戦5-3勝利しパ・リーグ最速リーグ優勝決める。リーグ優勝2年連続19回目リーグ連覇2010年・2011年以来5回目となる。9月26日の対ロッテ戦勝利南海・ダイエー時代含めて史上5球団目の球団通算5000勝を達成10月4日の対楽天戦に勝利しシーズン90勝を達成シーズン90勝は球団では南海時代1956年96勝(526分け)して以来59年ぶり。最終的に2位日本ハム12ゲームという大差をつけてのリーグ優勝となった。クライマックスシリーズファイナルステージではファーストステージ勝者ロッテ対戦初戦内川サヨナラヒット先手を取る李大浩が期間中に2本のホームラン放つなど打線爆発しシーズン中勢いそのまま4勝0敗(アドバンテージの1勝を含む)とストレート勝ちで、2年連続日本シリーズ進出決めた東京ヤクルトスワローズ対戦した日本シリーズでは4勝1敗で2年連続7度目の日本一達成日本シリーズ連覇21世紀初と球団史上初となった柳田悠岐打率.363・本塁打34本・盗塁数32個の成績で、首位打者タイトル獲得同時にトリプルスリー3割30本30盗塁)を達成しパ・リーグMVPにも選出された。ドラフトでは髙橋純平を3球団競合の末に獲得オフ新外国人としてロベルト・スアレス獲得シカゴ・カブス自由契約となった和田5年ぶりに復帰李大浩スタンリッジの両外国人選手自由契約となった李大浩MLBマリナーズスタンリッジロッテ移籍)。松中他球団での現役続行視野退団するも、獲得球団現れなかったため、現役引退した2016年 この年3月より二軍本拠地福岡市雁の巣レクリエーションセンター野球場からHAWKSベースボールパーク筑後移転した李大浩代わる新たな外国人野手補強せず、開幕から純国産打線となるも、前年同様前半戦快調に首位飛ばし交流戦でも2年連続最高勝率チームになるなど、一時史上初の6月マジック点灯可能性もあった。しかし、中盤から最大11.5ゲーム差あった日本ハム怒涛追い上げを喰らい、その間主力選手故障不振者が続出。特に救援投手故障不振者の続出が深刻で、この年シーズン先発投手勝利12球団トップ記録したものの、救援勝敗では5月以外勝ち越しがなく、後半戦8月月間成績における救援勝敗は0勝6敗を記録その結果失速一途をたどり、8月末には日本ハム首位奪われてしまう。その後日本ハムとの熾烈な首位争い突入するも、9月21日22日対日本ハム2連戦連敗9月28日日本ハム優勝したことにより、リーグ2位が確定クライマックスシリーズではリーグ3位ロッテ対戦。2連勝ストレート勝利しリーグ2位としては2009年楽天以来7年ぶりにファイナルステージ進出決めたファイナルステージリーグ優勝日本ハム対戦するも、2勝4敗で日本ハム敗戦3年連続日本シリーズ出場はならなかった。 日本復帰1年目和田15勝を挙げ最多勝となったオフロッテ自由契約となったアルフレド・デスパイネ獲得2017年 3月31日シカゴ・カブス自由契約となった川﨑が6年ぶりに復帰交流戦では広島同率での最高勝率となり、広島勝ち越したため3年連続最高勝率球団となった公式戦では5月18勝7敗と大きく勝ち越し4位から2位浮上一方5月10日新外国人としてリバン・モイネロ獲得7月7日首位に立つが、9日には2位陥落8月上旬入り楽天との間で首位2位入れ替わり数回繰り返した後、8月15日に対オリックス戦勝利し、両リーグ最速70勝目ソフトバンク球団創設通算1000勝目挙げるとともに首位浮上その後首位独走し9月16日には対西武戦勝利しパ・リーグ史上最速でのリーグ優勝決めたまた、1シーズンチーム失策38最小タイ記録達成した1991年西武挙げて以来記録で、当時シーズン試合数が130試合であり、1991年より試合数が多い条件での記録となったクライマックスシリーズではリーグ3位楽天対戦2連敗後に3連勝しアドバンテージ1勝を含む4勝2敗で日本シリーズ進出決める。迎えた日本シリーズではDeNAと初の対戦、3連勝して先に王手決めるがその後2連敗喫し、第6戦でサヨナラ勝利して4勝2敗で2年ぶりの日本一果たしたサファテ日本プロ野球新記録となる54セーブ挙げ3年連続最多セーブ投手となり最優秀選手および正力賞選出されたほか、東浜巨16勝を挙げ菊池雄星西武)と同数での最多勝東浜のほか千賀滉大とバンデンハークも2勝利それぞれ13勝)を達成岩嵜翔46ホールドポイント挙げ最優秀中継ぎ投手デスパイネ35本塁打103打点本塁打王打点王二冠となったオフ新外国人としてジュリスベル・グラシアル獲得2018年 開幕前に髙谷裕亮関節炎離脱し同じく栗原陵矢も左肩を脱臼のため全治6か月開幕絶望的になった。しかし、残る唯一の一軍経験者甲斐拓也侍ジャパン招集されたこともあり、オープン戦一軍経験のない谷川原健太九鬼隆平らが同行する緊急事態となった。これを受けて3月27日育成登録だった捕手堀内汰門支配下契約を結ぶ。投手陣前年肘内側側靱帯再建手術受けたスアレス来日開幕後まで遅れ、前年左肘骨片除去手術を受け、その後復帰していた和田毅が左肩の違和感訴え出遅れるなど故障者が多数出たこともあり、オープン戦は5勝10敗1分、12球団10位の成績終わったレギュラーシーズンでは前年優勝立役者だった千賀サファテ・岩嵜らの怪我人続出し5月下旬から8月中旬まではロッテ・オリックスとの3位争いとなり、8月には一時期借金態となる。8月下旬から連勝し日本ハム抜き2位になり、さらに西武猛追するが、9月15日からの対西武3連戦で3連敗喫し西武マジック11点灯9月27日からの直接対決では再びメットライフドーム西武連敗し9月30日福岡ヤフオク!ドームでのロッテ戦敗れたことで、優勝マジック1としていた西武優勝決定したため、6ゲーム差つけられリーグ連覇逃し2位レギュラーシーズン終えた。 クライマックスシリーズファーストステージではシーズン3位の日本ハム対戦して2勝1敗でファイナルステージ駒を進めると、リーグ優勝した西武対戦柳田の2本塁打・8打点などの活躍もあり昨年同様3戦目から5戦目まで3連勝し、4勝2敗(西武アドバンテージによる1敗含む)で2年連続18度目の日本シリーズ進出決めた。なお、ソフトバンクリーグ優勝以外でクライマックスシリーズ突破して日本シリーズ進出したのはこのシーズン初めてである。広島東洋カープとの日本シリーズではシリーズ史上最多8度盗塁阻止甲斐6度盗塁阻止日本シリーズ最多補殺新記録)などの活躍見せ広島機動力完璧に封じ込み、4勝1敗1分け下し平成最後の日本シリーズ2年連続9度目の優勝飾りパ・リーグ球団では初めセ・リーグの全6球団相手日本シリーズ制した球団となった同一監督による連続日本一球団初。リーグ連覇果たしていない球団連続日本一になるのは史上初となり、平成日本シリーズ優勝はこれが7度目で、それまで6度並んでいた巨人抜いて単独最多となったソフトバンク2003年2011年含めシリーズ出場6連続優勝史上最長11連続巨人19611963、1965~1973年)に次ぎ西武198619881990~1992年)に並ぶパ・リーグ最長記録となった日本シリーズMVP選ばれ甲斐拓也育成出身史上初のMVPとなったオフ本多雄一城所龍磨現役引退したまた、攝津正退団し他球団現役続行目指していたが、オファーはなかった。 2019年 1月8日攝津正現役引退したシーズン開幕から故障者が続発する中、投手陣ではプロ2年目アンダースロー高橋礼同年新人王受賞)が先発で、高卒4年目髙橋純平ドラフト1位ルーキー甲斐野央中継ぎセットアッパーとして奮闘した野手陣では故障者が続発する外野手の中で、飛躍見せた育成出身釜元豪や、同じく育成から支配下登録され、勝負所での代走守備固めとして起用され周東佑京などの若手選手がその穴を埋めてみせた。若手活躍もあり7月には2位に7ゲーム差前後つけて首位に立つものの、8月下旬頃から西武猛追9月中旬首位から陥落、そして9月24日試合西武勝利しソフトバンク敗れたため、西武優勝ソフトバンク2位確定リーグ優勝逃した。しかし、クライマックスシリーズではファーストステージ楽天に1敗のあと2連勝ファイナルステージ進出、そのファイナルステージでは西武負けなしの4連勝勝ち上がり日本シリーズ進出した。非リーグ優勝のまま日本シリーズに2回進出したのはソフトバンクが初である。19年ぶりに巨人との対戦となった日本シリーズでも負けなしの4連勝ポストシーズン破竹10連勝締め3年連続日本一を手にし、「令和最初日本一球団となった。 これにより、ソフトバンク2010年代セ・リーグ全ての球団相手日本一達成したオフ出場機会増加希望した福田秀平千葉ロッテマリーンズFA移籍福田移籍ロッテコーチで元ホークス鳥越裕介移籍熱望したのが大きな理由であったという。江川智晃らが現役引退したスアレス自由契約となった阪神移籍)。ヤクルト自由契約となったウラディミール・バレンティン新外国人としてマット・ムーア獲得2020年 一軍本拠地球場名称が「福岡PayPayドーム」に変更された。 開幕前の練習試合内川聖一が大不振開幕二軍スタート決まり、また新型コロナウイルス感染症の流行影響グラシアルデスパイネ来日できず、中村晃ケガのため、開幕に間に合わなかった。開幕後松田宣浩バレンティンなど、主力選手打撃振るわず開幕スタートダッシュ失敗した一方開幕スタメン抜擢され若手栗原陵矢開幕戦サヨナラヒット放つなどシーズン序盤好調キープしていた。7月10日(対楽天)に福岡ドーム1000勝を達成したシーズン開幕6月19日から無観客試合続いており、この試合シーズン初め観客入れて試合だった。また、延長10回(2020年シーズンの特別ルールにより延長10回まで)の柳田悠岐サヨナラ本塁打決着し節目となる記念すべき勝利添えた打順をほぼ毎日組み替えるなど工夫重ねた結果勝利を積み重ねて7月下旬には初め首位浮上した8月1日二軍調整中の長谷川勇也新型コロナウイルス感染症PCR検査陽性判定され、これを受け、翌2日試合(対西武福岡PayPayドーム)は中止となった8月中旬グラシアルデスパイネ下旬ムーア相次いで復帰同月内は幾度か首位から陥落するも、いずれも1日首位返り咲いた9月になると楽天大きく後退し事実上優勝争いロッテソフトバンク一騎打ちとなった9月17日対日本ハム札幌ドーム)、15日深夜急逝した三軍コンディショニング担当川村隆史悼んで選手ユニホーム左袖喪章着け試合臨んだ。この試合1000本安打を達成した中村晃ヒーローインタビュー川村対す思い語った9月後半からは周東佑京打撃調子上げリードオフマンの座を掴んだ9月・10月初旬ロッテ迫られて再び首位陥落危機に立たされるも、10月中旬以降投手陣安定10月チーム得点142点を記録するなど打線好調で、11日(対ロッテ福岡PayPayドーム)、13日14日(対オリックス京セラドーム大阪)と球団記録に並ぶ3試合連続無失点勝利達成するなど、10日(対ロッテ福岡PayPayドーム)から連勝続けコロナ禍主力選手多数一時戦線離脱したロッテ一気突き放し21日対日本ハム札幌ドーム)には工藤監督就任後最長となる10連勝達成し優勝マジック「8」を点灯させた。連勝23日(対西武福岡PayPayドーム)に12まで伸ばすなど、11試合先発勝ち投手になり、その後順調にマジック減らし27日試合(対ロッテ福岡PayPayドーム)に勝利し3年ぶり19度目のリーグ優勝決めた31日(対西武メットライフドーム)の勝利で、月間22勝(4敗1分)・月間貯金18プロ野球新記録を樹立した。終わってみれば、2位ロッテ14ゲーム差つけての圧勝であった。 周東が10月プロ野球新記録となる13試合連続盗塁決めるなど8月から一気盗塁積み重ね最終的にシーズン50盗塁決めて盗塁王輝いたまた、柳田最多安打タイトル獲得し2度目パ・リーグMVP選出された。投手では千賀滉大石川柊太がともに11勝を挙げ同じく11勝の楽天涌井秀章最多勝タイトル分け合った千賀最優秀防御率および最多奪三振オリックス山本由伸同数)のタイトル石川最高勝率タイトルも手にした。また、モイネロ最多ホールドタイトル中村晃自身初のゴールデン・グラブ賞一塁)を獲得した森唯斗リーグ2位の32セーブ、ほぼ1年間スタメンに名を連れた栗原得点圏打率.333を記録したチーム防御率12球団唯一の2点台(2.92)、チーム得点前年2019年リーグ4位(582)から同2位531)、本塁打はリーグトップの126本、盗塁もリーグトップの99一方内川はこのシーズンでの一軍出場がなく、同シーズン限り退団したヤクルト移籍)。 ロッテとのクライマックスシリーズCS)では2戦ともに先制点取られながらも逆転勝ち収めアドバンテージの1勝を含め3勝とし史上初のCS4連覇果たした11月25日日本シリーズ・第4戦(福岡PayPayドーム)で読売ジャイアンツに4対1で勝利し、4勝0敗で4年連続11度目の日本一達成した。なお、2年連続の4勝0敗は史上初、4年連続日本一パ・リーグであった栗原MVP輝いたオフムーア自由契約となった日本ハム自由契約となったニック・マルティネス新外国人としてコリン・レイ獲得2021年 開幕4連勝滑り出し良く序盤首位に立つこともあったが、その後千賀滉大東浜巨森唯斗モイネログラシアル周東佑京といった主力選手故障相次いだ上、松田宣浩デスパイネバレンティンベテラン陣の不振重なり上位キープすることはできなかった。8度優勝誇った得意の交流戦でも5勝9敗4分け球団ワースト勝率3割5分7厘と大失速した。 東京オリンピック日本代表には柳田悠岐栗原陵矢千賀滉大甲斐拓也選出され金メダル獲得したまた、アメリカ代表にもマルティネス選出され銀メダル獲得している。 オリンピック中断間中ダリエル・アルバレス獲得するも、中断間明けの後半戦低迷から抜け出すことはできず、9月には借金生活に突入9月後半入って持ち直して3位楽天に迫るが、10月に入ると引き分け挟んで8連敗と再び大きく後退したことが響き最終的に10月23日楽天戦で直接対決敗れ、4位が確定し球団初の日本一翌年Bクラスとなり、5年連続日本一はならなかった。 一方バレンティンウェイバー公示され、結果残せなかったアルバレスロッカー内で他の選手私物盗まれ事案関与したことを認めた古谷優人自由契約となった甲斐中村晃柳田ゴールデングラブ賞柳田ベストナイン選出された。契約最終年だった工藤監督監督7年間で5回の日本一実績残して退任また、長谷川勇也現役引退し釜元豪川原弘之川島慶三髙谷裕亮らが自由契約となった高谷引退してコーチ川原引退してスコアラー転身川島釜元楽天移籍)。一方ドラフト1位風間球打投手交渉獲得したまた、将来的には現在の三軍制を「四軍制」にまで拡張する方針示し育成ドラフトでも大量14人を指名した工藤後任監督として、藤本博史就任した福岡移転後、元南海ホークス選手ホークス監督となるのは、福岡移転初年度南海時代から引き続きダイエー監督務めた杉浦忠以来32年ぶりで、ソフトバンクとなってからは初。 オフ中日からFA宣言した又吉克樹新外国人としてフレディ・ガルビスタイラー・チャトウッド獲得8月8日付で退団したコリン・レイ復帰FA入団した又吉人的補償として岩嵜翔中日、9勝を挙げたマルティネスサンディエゴ・パドレス移籍

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