アンダースローとは? わかりやすく解説

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アンダー‐スロー

underhand throwから》野球などで、腕を下からすくい上げるようにして投げ投げ方。下手(したて)投げアンダーハンド。⇔オーバースロー

アンダー‐スローの画像
撮影Keith Allison [CC BY-SA 2.0] https://goo.gl/Jv2MwZ

アンダースロー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/08 22:51 UTC 版)

アンダースロー英語: underhand pitch, submarine)とは、野球などの球技における投法の一つである。下手投げとも呼ばれる。投手がボールリリースする際に身体が沈むこと、あるいはボールが下から上に上がってみえる(実際には放物運動である)ことから、特に野球では潜水艦になぞらえてサブマリン投法とも呼ばれる。なお英語の underthrow は「受け手のいる位置よりも手前に投げる」という動詞であり[1]、下手投げの呼称としての「アンダースロー」は和製英語である。また、アンダースローで投げる投手は underhander または submariner と呼ばれる[2][3]


  1. ^ ウィクショナリー英語版「underthrow」
  2. ^ ウィクショナリー英語版「underhander」
  3. ^ ウィクショナリー英語版「submariner」
  4. ^ a b 高崎 (p.5)
  5. ^ 渡辺 (2006, pp.81 - 84)
  6. ^ ジェームス・H・ブラーツ、プレム・P・ゴギア『The Mechanics of Pitching』「ジャーナル・オブ・オーサペディック&スポーツ・フィジカル・セラピー英語版 Vol.9 No.2」1987年8月、67-69頁。
  7. ^ ジェームス・A・オルブライト、ピーター・ヨークル、ロバート・ショウ、ジョン・P・オルブライト『Clinical study of baseball pitchers: correlation of injury to the throwing arm with method of delivery.』 「アメリカン・ジャーナル・オブ・スポーツ・メディシン英語版 Vol.6 No.1」1978年、15-21頁。
  8. ^ ■世界野球史で最強だった杉浦忠の38勝4敗の真実 - [著小野俊哉] - 犬耳書店
  9. ^ 「南海ホークス栄光の歴史 1938-1988」ベースボールマガジン社 2012年
  10. ^ スポーツグラフィック ナンバー編「豪球列伝」文春文庫ビジュアル版 1986年
  11. ^ a b 『魔球伝説―プロ野球 不滅のヒーローたち』Sports Graphic Number、1989年9月、79頁。
  12. ^ 野球殿堂記者投票への考察=第48回(2004年度) 仰木彬選出、バースは「競技者表彰資格」失う。特別表彰は秋山登 - 蛭間豊章記者の「Baseball inside」
  13. ^ 渡辺 (2006, pp.45)
  14. ^ 渡辺 (2006, pp.45 - 52)
  15. ^ 渡辺 (2006, p.155)
  16. ^ a b Sal Baxamusa (2008年8月2日). “Brad Ziegler, AL Rookie of the Year” (英語). The Hardball Times. 2010年10月26日閲覧。
  17. ^ 渡辺 (2006, pp.204 - 205)
  18. ^ a b 渡辺 (2006, pp.164 - 165)
  19. ^ 渡辺 (2006, pp.155 - 156)
  20. ^ 上・横・下・左から 多彩な投手育成、目先変える継投策 - 朝日新聞デジタル、2021年7月13日。
  21. ^ a b 渡辺 (2006, pp.71 - 73)
  22. ^ 一般社団法人日本野球機構 (2019年12月18日). “歴代最高記録 与死球 【通算記録】” (日本語). http://npb.jp/bis/history/ltp_hb.html 2019年12月18日閲覧。 
  23. ^ 出野 (2004年, p.513)
  24. ^ 高崎 (p.14)
  25. ^ Former Submarine Pitcher Kent Tekulve Explains Mechanics - baseballnews.com、2011年11月1日。
  26. ^ プロ野球史上最強のリリーフエースは誰だ?(福本豊,山﨑武司) - 現代ビジネス講談社
  27. ^ 巨人・原監督 坂本、中田翔を外し左打者8人打線「相性とかじゃなくてチームの最善策ですね」 - スポニチ Sponichi Annex、2023年6月2日。
  28. ^ [アンダースロー対策を徹底したソフトバンク打線 中村晃から始まる「左打線」が見せた逆方向への意識] - 西スポWEB OTTO!、2023年7月6日。
  29. ^ a b 不世出のアンダースロー左腕・永射保が語っていた「左殺し」の誇り - web Sportiva、2017年07月05日。
  30. ^ クセが凄い! 左サイドスロー列伝。高梨雄平が巨人で活躍、その理由は? - Number Web、2020年9月8日。
  31. ^ 渡辺俊介『野球アンダースロー (スポーツ極みシリーズ)』ベースボールマガジン社、2016年11月18日。
  32. ^ 『アンダースローの投球は打ちにくいのか-VRを用いた実験的検討-[1]北陸先端科学技術大学院大学、2019年11月21日。
  33. ^ a b c 渡辺 (2006, p.91 - 93)
  34. ^ a b Doyle (2000, p.54)
  35. ^ 佐山 (2007, p.7)
  36. ^ a b c d e 内田 (2007, pp.69 - 75)
  37. ^ a b 高崎 (p.1)
  38. ^ 佐山 (2003年, p.41)
  39. ^ 佐山 (2003, pp.71 - 75)
  40. ^ 佐山 (2005, p.27)
  41. ^ 高崎 (p.2)
  42. ^ Joe Posnanski (2007年7月15日). “You can't always judge a pitcher by his fastball”. The Kansas City Star. 2016年12月27日閲覧。
  43. ^ 御子柴進田村勤葛西稔伊藤敦規らであるが、葛西以外はサイドスローとして分類されることも多い。
  44. ^ Rhodes (2007, p.43)


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アンダースロー

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RING (島袋光年の漫画)」の記事における「アンダースロー」の解説

下手投げ。時々、試合でも使われるシュート方法

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アンダースロー

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リック・バリー」の記事における「アンダースロー」の解説

バリー象徴的な"アンダースロー"によるフリースローは非常に高い精度発揮し、彼はキャリア通してフリースローで高い成功率維持し続けNBA歴代3位となるキャリア通算成功率90.00%をはじめ、計6回(ABA時代含めれば9回)の成功率リーグ1位など、フリースローに関する様々な記録残したバリー自身、このアンダースローをし始めた時期をよく記憶していないが、少なくとも高校3年生の頃にはすでにアンダースローによる投法を身につけていたという。それ以前バリーフリースロー成功率は約70%と平凡なのだったが、父の助言によってアンダースローを取り入れた当初はこの奇妙な投げ方にあまり気乗りしなかったものの、少しずつ悪くないかも知れない」と思い始めたキャリア後半にはボールを放る瞬間の手首の形を変えることでフォーム改善成功しNBA最後の6シーズンはいずれ成功率90%以上の好成績残した。なお、アンダースローはバリーオリジナルであったわけではなく1940年代以前一般的に用いられていた。 フリースロー成功率成績 NBAABANBA合計1966 1967 1969 1970 1971 1972 1973 1974 1975 1976 1977 1978 1979 1980 試技660 852 454 463 507 730 397 464 436 311 392 409 169 153 6,397 成功569 753 403 400 451 641 358 417 394 287 359 378 160 143 5,713 成功率 86.2% 88.4% 88.8% 86.4% 89.0% 87.8% 90.2% 89.9% 90.4% 92.3% 91.6% 92.4% 94.7% 93.5% 89.3% リーグ順位 2 2 1 3 1 1 1 2 1 1 2 1 1 1 4 後年シャキール・オニールフリースロー成功率悪く悩んでいる時に、このフォーム伝授しようとしたことがあったが、オニールは「スタイルかっこ悪い」という理由断ったまた、漫画スラムダンク』の主人公桜木花道は、なかなかフリースロー入らない中、偶然彼と同じフォーム思いつく

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