大戦中の人物
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「ノーゲーム・ノーライフ」の記事における「大戦中の人物」の解説
リク・ドーラ 声 - 松岡禎丞 大戦時の人間であり、当時は2000人弱の集落を率いていた。容姿は空と似ている。 龍精種と機凱種が交戦した際の流れ弾で生まれ故郷が壊滅、両親を亡くす。その後はコローネのいた集落にたどり着くが、その集落も後に壊滅し、直後の子供離れした判断力により、僅か13歳にして1000人超の集落の長を任された。 2000人を生き残らせるために累計48名の仲間に死ぬことを命じており、その行為に矛盾を抱え日々苦悩していた。 普段は本心を隠し、偽りの自己を形成して凌いでいるが、自分の部屋の中でだけは感情を爆発させる。 シュヴィによって自分の本心(誰にも死んで欲しくない)を暴かれ、シュヴィと「幽霊」を率いて大戦を終わらせるため、大謀を計略する。 大戦を終わらせる決意をした後にシュヴィに求婚し、(おそらく史上初である)異種族間での結婚をした。 最終的にはシュヴィを犠牲としながらも星の核を貫くことで『星杯』を出現させ、大戦を終わらせたが、リク自身はその余波で消失してしまう。 テトはリクとシュヴィを現時点の『 』よりもずっと強いと評している(『 』が攻略を保留にしてるリアル人生ゲームに真っ向から挑んで“引き分け”まで持ち込んだ点を踏まえて)。 空との違いは、“自分自身すら欺く”大人としての要素を持ち合わせていることである。 大人と子供の両側面を持つがゆえに空よりも勝るが、それゆえに片方の自分に嘘をつくことになり、大戦終了時には後悔を残しながら死ぬこととなる。 また、リクは最後まで“カッコよく生きる”のに執着していたが空は最初から“最高にダサく生きる”ことを根本に据えているために対比になっている。 コローネ・ドーラ 声 - 日笠陽子 集落の住人の1人であり、リクの義理の姉(コローネがリクを弟にすると言い出した)。リクからはコロンと呼ばれている。 自称、滅びた国の王族の一人であると主張している。 遠征時に真ん中から折れた道具を地精種の「遠距離望遠鏡」であることを瞬時に見抜き、犠牲覚悟で持ち帰ることを提案するなど、観察力と洞察力はかなり高く、また、試行錯誤の末に精霊で駆動しない手動式に改造するという優れた手腕を持つ。『星杯』の仕組みを1度聞くだけで理解するなど、頭がいい。 シュヴィが人間でないことに気づいてもそれを指摘しないほどにリクのことを信頼している。 リクとシュヴィの結婚式の仲人になり、幽霊として残すことができない書類の代わりに祖父から継いだ宝石の裏面に3人の名前を刻んだ。 リクが大戦終結に動き始めたため、彼に代わって集落をまとめる立場になり、大戦終了後にはエルキアを建国して女王となり人類種を導いた。後のエルキアにおいては、「生涯泣いた姿を見た者はなく、知性と笑顔に溢れた才女」であったと伝えられており、ドーラ家の誇りであるとステフは語っている。 ステフおよび先王の遠い先祖である。 イワン・ツェル 声 - 大川透 集落の住人の1人。リク、アレイとともに地精種の空中戦艦の残骸を調査していた。 リクやアレイより1回り年上。面倒見がよく、リクの世代の者でイワンに借りがない者はいなかったという。 下位の妖魔種に遭遇し、囮となって死亡した。 後に彼が持ち帰った情報により得た戦略図によって、『幽霊』たちは地精種の『髄爆』の情報を得、さらに森精種の『虚空第零加護』の試験炉を発見するなど、大戦終結の遠因となってゆく。 クラミー・ツェルの祖先に当たる。 アレイ 声 - 興津和幸 集落の住人の1人。リク、イワンとともに地精種の空中戦艦の残骸を調査していた。 イワンより1回り若い。獣人語を完璧に話すことができ、大戦終結を狙うリクの「ゲーム」に「幽霊」の1人として参加した。 獣人語の血壊固体に対して、地精種の『髄爆』実験の情報を与える。 その際、『霊骸』を大量に服用し獣人種に襲われないようにした。 獣人種を誘導した後は、血清を使用し2日間痙攣したが治癒した。 マルタ 集落の住人の1人。イワンの妻。劇場版ではコロンがノンナの世話を見ていたため未登場。 ノンナ・ツェル 声 - 井口裕香 集落の住人の1人。イワンとマルタの娘。 クラミーの遠い先祖。 サイモン 集落の住人の1人である、年かさの男。
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大戦中の人物(エルフ)
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シンク・ニルヴァレン 声 - 能登麻美子 「大戦」時の当代一の術者で、伝説の域にあると言われた八重術者(オクタキャスター)。対外的には「ニーナ・クライヴ」を名乗っている。 フィール・ニルヴァレンの祖先。 普段は普通に話しているが、本来はフィールのような話し方をする。しかし、性格はより凶暴で残虐。 神霊種の正体に独力で回答を導き出した数少ない人物の一人。 作中よく見かける神霊種の解説文「我を得た概念」は彼女の発言からの引用。 ジブリールによって失われた魔法大系を一代で再度超えるほどの卓越した頭脳を持つ。 その一方で、生活能力は低く、全ての雑務をニーナ・クライヴにまかせっきりにしている。 友人も知人も少ないが、唯一ニーナのことを信頼し友人以上の感情を持っており、よくセクハラをして遊んでいる。 ニーナ・クライヴ 「大戦」時の人物。エルフの歴史上、2人しかいない“八重術者(オクタキャスター)”の一人とされる。 6巻においては、シンク・ニルヴァレンの“偽名”とされたが、リクから「意思者はシンク」であると突き止められる。 その後、短編「ノーゲーム・ノーライフ プラクティカルウォーゲーム」にて実在した人物であると判明。 “五重術者(ペンタキャスター)”ではあるが、シンク・ニルヴァレンの“傀儡”として「花冠郷(グラン・メイガス)」に就任する。 生活力が皆無なシンク・ニルヴァレンのために家事をこなし、彼女の代わりに花冠郷の仕事を行った(全てシンクの指示)。 シンク・ニルヴァレンの偽装工作により、後世では「天才」として歴史に名を残した。 後の歴史では、『ニルヴァレン家は存続し、クライヴ家は断絶した』とある。 なお、男性であるが、短編終盤までシンクに性別を一度も悟らせず、様々な触手攻めや媚薬攻めに耐え抜いた。 終戦後は”1年未満に国を作れば男性として、作れなければ女性に性転換させて結婚する”ゲームをシンクに挑まれ、”盟約に誓って”のゲームを行っている。『霊壊術式』 シンク・ニルヴァレンが地精種を仮想敵として、大戦を終結させるために開発した5つの大魔法、およびその魔法に用いられる術式の総称。 本来魔法の発動に触媒を使わない森精種が、触媒を利用し、かつ造物主である“森神カイナース”の加護をうけてはじめて成り立つという大魔法。 全て「封印魔法」である。 名称の元ネタは、インド哲学(ウパニシャッド哲学)における五大。「風(ヴァーユ:वायु)」「水(ジャラ:जल)」「火(アグニ:अग्नि)」「地(ブーミ:भूमि)」そして、「空(アカシャ:आकाश)」から来ている。 『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』 百八十六重術式とカイナースの加護で発動する『霊壊術式』の一つ。 幻想種の「核」を強制的に“書換える”ことによって『霊壊』による爆弾にする大魔法。 単体の爆発でも、幻想種という途方もないほど巨大な精霊量を『霊壊』させる戦略兵器でありながら、その本来の目的は『霊壊』現象そのものにある。 『霊壊』の爆発は、巻き込まれた生物・生命・物体に含まれる精霊すら“書き換え”“誘爆”を続けながら連鎖的に爆発してゆくため、爆発に巻き込まれたが最後、影響範囲内のすべての精霊が爆発に巻き込まれ威力を増しながら被害は拡大してゆく。 巻き込む対象が多ければ多いほど、精霊が多ければ多いほど威力も規模も無尽蔵に増大してゆく決戦兵器。 「生命」と定義される上位の存在を跡形もなく消滅させることができる。 龍精種が自己の生命と引き換えに存在そのものを攻撃に転じる「崩哮(ファークライ)」からヒントを獲たもの。『霊壊術式』のひとつ。 『一動第一加護(ヴァー・ユ・アンセ)』 八十六重術式とカイナースの加護で発動する『霊壊術式』のひとつ。 別の座標に存在する物体と空間を“非擬似空間転移”させる『霊壊』術式。 通常の手順をもって行われる“空間転移”“擬似空間転移”や“召喚”と異なり、“召喚元の座標”をそのまま呼び出し共有する術式。 空間そのものに穴を開けて実際に呼び寄せる“空間転移”や、異なる空間を繋げて移動する“擬似空間転移”、別の座標にあるものを呼び出す“召喚”。さらには、妖精種が得意とする“位相の異なる空間”を転移させて空間を“上書き"するものではない。 移動させているのは“指定された空間”そのものであり、その本来の目的は“封印された空間”を別空間と“共有”することにある(厳密には植物の種族のために、特別な術式によって編まれた「茨」と「茨」のポント間を共有するものと思われる)。 元ネタは五大の思想のひとつ「ヴァーユ(風)」。法則としては「動」「“運搬”の働き」「移動」「具体的行動」などを表す。 『不動第二加護(ジアー・ラ・アンセ)』 九十九重術式とカイナースの加護で発動する『霊壊術式』の一つ。 精霊の流れそのものを封じ、残った精霊を『霊壊』させ誘爆させることで一定空間内の精霊を「0」にし、一切の魔法を使えなくする魔法。 一定の範囲内における、精霊回廊の流れを「封じ」て、空間内部に残留した精霊を『霊壊』による誘爆で一掃することで精霊によって駆動するすべての魔法・技術を停止させる。 誘爆に際して、空が誘爆の炎に包まれながら精霊を爆破してゆき、自然法則を司る精霊、ついには「霊壊術式」を発動している精霊すら焼き殺す。 その間、指定された空間内部の全ての動き・働きが停止することから『不動第二加護』と呼ばれる。 停止している時間は、術の発動から『不動第二加護』を発動している精霊まで停止・誘爆されるまでのほんの僅かな時間である。 元ネタは五大思想のひとつ「ジャラ(水)」から。法則としては「動」「冷静さ」「抽象的な働き」「万物に必要なエネルギーの供給」などを表す。 『終天第三加護(アグ・ニ・アンセ)』 百三十七重術式とカイナースの加護で発動する『霊壊術式』。 術式と同じ数の花弁をもった『睡蓮』の形をしており、発動と同時に対象を137ある花弁で包み込み、『霊壊』による有爆により一切を抹消する。 束縛され、零距離で放たれる小型版『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』のような大魔法。 花弁一つ一つに、術式が施され、精霊に反応して即座に『霊壊』による誘爆を引き起こす。 本来ならば、花弁に包み込んだ瞬間に爆発するのだが、直後に「不動第二加護」を使ったため爆発寸前で「停止」した。 結果として、牢獄のような役割を果たすことになる。 元ネタは五大思想のひとつ「アグニ(火)」。法則としては「動」「具体的な動機」「激しい動き」「熱性や反応」を表す。 『久遠第四加護(クー・リ・アンセ)』 時空間的多元性を断つことで、時間的 空間的な『断絶』を発生させ、一切の攻撃を遮断する大魔法。空間そのものが断裂しているために、物理的な攻撃は一切届かない。SFにおける、ステイシスシールドのような効果に加え、時間的連続性すらも遮断するために、万が一空間を越える様な攻撃があっても完全に封殺する。『霊壊術式』のひとつ。 理論的な根幹は時空間の“封印魔法”。 龍精種が「多元時空間生命体」であり「時空間の反響」が、その正体であることに着目して応用レベルまで底上げした理論。 その理論上、『虚空第零加護(アーカ・シ・アンセ)』『髄爆』の直撃にすら耐えられうる。上位の「生命」たちへの対策も織り込んだ、最強の絶対防御であった。
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