ベガ親衛隊(Dolls)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 18:19 UTC 版)
「シャドルー」の記事における「ベガ親衛隊(Dolls)」の解説
詳細は「ベガ (ストリートファイター)#ベガ親衛隊」を参照 『ZERO3』の時点では「ベガ親衛隊」と呼ばれているが、日本国外版で「Dolls」と名付けられ、この名称が日本版でも『ストV』以降で反映された。全員、洗脳によって親衛隊となっているがそれぞれの個性は保たれている。 キャミィ 元は「キラービー」のコードネームを持つシャドルーの戦闘員。また、『ZERO3』ではベガの遺伝子を持つクローンだったという事実が判明。『ストII』シリーズと『ストIV』シリーズと『ストV』では所属が英軍特殊部隊デルタレッドになっている。 以下の12名は各国の月に由来するコードネームを持つが、一部のメンバーは由来となる言語から綴りが変更されている。また、ユーリ、ユーニ、ディカープリ以外のメンバーの能力は設定上でのみ紹介されていた。『ストV』では一部のメンバーが敵プレイヤーとして登場し、キャミィの通常技と投げ技をベースにそれぞれ固有の必殺技を一つずつ持つ。Vスキルはない。Vトリガーは試合中に発動せず、対戦が始まった時点で自動発動しており、全員が共通してサイコパワーのオーラを身に纏い、攻撃力を上昇させている。 エネーロ (Enero) コードネームはスペイン語の1月に由来する。スペイン出身。ピンク色のドレッドヘアをツインテールにしている。お嬢様口調で話す。チョコレートとハーブティーが好物で、乾燥が嫌い。人を魅了する波長の声の使い手で、声帯模写が得意。マイク(「キャラ図鑑」ではメガホン型の特殊なマイク「シルバーアフタヌーン」)で他のドールズに指令を出したり演説を行い他者を洗脳する。 『ZERO3』では姿を見せないが、これはゲーム中に入れ忘れたことが理由で、基板の中のデータにはドットが存在しておりディカープリ紹介用ムービーではエネーロを追加している。 『ストV』のゼネラルストーリーではCPUキャラクターとしてかりんと対戦する。必殺技は「シルバーアフタヌーン」で大声をあげ、その衝撃波を前方に跳ばすもの。EX版はヒットすると相手を必ず気絶させる。同作のキャミィの『ストV』アーケードモードのエンディングでは、キャミィにケーキを持ってきている姿が確認できる。 フェヴリエ (Février) コードネームはフランス語の2月に由来する。フランス出身。ピンク色のショートヘアの少女で、銃火器の扱いに優れている。対戦ゲームを愛好し、暇を嫌う。『ストV』では茶髪になっており、ゼネラルストーリーではCPUキャラクターとしてバーディーと対戦する。バーディーを「ブタ」、「クソデブ野郎」と呼ぶなど、かなり口が悪い。必殺技はサイコパワーのエネルギーガンを撃つ。EX版は通常版より多数ヒットする。 メルツ (März) コードネームはドイツ語の3月に由来する。ドイツ出身。紫色のボブカットの少女。潜入調査担当。好きなものは読書、チェス、ボードゲーム。知らない人と話すことが苦手なほど人見知りで照れ屋。『ストV』では髪が薄紫になり、眼鏡とベストを着用している。ゼネラルストーリーではCPUキャラクターとしてかりん、ラシード、ファンの3人と対戦する。必殺技はノートパソコンで一発殴りつけるものだが、リーチが極端に短い。EX版は二回殴る。 『ストV』のゼネラルストーリーではディカープリとともに神月家に侵入し、かりんとの闘いに敗れるがアプリーレに救い出される。シャドルー研究所の制御室で自我を取り戻すと、ファンに掴みかかり、そのまま熱源に落下する。その後、ファンは生きていたがメルツの生死は不明。 アプリーレ (Aprile) 彼女はコードネームと本名が同一である(意味はイタリア語の4月)。イタリア出身。肉親にマッジオ(意味はイタリア語の5月)という弟がいて、ローズに彼女の捜索を依頼している。ピンク色のセミロングヘアの少女で、医療担当。ベガ親衛隊(Dolls)の最年長で、しっかり者。ダンスと歌が大好きで、動物が苦手。元体操選手。 『ストV』ではハートのついた眼帯をしている。必殺技は救急箱から毒液を投げつける。EX版はガードしても毒状態になる。ゼネラルストーリーではCPUキャラクターとしてバーディーと対戦する。メルツを助けにきたところをバーディーに返り討ちにされるが、ノウェンベルに助けられた。なお、後にメナトのストーリーモードでもメナトの対戦相手として登場している。 サツキ (Satsuki) コードネームは旧暦の日本語読みの5月に由来する。日本出身。日本刀の使い手で、体術も得意。生真面目で冗談が通じないほど頑固な性格だが、受けた恩は忘れない。好きなものは瞑想と寿司。銃と編み物が苦手。『ストV』では服装が忍者に近いものになり、さらに日本刀の名前が「ムラサメ・ブレード」というものと判明する。ゼネラルストーリーではCPUキャラクターとしてザンギエフと対戦する。戦闘前の映像ではムラサメ・ブレードでザンギエフを斬ろうとしたが、逆にムラサメ・ブレードを折られてしまった。必殺技は忍者刀「ラセツ・ブレード」で、飛び上がって斬りかかる。EX版は食らうと通常版より遠くに吹き飛ぶ。 ユーニ (Juni) コードネームはドイツ語の6月に由来する。豪鬼の格闘データをもとに訓練を行ったといわれている。『ストV』ではデルタレッドに保護されているため、シャドルーを事実上脱退している。 ユーリ (Juli) コードネームはドイツ語の7月に由来する。足技を得意とする。サンダー・ホークの恋人ジュリアと同一人物。 サンタム (Santamu) コードネームはベトナム語の8月に由来するが、発音と綴りはベトナム語の「Thangtam(ターンタム)」ではなく「Santamu」になっている。『ストV』ではエチオピア出身であることが判明した。スポーツが得意で、陽気で細かいことは気にしない性格。自身の身長と同じ長さの槍を使う。「キキ」と名付けたゴールデンライオンタマリンを飼っており、主に諜報活動で活躍させている。たとえ敵であってもあまり傷つけたくないと思っているほど動物好き。注射が苦手。 『ストV』ではネクタイが首飾りに変更されており、ゼネラルストーリーではCPUキャラクターとしてガイルと対戦する。必殺技は槍を前方に投げつけるもので、EX版は真上で回転させてから投げつける。 ジウユー (Xiayu) コードネームは中国語の9月に由来するが、綴りは中国語の「Jiuyue」ではなく「Xiayu」になっている。中国出身。ヌンチャクの使い手。味方に優しく敵に容赦しない性格。敵を倒すためなら手段を選ばない。冷静だが仲間のために尽くすタイプ。『ストV』では相手を威嚇するために京劇面をしている。好きなものは辛い食べ物、焼売、カンフー映画。人の悪口を言う者を嫌う。ヤンユーとは双子の関係。『ストV』ではベガのストーリーで初登場し、ゼネラルストーリーではサンタムやヤンユーとともにキャミィやディカープリと対峙するシーンがあるが、対戦キャラクターにはなっていない。 ヤンユー (Jianyu) コードネームは中国語の陽月(陰暦10月の別称)に由来するが、綴りは中国語の「Yangyue」ではなく「Jianyu」になっている。中国出身。棒術の使い手。『ZERO3』では姿を見せない。気分屋かつ怠け者で自己中心的な性格。三つ編みをシニヨンにした髪型。好きなものは辛い食べ物、餃子、ネット通販。片付けと整理整頓が苦手。ジウユーとは双子の関係。『ストV』ではベガのストーリーで初登場し、ゼネラルストーリーではサンタムやジウユーとともにキャミィやディカープリと対峙するシーンがあるが、対戦キャラクターにはなっていない。 ノウェンベル (Noembelu) コードネームはラテン語の11月に由来するが、綴りはラテン語の「November」ではなく「Noembelu」になっている。インディアンのような風貌で、両手に斧を持って戦う。メキシコ出身。寡黙な性格。野菜作りが得意で、おしゃべりな人が嫌い。嗅覚に優れている。『ストV』のゼネラルストーリーでは神月家に囚われたメルツとバーディーに返り討ちにされたアプリーレを助けている場面があるが、対戦キャラクターにはなっていない。 UDONによるアメリカンコミック版ではサンダー・ホークと同郷で、元々はホークと親しかった家族の娘の「Little Eagle(リトルイーグル)」という名前の少女だったという設定になっている。 ディカープリ (Decapre) コードネームはロシア語の12月に由来するが、綴りはロシア語の「Декабрь(Decabr)」ではなく「Decapre」になっている。外見は仮面を被ったキャミィのような姿をしている。
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